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北近江支部~2時間たっぷり経営課題のディスカッション例会を行いました!~

北近江支部 6月例会 報告

(記 株式会社アド・プランニング 代表取締役 川邉和明)

開催日時 2017年6月12日月曜日18時30分~21時
開催場所 彦根勤労福祉会館たちばな2階研修室
参加者 12名 (内ゲスト参加1名)
新会員さんのご参加 大近電工株式会社取締役社長 本圭輔(もとけいすけ)さん
例会テーマ「経営課題を徹底討論」※例会報告はなく2時間たっぷりグループ討論をしていただきました。

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 彦根開催ということもあってか、参加者が少なく12名となりました。
 例会テーマにともない、6つのグループ討論テーマを提案し、事前に参加者に第3希望までセレクトしていただきました。それを考慮し2グループに分け、それぞれでグループ討論いただきました。

 第1グループ(グループ長:小田柿さん)は「受注は増えているものの・・・」(会社運営、資金繰り)をテーマに

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 第2グループ(グループ長:荒木さん)は「指針経営をはじめて、我が社はこんなに変わった」(経営理念、ビジョン、ミッション)をテーマに討論していただきました。

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 第1グループは、特にテーマにこだわらず、_メンバー各位の希望討論テーマを題材に出しながら、それぞれ抱えている課題について出し合っていただきながらの討論を展開されました。

 第2グループは、新メンバーの本さんや、現在創る会を受講中の松井(真ごころ)さんからの経営課題を引き出しつつ、他のメンバーからの成功体験、失敗体験を交えた討論となりました。

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 2時間の間に5分少々の休憩を挟んで進行いただきました。
 2時間の討論の後に各グループから討論結果の発表をしていただきましたが、討論時間も長かったこともあり、各発表も盛りだくさんでした。

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 討論終了後、連絡事項として、

 7月例会のご案内と、経営研究会「MG研修」のご案内を、荒木さんより、
 新入社員フォローアップ研修会のご案内を、小田柿さんより
 仲間づくりのお願いを、川邉より
 行いました。

 今回例会の会場は、ホテルとは違い公共の研修会場で、机が整然と並んでいましたので、会場の設営と現状復帰を参加者に手伝っていただきました。
 例会ご参加の皆さん、ありがとうございました。

 例会のあと参加者から「自分の抱えている経営課題に対して、ここまで本気で熱く討論してていただき、感動しました。経営者になりたての自分にとって、素晴らしい場でした。このような同友会に入会できて、本当に感謝しています」というコメントもいただきました。

 

北近江支部第14回定時総会・青柳支部長再任!蔭山代表より企業家精神を学ぶ!

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部田尾14回定時総会・記念例会が2017年5月11日(木)17時から20時30分まで北ビワコホテルグラツィエで行われ、42人が参加しました。

◯第1部:総会議事
 青柳さんは二期目の北近江支部長に選任されました。

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 総会で選ばれた2017年度役員の皆さん(順不同・敬称略)

支部長 青柳孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
副支部長・例会委員長 荒木 順平 (株)エース産業機器 代表取締役
副支部長・組織委員長 川邉 和明 (株)アド・プランニング 代表取締役
運営委員・副代表理事 水野透 (株)渡辺工業 代表取締役
運営委員 遠藤 健 (株)JIC 代表取締役
運営委員 川崎 睦 びわ製作所 代表者
運営委員 草川雄一 (有)草川製作所 後継者
運営委員 澤田友宏 (株)クローバー 代表取締役
運営委員 中川 繁 福岡産業(株) 取締役工場長
運営委員 中嶋玉樹 (有)まるさ 取締役
運営委員 古田 守 (有)長浜ユニフォーム 専務取締役
運営委員 前川真人 (株)前川新聞舗 代表取締役
運営委員 宮川博光 宮川鉄工所 代表者
運営委員 山岡 朗 (株)松屋 代表取締役
運営委員 山崎 識 ひばり観光バス(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 澤田和重 アケボノ特機(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック小田柿喜暢 大洋産業(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 西川 恵美 (株)ワークプラン 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 松尾 直樹 松尾バルブ工業(株) 専務取締役
会計監査 中川 輝 アーステック(株) 代表取締役

