方針と総括2009

スローガン

全社一丸の強じんな理念型経営を推進し、地域振興とまる産業中核クラスター創出をめざします

基本方針

経営労働委員会では、「中小企業における労使関係の見解(労使見解)」の普及と、その実践として、 経営指針を創る会を開催します。
また、「人を生かす経営実践講座」および共育・政策・組織活性委員会との連携を議論し、 会員企業の自主的近代化と強靭な経営体質づくり、同友会運動の発展のため。
専門委員会としての会員相互の学びあい・高め合いのステージづくりを行います。

特に、2009年度の厳しい経営環境を乗り越えるために、中同協の推進する 企業変革プログラムにおける課題を踏まえ、導入・経営改善対策を学ぶ場として 創る会卒業生の方々との関わりを密にし、支部例会や研究グループ会の場で経営の強化を図ります。

①「経営指針を創る会」を自社の経営を経営者(あるいは後継者)自身が見つめなおす機会とし、 明確なビジョンを創り出す場、経営者自身の総合的な能力を身につける場、気づきによる変革道場として位置づけます。

②経営指針の実践に向けた取り組みによる強靭な経営体質づくりをめざし、 当面会員の50%の普及をめざします。経営指針をつくる会を強力に推進し、 企業間(社員間)実践ネットワークによる学びの場への活性化をはかる努力を継続させます。

③厳しい経営環境のもとで、企業経営の根幹を見直し、不況に負けない 企業づくりと地域づくりをめざす、第21回滋賀県経営研究集会を開催します。

④労使見解の学習・実践をあらゆる事業の根幹とし、一層の普及を図ります。

課題と計画

①第28期経営指針を創る会(6月開会)、第29期経営指針を創る会を開催します。

②秋に第21回滋賀県経営研究集会を開催します。

③同友会がめざす企業づくりを明らかにし、中長期ビジョンの策定に取り掛かります。
④経営指針の実践における経営課題を整理し、支部例会、研究グループ会と連携して新たな学習の場づくり、テーマの提案などを行います。



前期の総括

経営労働委員会では経営の根幹である、経営理念・方針・計画を作成する「経営指針を創る会」の活動を進めてまいりました。創る会は年2回の開催で28人の卒業生を生み出し、その後の企業での実践が始まっています。

経営労働委員会は、さらに経営指針を創る会の充実を図るとともに、経営指針成文化運動としてさらに普及を推し進め、委員会として普及とその後の実践のフォローなどのために委員会自体の強化をめざします。

経営労働委員会の主な活動は「経営指針を創る会」ですが、経営に関する課題は広範囲にわたり、経営労働委員会で扱える課題は限られてきます。そこで経営労働委員会では、年間を通じて「労使見解」をテーマに、社会・経済・政治と経営をつなげ、さまざまな課題を学習、実践、教訓を積み上げます。また、他の専門委員会とも協力して経営の総合実践として取り組める学びの場を検討していきます。

また、2008年度には、「人を生かす経営全国交流会」を共育委員会と協力して滋賀で開催することができました。滋賀からの参加者は92人と決して多い数字ではありませんが、当日までの学習会の開催や当日の基調講演、6つの分科会などで全国の会員と学びあうことができました。


《人を生かす経営全国交流会総括》

1)“学ぶ“実行委員会の開催

交流会を開催するにあたり、経営労働委員会から各支部にご協力をお願いし実行委員会を組織しました。企画・運営だけでなく、実行委員が学べる委員会にしよう!ということで中同協から、大野経営労働委員長・前田共同求人委員長をお招きしご報告いただきました。

報告の内容はたいへん学びの多いものでした。ただ残念ながら、実行委員会にご参加頂けた方は非常に少なく、特に前田委員長のご報告の時は参加者が10人足らずで、お忙しい中ご無理言って来て頂いたのにたいへん失礼なことになってしまいました。

2)動員
全体の動員目標は450人。滋賀同友会は150人を目標に動員しました。 募集開始してすぐ全国から多数のお申し込みがあり、この交流会に対する全国の関心の強さを感じました。滋賀での動員は、最初は進みませんでしたが、坂田委員長や理事の皆様のご協力のもと、目標には届きませんでしたが92人のご参加をいただきました。

3)当日の運営

企画段階では寂しかった実行部隊も、当日は、多くの方々が、早朝よりご協力頂き、当日準備・運営はたいへんスムーズにできました。さすが、滋賀同友会!と涙でるほど嬉しかったです。心配していた移動についても、迅速に案内・引率いただき、たいへんスムーズにできました。各分科会での進行も問題なく、滋賀同友会の役員の、青全交以来の経験が生きていると感じました。

