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労働組合があってもなくても労使見解で自社経営の検証が大切~北近江支部会員オリエンテーション~

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部会員オリエンテーションが11月21日(火)17:30~19:00まで臨湖で行われ6人が参加しました。

 川邉副支部長・兼組織委員長から「これまでは“同友会運動の発展のために”をテキストにオリエンテーションをしてきましたが、同友会型の経営実践のバイブルだと言われる労使見解そのものの学びが大切だと考え、読んでディスカッションすることにします」と説明があり、「人を生かす経営~中小企業における労使関係の見解~」を前書きから順番に輪読しました。

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 まず「読んでみて感想は?」との問いに「労働組合のある会社向けの提言みたいな感じがして、今ひとつピンとこない」という答えが。
 そこで、水野副代表理事からは、「わが社には労働組合があります。団体交渉では上部団体の役員から机を叩かれ卓袱台返しもされた程です。そういう労使対立の経験を踏まえて同友会の労使見解と出会い、経営指針を成文化して社員に嘘やごまかしのないオープンな経営を進めてきました。労使に対立があると、社員の生産性が下がります。結果として経営数字は悪くなり、社員の待遇も良くならない。一番大切なのは労使の信頼関係。労働組合の有る無しではなく、経営者が社員との信頼関係をつくることに心を砕き、経営指針による経営を地道に進めることが大切です」と経験を報告されました。

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 「労働組合があれば、社員の不満や要求が経営者に伝わりやすいのですが、組合がない会社では不満が水面下でマグマのようにくすぶり続け、気がつけば社内がガタガタになることもあると伺います。労使見解にある対等な労使関係となるように気を配り、コミュニケーションをする経営者の責任は、ますます大きくなっているのでは」との発言には「後継者として自分の仕事に手一杯で、社員が仕事に対してどんな思いを持っているかまで全く気が回ってい無いことに気がつきました。何とかしないといけません」というメンバーも。」
 一方、「農業経営では繁忙期は休みなし、閑散期にまとめて休むのが普通でしたが、家族と休日を持ちたいという社員の要望で社員の要望があり、思い切って週に一度計画的に休みを取れるようにしました。そうすることで、社員のオペレーション能力が高まり、生産性も上がっています。これからは、関連異業種(酒造業)とコラボして、ワークシェアすることで安定した仕事づくりにも取組みたい」など、社員の声をいかした労働環境の改善が会社の体質をより良く変えようとしている途中報告も行われました。

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 青柳支部長からは「最近、滋賀同友会が発行する“月刊共育ち”をテキストにして毎週ディスカッションしています。その中で会社や仕事に対する社員の思いをいろいろ伺い、私の考えもこうだよと説明することで、相互理解が深まっています。こういうことを繰り返すことが、実はとっても大切だと解ってきました」と共育ち活動の経験も報告されました。

 「中小企業における労使関係の見解」は読み合わせれば15分ほどの短い文章ですが、各章毎に課題を明確にして、どう取組んでいくのかを話し合うと、労働組合のる会社向きの内容ではなく、今現実に直面している企業づくりの課題を解決する重要なヒントになることが解りました。
(M・H記) 
 

北近江支部BIG例会~高齢者・障害者・若者の笑顔花開くコーケン工業(株)のぶれない「人」ありき姿勢を学ぶ~

 滋賀県中小企業家同友会 北近江支部BIG例会ご報告

と き:2017年10月10日(火)18時~20時30分
ところ:北ビワコホテル グラツィエ
講 師:村松久範 氏 コーケン工業株式会社 代表取締役会長
    第7回「日本でいちばん大切にした会社」大賞 中小企業庁長官賞受賞
テーマ:「人」ありき。“ぶれず”にやり抜き30年。家族のような300人の仲間~コーケンは凄い。 何が?! 社員が凄い。~ そんな会社をつくりたい。
参加者:合計119人

 10月10日(火)は北近江支部にとって一大イベント北近江支部BIG例会と題して報告者には「第7回日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(2017年)で中小企業長官賞を受賞された、コーケン工業株式会社の代表取締役会長村松久範様をお招きし、お話をお伺いしました。
 当日は北近江支部始まって以来の参加者を数え、文字通りのBIG例会となりました。