◯第2部:記念例会
報告者:蔭山孝夫様 滋賀県中小企業家同友会代表理事
          滋賀建機株式会社 会長
テーマ:「同友会で学んだ企業変革!~仕事づくり・人育て・地域貢献~」
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 蔭山氏は大学卒業後、大手企業への就職、不況を経験し、親の勧めもあり地元中小企業へカムバックされました。
 当時の中小企業は超ワンマン経営が当たり前の時代で、お金持ちの経営者に憧れて実弟と滋賀建機株式会社を設立されました。

 創業当時は『金無し、物無し、信用無し』で商売は困難を極めたそうです。
 しかし、資本が無くても営業力、人脈、信頼があれば利は創れるを教訓に、様々なアイデアで経営に邁進されたとのことです。

 その当時、社員に滋賀で一番の建機屋になると夢を語り続けていたそうです。経営者はどんなピンチがやって来ても、会社と社員の生活を守ること。常に夢と希望を社員の前で語ることが大切であるとのことでした。

 バブルがはじけた不況の中、中小企業家同友会と出会い、同友会理念に惚れて入会。すぐに一泊二日で経営指針成文化セミナーに参加して経営指針書を作成したそうですが、当初は経営者の自己満足の指針であり、机の奥にしまったままだったそうです。

 その後、同業の異業種多角化事業へと展開、多くの成功を収められたそうです。
 そして経営指針の見直しと継承、同友会理念の長男と次男への継承、事業承継を進められたそうです。
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 同友会に入会して良かったことは
 どこの会でも教えてくれない理念が徹底したこと。
 同友会の会員、特に謙虚に学ぶ経営者と心を同じにして話すことができた事。
 役員、特に代表理事になったことで会社運営にもプレッシャーがあり(自社が会員のお手本にならないといけない)結果会社が成長できた事。
 多くの経営者から報告が聞けて会社経営に大いに参考になったこと。
 全国の経営者との出会いがあり人脈が広がったこと。
 全国各地へ行けた(報告者として招かれることも)こと。
 滋賀県の政財会で会社の名前が知れたこと。
 それがプレッシャーになり、会社は社会貢献に尽くせた事。
 だと強調されました。
 
 引退後は事業に口を出さず寂しい思いを乗り越えるために、できるだけ公の仕事をすることにより社会貢献に尽くしてきたそうです。引き受けた以上は責任を持ち最後まで成し遂げる。
 創業経営者はいくつになっても滋賀建機という看板を背負っている。社会貢献をすることから廻りめぐって、自分の会社の役に立つ。
 これからの中小企業経営は同友会理念を徹底的に実践することが大事。
 自社も「滋賀でいちばん大切にしたい会社」をめざして、社員さんの満足度85%以上を目標にしたい。

 40代50代は全力で経営しろ!70になって後悔しないように。そして多くの経営者と出会い、多く学び、会社を経営すること。

 今回、改めて日々の行動、生活、そして経営を考え直すことができた素晴らしいご報告でした。
(記録 福岡産業株式会社 中川 繁)

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◯第3部:懇親会

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従業員の定着のために~北近江支部3月例会

滋賀県中小企業家同友会北近江支部3月例会

テーマ:従業員の定着のために~貴社の社員は会社から大切にされていると感じていますか~
報告者:玉置泰弘氏 社会保険労務士(タマキ社労士事務所)
と き:3月22日(水)18:30~21:00
ところ:ホテルサンルート彦根
参加者:26人

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 玉置氏が社会保険労務士として創業した当時は、法律に則った範囲で会社を守るために就業規則があると理解していました。
 しかし、同友会へ入会し、経営指針を創る会への参加を通じて、労使の信頼関係が企業発展の原動力であり、就業規則とは社内のすべての人が安心に働くことを保障するためにあることに気づきます。
 そこから、良い人間関係で助け合う組織づくりにするために、就業規則には前文を設け、経営者の会社に対する思いを書いてもらうことを勧め、服務規程も法律で決まっていることに加えて、経営理念と日々の行動の繋がりや理念による判断基準が理解できる内容にあらためるようにしてきました。
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 社内文書にも社員さんが会社から大切にされていると思うようなチョットしたメッセージが伝わるような工夫を凝らすことを勧めているそうです。
 社員さんは病気や入院したとき、また出産したときなどは「どうなるんだろう」「子育てと仕事は両立できるだろうか」と不安になります。そういうときに会社としてきちんとした制度を作っておき、安心してもらうことが大事。また、社員さんの人生節目を意識して、誕生日に記念品を贈ったりする会社も増えているとか。
 経営者が社員のことを大切に思っているならば、明日からすぐにでも取り組める、沢山のヒントをいただきました。
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 この後、「社員さんのために取組まれていることや、心がけられていることは何ですか」をテーマに、グループディスカッションし、参加者同士で経験を交流しました。