4)交流会の内容等 

<メインテーマ>

人が育つ企業と地域をつくる~「労使見解」の精神を柱にした企業の総合的実践をすすめよう~

<日 程> 11月20日(木)13:00~21日(金)12:30
<会 場> 琵琶湖ホテル(分科会・2日目全体会)、琵琶湖  ホール(1日目全体会)
<参加費> 19,000円(宿泊費別)
<参加者> 42同友会と中同協から363人
<主 催> 中小企業家同友会全国協議会 
<設 営> 滋賀県中小企業家同友会
<企 画> 1日目全体会:大田尭氏による基調講演、3委員会委員長による問題提起。

分科会:3委員会がそれぞれ2分科会を担当し6分科会を設営。
      2日目全体会:パネルディスカッション(分科会座長がパネリスト)とグループ討論

<開催意義>

雇用の流動化が進み、ニート・フリーターを生み出す若者の不安定雇用が、少子化や地域の疲弊に拍車をかけ、深刻な社会問題となっています。一方、内部告発などで企業の不祥事が次々と明るみに出る中、企業の社会的責任が問われており、地域からの信頼にこたえられる企業づくりは、私たち経営者の責務であり、誇りです。

第1に、自社の存在意義を改めて問い直すとともに、社会的使命感に燃えて事業活動を行い、国民と地域社会からの信頼や期待に高い水準でこたえられる企業。第2に、社員の創意や自主性が十分に発揮できる社風と理念が確立され、労使が共に育ちあい、高まりあいの意欲に燃え、活力に満ちた豊かな人間集団としての企業」(「21世紀型中小企業づくり」1993年中同協総会宣言から)の原点に立ち返り、私たちはいまこそ、労使見解の精神を柱にした「人を生かす経営」を実践しましょう。人間尊重を貫く中小企業のありようを広げ、地域からの信頼をさらに厚いものにしていきましょう。

本交流会を、経営の中でも「人」にかかわる分野を担当する3委員会の合同の企画とし、企業の総合的実践をすすめるための契機とします。

<交流会のねらい>

①同友会における企業づくりの中心的課題である、人の採用と教育および経営指針の確立と実践という課題を、「中小企業における労使関係の見解」(労使見解)に示される考え方を軸に、有機的に結びつけていきます。

②会内の関連する諸活動(経営指針づくり、共同求人活動、社員教育活動、インターンシップ、労働問題など)を、企業の総合的実践へと結び付けていくための体系化を行います。

③3委員会合同の交流会を行うことで、「人を生かす、人間尊重の経営」をめざす同友会の存在意義を、対外的にも情報発信し、格差の拡大による教育環境の悪化で若者が育ちにくくなっている状況が将来的に中小企業に及ぼす影響を考え、経営環境改善の課題の一つととらえてアピール等を発表していきます。

<成果と課題>

①3委員会合同で開催し、これまで同友会が蓄積してきた企業経営の教訓を「人を生かす経営」をキーワードに「労使見解」を基本に据えた企業の総合的実践を訴える企画とし、報告内容およびグループ討論はともにレベルの高い内容となりました。

②金融不安に端を発した急激な経営環境の悪化で、派遣社員の雇い止め等のリストラ、新卒採用における「内定取り消し」問題など「大企業が雇用調整を進める中、中小企業は『人を生かす経営』で乗り切る」として、同友会の人間尊重経営の姿勢を対外的に知らせる機会となりました。

③各委員会の単独開催の交流会ではこれまで同友会の半数を集めることしかできなかったが、今回は総合的に企業経営を学ぶ場として位置づけられ、42同友会からの参加があり、それぞれの委員会が深めてきた、労使見解、経営指針、社員教育、新卒採用の内容が相互にかかわっていることが参加者にも強く印象付けられ、地域の雇用を守り、支える中小企業の姿が浮き彫りになり、参加者の励みになりまし。

④採択されたアピールは、今日における人を生かす経営のありようを3点にまとめ、同友会活動の全ての柱に位置付けることを提起し、この厳しい経営環境に経営者が社員とともに立ち向かい、正規雇用を維持し、新たな仕事づくりをしていくことを内外に宣言した画期的な内容となりました。

⑤設営を担当した滋賀同友会では、実行委員会で毎回学習会を持ち、交流会で何を学ぶかを明らかにして臨み、各同友会からの参加者にとっても質の高い学びの場となりました。

⑥次回の開催にあたっては、強く望む声が多く、当面隔年での開催を検討し、今回の開催の成果と教訓を生かす必要があります。

滋賀参加登録及び参加結果

5)総括

滋賀同友会では、経営労働委員会が開催する「経営指針を創る会」・社員教育委員会の新入社員~幹部までの各研修・共同求人活動と、労使見解の精神を柱にした同友会運動が進められています。今回の大田先生の基調講演・全国からこられた実践されている報告者・参加者・パネルディスカッションから、我々は、会員各位が、もっと、同友会での学び深めることと、自社の実践と見直しの継続を、さらにすすめていくことが大切ではないかと感じました。

最後、実行委員長として不行き届きな点が多々あったことを深く反省し、ご協力頂きました皆様に、深く感謝申し上げます。

このページの先頭へ