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 村松会長はとても気さくに、またざっくばらんにお話を頂きとても興味深くまた聞いている者を飽きさせないお話をして頂きました。
過去の従業員さんの最高齢が93歳、現在の就業されている方の最高齢は89歳ということでした。この方は最高齢を超すことを目標にされているということでした。
 気さくに社員さんに声掛けされ「ジジ、ババ」という表現をされてはいましたが、これは村松会長ならではの親近感・信用が有る為とも伺えました。
 人が集まらない時に沢山年寄りが来てそれを戦力として定着させられた手腕は正に驚きでした。
 うるさい年寄りが若手を育てる。社内はまるで大きな一つの大家族でありジジ・ババから孫、ひ孫世代がこの会社で働く四世代同居の昔の大家族の有り方そのものがこの会社にはあり、大きなコミュニティーとして企業体を成しているのだと感じました。

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 障害者雇用率も高く、その面倒は年配者が面倒見良く見てくれている。いろんな意味で高齢者雇用の有り方を考えさせられる話でした。
 この社風は村松会長曰く30年以上続けてきただけ、何も特別なことをして来たわけではないと仰っておられました。
 「日本で一番大切にしたい会社大賞」もこれはコーケン様の社員が凄いのだと言い切られていました。
 この会社が成長してきた理由は、単に流れに乗ってきただけだともお話されていました。時流に乗って逆らわずに、しかも一歩先を進む。正に会長の経営手腕と思われます。
 現在、日本は就労者人口減少の波の真っ只中で人手不足感がある中小企業の大きな解決策を教えて頂いたようにも思います。65歳定年制度も見直す時期に入っているようにも思います。障害者雇用率も年々引き上げられている中、障害者雇用の今後も含めコーケン工業様にはまだまだ学ぶべきところがあるように思います。

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 村松会長にはその後の懇親会にもご出席頂き、いろいろと踏み込んだ話もさせて頂くことができ、是非コーケン様へ見学ツアーを北近江支部にて行いたいという話もさせて頂き会長も快く返答頂きました。
何よりも社員が喜ぶと仰りながら笑顔で話して頂いたお顔がとても印象的で、心から社員(家族)を大切にされていることが伺えた瞬間でした。
 有難うございました。

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参加者感想(一部抜粋)
・社員との信頼感、絆が社員をやる気にもさせ、結果も出しているのだと思いました。村松会場の愛情が強く感じられました。
・「良い会社」でなく「いい会社を」というフレーズが凄く残りました。年齢を重ねた人の知恵と工夫をどう会社に組み込みかを考えたいと思います。
・「家族だから一緒にいる」心に残る言葉でした。言行一致するように行動して行きたいと思います。ほめること、現場をしっかりと見る・把握する、高齢者雇用をする。
・“感じる力”を育てる。自分の言ったことに対して、相手がどう感じるのか、どう思ってもらえたのか、感じる力がとても大切なんだとあらためて感じました。“共育”共に育つと言うこと。一緒に仕事をして、感じて考える。考えを共有して、一緒に育っていこうとする考え方をこれからして行けばいいなと思いました。
・一人ひとり個性があり、輝けるところがあること、その輝ける自分磨きが出来るところが会社であることが解りました。
・家族のような会社経営をされている中身は、素晴らしい人事制度やシステムではなく、泥くさいコミュニケーションから成り立っていることを学びました。社員を大切にする会社にしたい。
・会社全体が一つになるには、10年~20年かかる、とても深いお言葉で、難しいことなのだと実感しました。経営者が人に対する姿勢でぶれないこと!。
・コーケン工業様を是非訪問して、感じたい、学びたい!

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「社員を大切にすれば、社員は会社を大切にしてくれる!」北近江支部9月例会ご報告

滋賀県中小企業家同友会北近江支部9月例会ご報告

と き:9月11日(月)18:30~21:00
ところ:ホテルサンルート彦根
テーマ:「感謝を忘れなければ 共に歩んでくれる社員がいる~マイナスからスタートしたから 今の私がある~」
報告者:西川 恵美氏  株式会社 ワークプラン 代表取締役
参加人数:37人

 青柳支部長挨拶
 9月8日に彦根ビューホテルで大学生の「アイデアコンテスト2017」に審査員として参加しました。グランプリに輝いたのはびわこ学院大学短期大学部(びわ学MARUゼミ)の「お宝まちなみ、河五八(かごん)!」であり、女性3名のグループであった。女性の視点や女性ならではの気づきについて、今回報告者の西川恵美さんは非常に楽しみです。

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 西川さん報告概要
1 自己紹介
・滋賀県長浜市生まれ、中卒、美容師の道へ、自動車整備士へ転職、のちにガソリンスタンド勤務。
・寺田電子を設立、倒産、自己破産。
 派遣会社へ勤務、ワークプラン設立(5年後、飲食、美容を始める)
 44歳で美容専門学校卒業、29年2月workplanfactory設立