北近江支部2月例会ご報告~自社の固有のお役立ちを深める~

滋賀県中小企業家同友会 北近江支部2月例会 報告

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部では2017年2月20日(月)18:30~北ビワコホテル グラツィエにて、有限会社 長浜ユニフォーム 専務取締役 古田 守氏に『仕事の本質を知り 指名される会社を目指す』をテーマに報告していただき27人が参加しました。

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 古田氏は大学卒業後、着物屋に就職されました。入社当初は全く売上げを上げることが出来ず悩んでいると上司より着物を売る前に自分のファンを作りなさいと教えられたそうです。

 その後、地道な努力と良いお客様との出会いにより、少しずつ売上げを伸ばすことが出来るようになったそうです。

 日々の努力により、転職前には店次席の役職まで登りつめ、売上げTOP10になれたそうです。

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 着物屋こそが最強の接客、おもてなしの仕事だと学び地元に帰ることにしたそうです。

 そして現在の仕事、長浜ユニフォームでは何を売っているのかを考えたところ、チームワークを売っているという事を気付かされたそうです。

 その後、経営指針を創る会を受講し、自社は働く人達すべてがお客様だと認識し、経営理念を創られました。

 しかしながら理念通りに経営は進まず、昨年大きなトラブルを発生させてしまい、改めて自社の強みや弱み固有のお役立ちは何なのか?を考え直すことになりました。

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 今回、北近江支部にて報告することになり、自社、自分を見つめ直す機会が出来き まだまだ自社固有のお役立ちは確立されていませんが、5年後10年後も生き残る為に、ユニフォームのプロ集団を目指すことにしたそうです。

 ユニフォームのリサイクル、リメイク、リユース そしてレンタルサービス等 まだまだ自社には出来ること、可能性があると気付いたそうです。

 これから先、自社固有のお役立ちは、無駄をなくし 今あるものの価値観を上げる事だと胸を張って言えるようになりたいとの事です。

 『やったらやっただけ、手を抜いたら抜いただけの人生になる』
 古田氏はこの言葉を胸に社業に邁進されるとの事でした。

 自社の業況に合わせ、自社の固有のお役立ちは何なのか?必要に応じ考えなければならない。

 同じく、経営理念も考え直すことが出来る。考え直さないといけない事を改めて感じられたすばらしい例会報告でした。
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 グループ討論は「あなたの会社の“固有のお役立ち”とは何ですか?」をテーマに行われました。

記録 福岡産業株式会社 中川 繁

北近江支部12月例会~人を大切にし、大切にされる会社づくりに学ぶ~

 2017年12月19日(月)午後6時30分~9時まで、北ビワコホテルグラツィエにて滋賀県中小企業家同友会北近江支部12月例会が開催され、㈱シンコーメタリコン 代表取締役 立石豊社長より「人を大切にし、大切にされる会社づくり~社員が120パーセント力を発揮する最強の経営~」をテーマに実践をご報告いただきました。

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 立石社長は1961年に湖南市でお生まれになられ、1994年に2代目である父親より世代交代され3代目として社長就任し、現在では76名の社員さんを抱えておられます。

