ユニバーサル委員会 2014方針と前年総括

1.スローガン

「障がい者をはじめとする就労困難者が、
       地域で共に働き・暮らすことができる社会の実現をめざした人間尊重経営

2.基本方針

障がい・ニート・引きこもり・一人親家庭・被生活保護者など、働きたくても働くことのできない人が、これまで以上に世の中で埋もれているように思われます。反面、社会的コストの増大を伴って障害福祉サービス事業所、サポステ、引きこもり支援など、働くことを支援する機関は一見充実しているように見えますが、本来同友会がめざす「誰もが働きやすい社会」からはほど遠い現実と言わざるを得ない状況です。

滋賀県内でも、障害者70,000人、ニート7000人、引きこもり7000人と急激に少子高齢化が進み、働き手が減少しているおり、困難な状況に置かれた方が活躍できる社会の実現は待ったなしの状況といえます。

このような現状を鑑み、ユニバーサル委員会では昨年までと同様に、「障がい者をはじめとする就労困難者が、地域で共に働き・暮らすことができる社会の実現をめざした人間尊重経営を」をスローガンとします。

これまでに蓄積した情報や実践の成果について支部例会や研修会等において会員企業への“発信”に重点を置いた活動を具体化します。同時に、福祉業界のみならず多くの業種から委員会に関わる人員を増やし、他の委員会や支部を巻き込み、本来の同友会がめざす「誰もが働きやすい社会」の実現についてより議論を深めていきます。

また新たな委員長の下、委員会の目的や指標、組織体制についても議論を重ね、今後の委員会活動の在り方、方向性について新たに土台を固めるための一年とします。

3.活動計画

・「働く場と機会の創造」における他の委員会との連携
・支援の軸を定めるための連続研修会 6月~10月に実施
・支部例会や研修会などでの発信活動



前期の総括

2013年度スローガンは「人間尊重経営の発信と実践~就労困難者・障がい者が地域で共に働き・暮らすことができるあたりまえの地域経済・社会の実現をめざして ~」を掲げ活動してきました。

平成23年度から受託している地域若者サポートステーション事業は3年目に入り、これまでの県内1か所から2か所目となる大津若者サポートステーションを開設しました。また、今年度から新たに加わった「サポステ・学校連携推進事業」においては、学齢期における中退者や中退予定者、中退につながる恐れのある者に対してアウトリーチ事業として訪問支援を行ってきました。

23年度より継続して行っている、会員企業との連携は今年度も継続、県内会員企業のネットワークを利用して職場実習の場、見学の場をご提供いただき、本年度は滋賀・大津あわせて187名の若年無業者が就職に結び付いたことは、支援サイドだけではなく全国でも唯一の経済団体が受託したことによる成果といえます。

また障害福祉サービス事業所の支援員を中心に支援の軸を定めるための連続研修会を行い、研修では「何のために働くのか?」を問い、支援員が自らの軸を創るきっかけの場となりました。研修の講師には会員企業からも多く参加いただき、委員会メンバーだけではない広がりのある取り組みとすることができました。

現在の社会・経済情勢の下で、こうした人間本来の営みである“労働”からこぼれ落ちる就労困難者の現状を知り、3つの活動を柱として毎月の定例会を開催しました。
①生きる力おこし
地域若者サポートステーション事業を受託し、職場見学・職場体験実習などにおい て会員企業との連携をもって、若年無業者187名が就職することができました。 ②人おこし 指針経営の拡充運動の一環として、福祉業界のリーダー向けに経営指針を創る会への受講ステップと位置付ける「支援の軸を定めるための連続研修会」を開催。受講生6名が参加し、内新会員1名を仲間に迎えることができました。
③仕事おこし
コミュニティビジネスの創出など、就労困難者の中間的就労の場のありかた検討会を開催することができました。

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