 美容師時代は手取り78,000円であり非常に時間的にも生活的にも苦しかった。その後、運送業に入ったことがきっかけで自動車整備士に。
結婚後に寺田電子を設立した。

2 幼少期、バイタリティが生まれたワケ
・5歳の時両親が離婚。家庭内DV、祖母の介護、父親の死。父子家庭に対するイジメ。中学時代のアルバイト。
 そんな環境で、漠然と『見返してやる』と思い『なにくそ根性生まれる』

 父子家庭であったためいじめの対象となっていた。近所は周りの目もあり、あの子と遊んではいけませんというような親もいた。実兄も非常に荒れて時には骨折にいたるDVもあった。中学一年生の時に祖父母が倒れてしまい、中学二年生の終わりに父親が脳卒中で他界。中学三年生ですでに独り暮らしになった。生きていかなくてはいけないので年齢をごまかして中学でアルバイト。グレる暇もない状態であった。この時期に「見返してやる」のなにくそ根性が生まれた。

3 1992年会社設立 ~ 2002年倒産
・電子部品の組立・加工業を設立、基板検査・半田付け、ハーネス加工、発行ダイオードの検査、倒産。取引先の煽りを受け新工場建設直後、2億の借金、自己破産

 21歳の時に主人と寺田電子を設立。自動車整備をやっていたので、電子部品もいけるのでは?という安易な発想でタウンページを見て片っ端から電話をして売り込みを図った。
 内職やパートさんを使って、新種のアイテムの注文があり、工数がかさみ納期が遅れそうな時に、夜遅くに西川さんが作業をしていると夜に会社に来て手伝ってくれるパートさんもいた。深夜の内に作業を終え、朝方に納品しお客さんの8時の始業に間に合わせるとお客さんも喜んでもらえた。「何かあってもお前の会社は取引を残す」という言葉も頂けた。パートさん達が家庭もある中で夜遅くに手伝いに来てくれたのは、パートさん達に夕食のおかずを作ったり、できあいのものを買ったりして持って帰ってもらうなど気配りを欠かさなかったからだと思う。「社員さんは大事にすると返してくれる存在」だと気づかされた。
 2000年に設備投資、工場設立をしたが、2001年にITバブルがはじけた結果、2億円の借金、そして破産してしまった。
 夫婦の間では愛情がなくなった結果、信頼がなかったことに気づいて分かれることになった。

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4 美容師アルバイト⇒D生命⇒派遣営業
・美容師のアルバイト、D生命(企業訪問営業)、派遣会社で営業(売上3カ月弱で1,000万以上役員に。新規開拓N電産本社・M電機など)
朝から晩まで働いても生活が良くならず、派遣会社では社長に対して、「月40万円のお給料をもらうためにはどうすればよいですか?」と質問し、「毎月1,000万円以上の売上があれば40万円のお給料が出せる」と教えてもらった。営業活動では京都エリアの大企業をターゲットにして飛び込み訪問。守衛さんからは当然担当者の情報開示は難しい状態であったが、1ヶ月間毎日訪問した結果、さすがに守衛さんにも情が生まれたのか担当者の名前を指さしてくれた。営業活動も実り、目標の1,000万円以上の売上達成し、お給料も40万円に3万円プラスしてもらい43万円となった。また、6ヵ月で月2200万円を売上ることになり、31~32歳で東京本社役員(営業部長)として抜擢された。しかし東京では、関西から得体のしれない女性が来たということもあり、男性社員からはほとんど口も聞いてもらえず孤立。どうしたら打ち解けられるか考えた結果、男性社員と飲み会を重ね、溝が埋まり始め成果が出始めた。その後専門分野派遣や提案型派遣がしたい想いもあり、また、人をモノ扱い(ダメだったら他のスタッフもいるので交換します)する会社も多いので、独立を決心した。

5 2005年ワークプラン設立 2017年workplanfactory設立
・人をモノ扱いしない派遣会社として独立、同時に内職さんで出来る電子関係の請負も始める。
飲食業(お惣菜)3年間、美容業継続(手技開発、知的財産権)
製造部門分割(家電の組立、自動機・省力機の製作 他)

 自ら出荷検査や営業活動、夜は事務をこなしていた。
主婦の働き場として飲食業(デリカ)も頑張っていたが3年で辞めた。

6 workplanfactory稼働に向け銀行融資
・過去の破産から保証協会が使えず、滋賀中央信用金庫、大垣共立銀行、日本政策金融公庫、3行協調にてプロパーにて融資実行。熱意と誠実さを担保に。