 2014年には滋賀同友会の「滋賀でいちばん大切にしたい会社」に選ばれました。シンコーメタリコンさんの社員満足度は、なんと驚異の86%!何故そこまで社員に必要とされる会社になったのか?その具体的な中身を中心に、社風と理念をお話しいただきました。 
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 脅威の社員満足度、その1番の要因は、立石社長の社員に対する執拗なまでの「おせっかい」だそうです。具体的には社員の誕生日にその御家族へ手紙を送付、結婚記念日には相手方に手紙とホテルのお食事券をプレゼント、育児休暇中の子育て面談、成人式に着物に似合う花束をプレゼント、社内結婚(これまで独身女子の50パーセントが社内結婚されるそうです)の際には社長自らが神父役を行い盛大なウエディングパーティー、サッカーや野球などの部活動、盛大な送別会、年に1度のOB会などを開催されています。その中でも1番の大イベントが年に1度の社員旅行だそうです。毎年海外旅行に行かれ、その費用やお小遣いはすべて会社持ちで、社員1人当たりの費用は約40万円だそうです。しかも社員旅行に参加しなかった社員は「クビ」だそうです(今まで一人もクビはないそうですが)。
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 社員に対する各種手当も他にはないようなユニークで、充実した支給制度を実施されています。その内容は、身だしなみは重要ということで5万円のスーツ手当、10万円の誕生日手当、10万円の資格手当、そして会社の利益は山分けという事で黒字部分を社員に分配する決算賞与など。なんとその支給方法はすべて現金払いだそうです。そして、休暇面でも年に1回ドリーム7という名の7日間の連続休暇を支給されています。
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 シンコーメタリコンさんが営まれている溶射という業種は多品種小ロットであり、そのほとんどが手作業の研磨であり、職人の技が必要とされます。今現在でも業績は右肩上がりだそうです。それを支えているのはもちろん社員さんの力でしょうが、その力を引き出しているのも立石社長の「社員は家族だ。」という熱い思いと行動があってこそなんだなと実感しました。
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 そしてシンコーメタリコンさんが次に目指すものは「日本でいちばん大切にしたい会社」だそうです。

 立石社長の究極の「おっせかい」があれば、それは不可能なことではないだろうなと感じさせるご報告でした。

(金山記)

経営理念の追求は、社員共育と正しい利益計画の実践から~北近江支部10月例会ご報告

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部10月例会は、10月17日(月)午後6時半から9時まで北ビワコホテルグラツィエにて「「経営は逆算」で数字に強くなる~社員と共に伸びる会社へ~というテーマで株式会社大兼工務店 常務取締役 宮本正和 氏より報告頂きました。

 当日は、会員企業24名、会員外企業のゲスト参加1名の計25名の方が参加され、宮本氏の報告に熱心に耳を傾けられると共にグループ討論においても熱い議論が交わされ大変盛況な例会となりました。
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 宮本氏は近江商人の末裔という出自で、1級建築士、2級建設簿記、ほめ達検定1級等数々の資格をお持ちで趣味は献血と非常に情熱的で活動的な方であり、今回の例会報告からもその人柄がよく伝わってきました。

 株式会社大兼工務店は「お客様の生涯利益を実現する笑顔と「ありがとう」を集めよう」を経営理念とし、お客様の「ありがとう」を集め、誰からも必要とされる人財となるための社員共育を実践されています。その根幹には近江商人の教えがあり、特に「片手に論語、片手に算盤」、「凡事徹底」の2大精神が経営理念を浸透し実践する社員の心の拠り所ということです。
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 実際に取り組んでおられる社員共育ですが、社内木鶏会、ほめ達検定の全社員合格、滋賀県内の清掃活動、初任給授与式、ニュースレターの発行、夏祭りの企画運営等様々な社内研修を行われ、社員個々の特性を知り、前述の人財となるための人間性を高める人間学として取り組んでおられます。
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 更に近年では社員全員が数字に強くなる、経営の感覚を身に着け、経営の理論を学ぶ場として「だいかねMG道場」という社内MG研修を行い、これを時務学として熱心に取り組んでおられます。宮本氏曰く、「だいかねMG道場」を行うようになってから全社員が売り上げではなく、利益に目を向け、個々が考え実践することで安定した黒字経営につながってきているとのことでした。これもMG研修を通して「初めに利益ありき」という考え方を学び、実際の事業計画の立案、実行をされているからだと思われます。
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 本例会では宮本氏によるMG研修のデモンストレーションが行われ、例会参加者全員がこれに参加し、皆様、宮本氏の話を興味深く聞き入っておられました。

 グループ討論ではテーマを「なんのために売上を上げていますか?なんのために利益を上げていますか?」とし、短い時間ながらも皆様、熱い議論をされていました。

 本例会は宮本氏による株式会社大兼工務店の社員共育の実践報告ということでしたが、同時に同友会が推進している経営理念を重視した指針経営の実践報告でもあったように思いました。
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 「人間学」と呼んでおられる研修は経理理念の「社会性」・「人間性」、時務学と呼んでおられる研修は「科学性」を考える場。そのような場を設けることで全社員が経営理念を抽象的な概念としてではなく具体的実務的な実践課題として考えていることに非常に感嘆しました。
またグループ討論において「なんのために利益を上げるのか?」を共に考えることで、私を含め参加者の皆様が、今一度自社の経営理念、指針経営に関して考える機会になり、本例会は非常に中身の濃い良い例会であったと思います。(記 草川雄一)

 ご参考に、同友会における「利益」の定義を紹介いたします(2016年第8回理事会で報告)。
◯中小企業家同友会の考える利益とは
1)共に働く社員の「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」ことを保障し
2)社会に貢献する企業であり続けるという理念の実現を目指していくために
3)労使が一丸となって最適な目標を立て、追求し生み出していくもの
であると考えます(「中小企業における労使関係の見解」の具体化)。
 利益は経営理念実現の手段の一つですので、労使が一体となり、自分たちが生きる「砦」である企業経営を確かにするために、健全な黒字経営を目指すことが可能となります。逆に言うと、経営理念実現のための利益確保は、重要な目標の一つとなりますから、そこそこ黒字ならOK程度の利益観とは無縁です。
 「何よりもまず社員の幸福を経営の中心に置く」経営理念実現のために必要とされる利益追求は、同友会企業らしいやり方で最善の努力と結果を求められます。

「同友会運動の発展のために」を活用し新会員オリエンテーションを開催~北近江支部~

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部では10月11日(火)の18:15~20:30まで長浜市の臨湖で新会員オリエンテーションを開催し12人が参加しました。
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 青柳北近江支部長から「同友会へのご入会、ありがとうございます。。同友会は“何のために経営をするのか”という経営者の姿勢を、経営全般を学ぶ中で確立していくために学び合っています。異業種の交流やテクニックを学ぶための会ではありません。今日は歴史と理念を掴んで帰っていただきたい」と歓迎の挨拶。
 参加者全員自己紹介のあと、「同友会運動の発展のために」を読み合わせました。
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 同友会の理念は敗戦後、廃墟と化した地域経済を再建するために立ち上がった中小企業家の運動の中で誕生してきたこと。労使の信頼関係こそ中小企業が困難な時代を切り拓いてきたエネルギーの源泉であったこと。今日では、政府も中小企業憲章を閣議決定し、全国的に中小企業振興基本条例の制定が広がり、中小企業が地域経済の担い手としての役割を担う条件と環境が広がっていることなど、参加したメンバーにとっては初めて目にしたり聞いたりする文言も多い中で、時々は詰まり、汗をかきながらもガッツリと音読しました。
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 このあとグループ討論。
 参加した支部運営委員と新会員さんで二つのグループを作り「わが社の経営課題は何か」を討論しました。
 あれこれの経営課題はあるものの、突き詰めて話す中で共通したのは、やっぱり「人」について。経営者の思いをいかにして社員に伝えていくのか。そのために経営者がしなければならないこと。してはいけないこと。社員の中にある自発性を引く出すための社風や学びの場をどう作り出すのかなど、限られた時間の中で「もっと話ししたい」という思いが一杯の討論になりました。
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 最後に、青柳支部長より「このような学び合いをしている経営者の会は、同友会以外にはありません。皆さんのお知り合いに学びの輪を広げていただきたい」と仲間づくりが呼びかけられ終了しました。
(M・H)

 

経営理念とは自分の中にあるもの~北近江支部9月例会ご報告~

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部9月例会は、彦根ブロックでの例会を兼ねてサンルート彦根で開催されました。

 また今回は、滋賀県中小企業家同友会で初の他支部会員、支部長を迎えての合同例会でもあり、参加人数は北近江支部会員22名、他支部6名、ゲスト(会員外経営者)2名、同友会専務の廣瀬さんで合計41名となり、サンルートの会場「金亀」を全スパーン借りて学び合いを深めました。

 今回の例会報告者は(株)クローバー代表取締役 澤田友宏さんで「行き当たりばったりの経営から、指針経営への歩み」をテーマに同友会に入り、経営指針を創る会へ参加したことによって、気づいたこと、学んだことを実体験や自分の生い立ちを盛り込んで、今の経営理念についてご報告いただきました。
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 当日は実の兄であるアケボノ特機(株)の澤田和重社長に司会を担当していただき、絶妙な掛け合いで場の雰囲気が盛り上がりました。エンピツのエピソード(参加者のみ知る?!)では、兄弟らしい一幕がみれました。

 報告の中で、澤田さんは今まで色々な仕事をしてこられましたが、父の死によって死生観が変わり、地元へ戻られ新たな出発をされました。創業当時は不労所得を夢み、儲かるだけ儲けたらやめようという考えであったものが、同友会入会をきっかけに変わっていきます。
 青柳現北近江支部長より1年間の誘をうけ、海外ビジネス研究会で訪問したミャンマーで36期経営指針を創る会への受講を決意。経営理念を確立し、 方針と計画を立て、自社での経営指針発表会を行い、1人ひとりの社員と考え方をの共有を目指されています。
 
「理念とは北極星のようなもの」

 この言葉は同じ北近江支部の小田柿さんから教えてもらい感銘した言葉で、理念に向かってはなかなか真っ直ぐには飛んでいけないが、遠回りをしてでもゆっくりと近づいていく信念、志を語られました。
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 クローバーとエクセルシオールグループの共通理念は「全力で事業に取り組み、人生を豊かに」を掲げ、行政と結びつき、子供の自立支援や自社工場での就業体験などを通じて、社会に貢献され、従業員と共に成長していくプロセスを大切にされています。
 最後に「今振り返れば、経営理念とは自分の中にあるものだと思います。その理念に気づくかどうか、気づく場が経営指針を作る会での問いかけ間と思います。本当の経営理念を成文化したい、その理念に基づいた方針と計画を定めたいという方は、経営指針を創る会に参加し、同友会の例会で学ぶ続けることをオススメします」とまとめられました。

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 グループ討論では「あなたが成長したと感じたとき・ことは?」でした。6グループに分かれ、成長について討論し合いました。その中で、「嫌な事は為になること」、「他人の成長を素直に喜べること」、「共に育つ環境作りが大事」という、同友会の掲げる「共に育つ」理念に基づく良いグループ討論となり、グループ発表も各グループしっかり行えた。

 ゲスト参加された、協同組合ビジネス21 専務理事の北川浩和様が早速ご入会されました。例会ゲスト参加からのご入会は、先回の彦根ブロック6月例会でも同じくあり、彦根地域での仲間づくりに繋がりました。
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 生きた経営体験の報告をグループ討論を通じて学び合う、お互いの学び方の違いを理解しつつ学び合うことが同友会の例会の真骨頂です。このような学び合いをしている中小企業家の会はありません。多くの中小企業家の方が、月に1回自分の経営を振り返る場として参加をして頂きたいと思います。
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 今回は他支部からの参加を位置づけた例会で、他支部の支部長、会員さんともディスカッションをして交流ができ、非常に内容の濃い例会となりました。

(記 (有)長浜ユニフォーム 古田)

彦根ブロック会 学び合いと交流の輪が広がっています!

滋賀県中小企業家同友会北近江支部彦根ブロック会

日 時:2016年年8月30日 火曜日 18:30~21:30
場 所:肉割烹柊家 はなれ彦根店
報告者:野坂 喜則 氏 野坂税理士事務所 所長
参加者:15人

 川邉彦根ブロック担当副支部長を司会に開会。
 青柳支部長は「昨年度より彦根地域の会をスタートしました。彦根での仲間づくりも進んでいます。同友会は経営者が学ぶこと、変わること、そして経営者の最大の責任である雇用の維持拡大と企業の継続的発展を全うする力を付けることをめざしています。そのための具体的手段が月例会や本日のようなブロック会、さらに経営指針を創る会に参加して多くの経営者と語り合い学び合うことです。彦根でさらに学び合う仲間の輪を広げ手間いりましょう」と開会の挨拶。
 
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 例会へのゲスト参加者紹介この後、税理士の野坂氏よりパートさんの社会保険への強制加入、労働者派遣法の改正、税制改正の行方など、今後の法改正で企業経営に影響がある事例を解説して頂き、最後に「商いと詐欺の違いがわかりますか?」と問題提起され、ディスカッションいたしました。

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 学びと交流が目的のブロック会では、毎回懇親会を行っています。
 この後は水野全支部長から乾杯の発声をして頂き、経営課題を深める懇親会を行い、あっという間に二時間が過ぎました。
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 そして、まだまだ話したらないという仲間は、引き続き2次会へと突撃しました。
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金融機関から見た経営者の責任を問う~北近江支部8月例会~

滋賀県中小企業家同友会北近江支部8月例会

日 時:8月22日(月)18:30~開会(受付18:00~開始) 21:00閉会
場 所:北ビワコホテル グラツィエ
テーマ:金融機関がみる経営者の責任
報告者:鍋山明嗣 氏 日本政策金融公庫 大津支店 中小企業事業統轄
参加者:31人
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支部長挨拶(青柳支部長)
 リオオリンピックの陸上100m×4リレーの銀メダル獲得について、100m9秒代を出している選手がひとりもいないのに、自分たちのストロングポイントであるバトンパスを磨きに磨いて、0.01秒を削って、無理と思われたまさかのアメリカを破って獲得した銀メダルです。私たち中小企業が学ぶべき戦い方ではないかと思います。資金力であったり知名度であったり大企業には勝てません。しかし戦い方によっては勝てるんだという事を知らしめてくれた素晴らしいレースでした。
 我々中小企業にも大企業に負けないストロングポイントがあるはず。それを磨いて大企業に伍していくという意味では、大変参考になる事だと思います。日本人初の9秒代を期待されている走者の桐生くんは滋賀県彦根の出身です。我々に身近な存在です。彼の活躍で地元が活性化し滋賀が彦根が陸上王国になったりと期待するところは大であります。
 次は東京オリンピックです。次のオリンピックはボルトもいない、タイソン・ゲイもいない大会です。もしかしたら金メダルが取れるかもしれないという声もあります。しかし、このリオ大会で「バトンパス」の重要性が世界に知らしめられてしまいました。世界の陸上のアスリートはこのバトンパスを研究してきて、同じようには勝てないかもしれません。しかし、だとしてもさらに新たな技術を磨き世界と戦ってくれると思います。
 このところは我々のビジネスも同じで、一度は勝ったからと油断しているとすぐに真似され研究されてしまいます。そうならないためにも我々のビジネスにおいてもさらなる技術開発が求められると思います。私に取っても大変学びの多い大会でした。

報告者:鍋山明嗣氏 日本政策金融公庫大津支店中小企業事業統轄
報告テーマ「金融機関が見る経営者の責任」

◎(渡辺工業:水野社長)鍋山さんは、ご出身は福岡県北九州市。昭和61年熊本大学法学部を卒業され、中小企業金融公庫(現在の日本政策金融公庫)に入行されました。福岡支店、熊本支店などを経られまして、平成27年、滋賀県大津支店の中小企業事業統轄に着任されました。

◎鍋山事業統轄の報告概要 「金融機関が見る経営者の責任」

講演の内容は、常日頃様々な経営者の方々より教えを受けたことや、仕事を通して経験したことなどがベースとなっています。

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1)報告者プロフィール
日本政策金融公庫とは・・・通称、日本公庫。100%政府出資の金融機関。
政策金融改革の時に当初「国民生活金融公庫」「農林漁業金融公庫」「中小企業金融公庫」「国際協力銀行」(その後分離)の4つがひとつになって平成20年10月に日本政策金融公庫に改編。
国民生活金融公庫は、小規模事業資金等を取り扱う。
農林漁業金融公庫は、農林水産事業資金等を取り扱う。
中小企業金融公庫は、中小企業事業資金等を取り扱う。
「国民生活金融公庫」「農林漁業金融公庫」「中小企業金融公庫」の3つの公庫が一つとなり、それぞれは現在「事業」という形。
滋賀県の場合「農林事業」と「中小事業」分野は全て大津の支店で担当し、国民事業については、大津支店と彦根支店で地域を分担して担当。
鍋山氏は、滋賀に来て1年半足らずですが、公庫勤務歴は30年以上。
事業統轄は元各公庫の支店長職、事業を代表するという意味で「事業統轄」。

2)経営者の責任
経営者の責任を語ることができるのは、経営者(または経営者だった方)が持論。新人1年目の頃のエピソードで、企業の社長から経営判断に対する苦悩を語られたことが、経営者に対する考えの基本になっている。ただし今回あえて外部から見た経営者の責任というテーマで語ってもらいました。

3)経営とは何か? 経営者の責任とは?
「経営」とは「規模方針を定めて事業を行う」「責任」とは「自分の分担する任務」。「経営」の語源は「経之営之」(これを経しこれを営す) 紀元前八世紀、周の国の詩人が、「祭壇を築いて、建国のシンボルとしたことに由来し、これを経しこれを営す。庶民これをおさめ、日ならずして成る」と謳っていることが一般的に言われている。つまり経営とは建物を建てる時に行う、設計して基礎を作るような事を言う。まさに同友会でいう、理念を定め、方針を策定し、計画を立てる事、そのものが「経営」ではないか。
事業というものは、より良いものやサービスを世の中に出す。さらに雇用を生み出し地域に貢献すること。そういう事が事業の責任。
(「真田丸」で真田家を存続させた事になぞらえて、)事業は存続が一番大切。経営者の最大の責任は「事業の存続」。存続するためには「利益を出すこと」が必要。

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4)経営者に求めるもの
事業を続けるためには、あらゆる手段や方法を使って利益を出していくように努力・工夫が必要。ただし、「法令違反」や「粉飾」は、絶対やってはいけないこと。
金融機関が経営者に求めるもののひとつとして「正直さ」がある、正直でない行為は信用を失う事になる。

5)経営に対しての金融機関の役割
金融機関の役割は、経営者とのディスカッションを通じて問題点や疑問点を浮き彫りにすることや助言を行うこと。例えて言えば〝人間ドック〟でいう検査技師のようなもの。
主治医はズバリ「経営者」自身。自分の事業を改善指導できるのは、その事業の経営者。

6)先を見据えた経営
将来に亘って儲かり続ける仕組みづくりを行うこと。そのため「先を見据えた」経営が必要。経営者自らがアンテナを高くして様々な情報を収集し、自分の得意な分野だけでなく不得意な分野にも視野を広げていく事が大切。他の経営者と意見交換することも大切。同友会の例会の場は、異業種の経営者がグループ討論も行うので、大変良い勉強の機会。

7)経営者の様々な責任
経営者の責任は、社内体制構築、計数管理、金融機関選択、設備投資や新規事業進出等の取り組みなど多岐にわたる。人に対しても、採用、教育、後継者の選定・育成の責任等がある。
リスク管理についてみれば、コンプライアンスに係る経営者の意識も大切だが社員の意識も大切。重大な事故が起こった場合、結果的に会社の責任問われることがあり、多額の損害賠償請求発生や業務停止の怖れがある。業務停止となれば事業活動が止まって資金繰りが厳しくなる。法令違反を犯した場合、金融機関で融資してもらえないこともあるので注意。
災害の発生を想定して考えることは、「社員の安全確保」、「水・トイレ・食料の確保」、「早期復旧」等で、早く事業を再開できるように努力すること。そのためにも「BCP対策(事業継続化計画)」も必要。

9)最後に
経営者の責任とは事業の存続であり、そのため経営者に求めることは、どこでもだれでもできる仕事を、どこでもだれでもできないくらい優れた仕事にすること、「あそこの製品は一味違うよ」と言われるくらいのしっかりとした事業基盤を作ること。加えて、経営とは経営者の日々の判断の蓄積したもので、判断を誤らないために高い志を持つことが大切。これが最後にまとめられたお話でした。

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グループ討論
テーマ~あなたは“経営者の責任”をどのように考えていますか?その責任を果たすためにどうしていますか?~
各グループ討論報告
第1グループ(ハートコンピュータの田中さん)
「リスク」について討論しました。会社でのトラブルとの向き合い方、捉え方。発生したことの後の対応が大切である。謝罪に行くのもいきなり社長が行くのではなく幹部がまず出向くなどコンビネーションが大切。
リスク回避のためにはどうするのか。「勉強」する。本を読んだりするのもいいかもしれないが身の回りのあらゆるものを題材に自らの学びにしていくこと。単に結果を受け止めるのではなく因果関係を探って見えない繋がりを見つけてクリアにしていく姿勢が経営者の責任。

第2グループ(吉田農園の吉田さん)
・社員の達成感、社員に愛される会社を作る。
・結果を出し続け継続できる会社を作る。
・5年先10年先を常に考えている。

第3グループ(クリーンびわの伊藤さん)
働いている人の努力していける環境を守っていく。そのためには、経営の継続。新事業の展開。
社員の困っている状況を助けていこう。

第4グループ(公認会計士の梅本さん)
一番大事なのは、企業継続。中小企業の場合トラブル一つで命を取られるようなこともあり得る。その中でどのようにして企業継続していくのか? 自分たちは頑張っているのに金融機関はわかってくれないこともある。なんとかわかってほしい。
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第5グループ(弁護士の高橋さん)
経営者にとって一番大事な責任は、会社を維持・継続・成長させること。そのためには、利益を出す。人材不足の中、今いる人材の研修などをして乗り切っていく。値下げ要請については、質のよい仕事をして、信用してもらう、リピータを増やす。ということが大切。
社員を刺激して現場を活性化する。後継者育成。

以上(川邉 記)

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