 工場立ち上げについては、日本政策金融公庫にお金を借りて、きちんと返すといった実績を積み上げていたこともあり相談に乗ってもらった。大垣共立銀行、商工会議所から滋賀中央信用金庫を紹介してもらい、「中小企業を支えられないのは地方銀行ではない」というお言葉や、担保もない中で社員を想う気持ちに共感してもらい3行からの協調融資が得られた。金融機関さんにもきちんと恩返しがしたい。

7 山田君の話 癌の話
・定時性に通う17歳の山田君の話。入社して1年半、無遅刻、無欠勤。
・3年前に癌を患う。感動秘話。
「お互い様の精神を大切に」経営理念が寝づいていると実感

 山田君は今年の大雪の際に、工場まで遠いにも関わらず何とか出勤してきた。翌日は雪の影響も多いので休業日としようとしたが、「何かあって工程が遅れたら迷惑がかかるといけない」ということで出勤させて下さいと申し出があり、雪道になれた他のスタッフが彼を迎えに行って翌日も仕事をしたことに感動した。また、西川さんが癌を患った際にも、入院を伸ばしていたが、さすがに社員さんから「仕事ぐらいきちんとしておきます。入院して下さい。」と言ってもらった。今まで社員さんを大事に思う分、自分も大事にしてもらえる。きちんと感謝の気持ちを表すことが大事であると再度実感させられた。

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8 感謝の気持ちを伝える
・言葉と形での感謝の気持ちを伝える。社員さん達への家族にも感謝。その結果、会社の成長、社員さんへの還元へと繋がる

 365日24時間働き続けることは不可能。24時間働くということは、3人で8時間頑張ってもらえたらよい。社員さんには誕生日に似合う服(自らのカラーコーディネートによって)をプレゼント。派遣スタッフにもクリスマスには、女性が入浴剤、男性が靴下と温まるものをプレゼント。バレンタインには男性だけでなく女性にもチョコを。また、休日出勤者には、ポチ袋にお茶代を入れてあげている。従業員さんや派遣スタッフを大事にしていることで、人を集めにくい時代でもいろいろと紹介してもらえる、そして長く勤めてもらえる状態になっている。いい雰囲気の中で協力会社さんが来ると、「この会社で仕事がしたい」と言ってくれる。現場レベルでもあいさつを大切にしている。
感謝の気持ちは態度に必ずでる。

9 キャリアコンサルタントからの人の大切さ
・キャリアコンサルタントの国家資格に向け学校へ。今後のキャリア支援やメンタルヘルスケアが人材育成となり、人を大切に思う気持ちと感謝が社員さんの自己成長へ、会社の成長へと向かう

 働きやすい環境づくりと人を大切にするということで、メンタルヘルスにも力を入れている。これはお互いに気持ちよく働ける環境づくりには必要である。キャリアコンサルタントでは、社員さんの将来の方向性を示すための一助であり、方向性をきちんと示すことは重要であり、これをきちんと回答できない経営ではいけない。自分の人生の棚卸、ロードマップの明確化、自分のモチベーションアップ、仕事のやりがいがアップ、その結果、利益もアップし給料もアップしていくという流れになる。

10 今後の取り組み
・人材育成、母子家庭雇用と支援、若年者雇用と教育、高齢者技術指導員としての雇用、動物愛護支援の活動。

 地域貢献や社会貢献に力を入れていきたい。自分自身がおかれた境遇が厳しかったためであり、社会的な弱者をサポートできるような夢がある。また、動物愛護については、寂しい時に心の支えとなったのは動物であったから。母子家庭、高齢者、若年者、保育所、動物保護施設などの総合的な複合型マンションをつくってみたい。

11 同友会との関わり
アド・プランニングの川邉社長のご紹介。
前だけ向いて突き進んだ10年、横からの話や後ろを振り返り確認することも必要と感じ同友会へ
もっと女性が活躍する場、活動する場を広げていきたい。

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12 最後に…気づき
感謝を忘れなければ共に歩んでくれる社員がいる。
熱意は人に感染する。
スピードとは⇒行動力。一歩踏み出す勇気とは⇒決断力。挨拶の重要性

 感謝の言葉は女性だからできるものではない。人として誰でもできるものである。従業員さんも「自分を見てくれているんだ」と感じるとうれしいと思うし、みんなが幸せになる。
 スピードが大事な時代なので、意思を明確に伝える必要がある。 
 「GO」と言えばすぐに動く組織。
 相談や要求に対して「YES」「NO」も含めた回答をいつまでにするかが重要。
 一歩踏み出す勇気が必要なのは、踏み出さなければ良くも悪くも何も起こらなくなってしまうから。
 ほとんどの人間は好きな仕事につくことは難しい。しかしやっている仕事を好きになることはできる。

【8.補足の報告と例会まとめ】
・コミュニケーションが取りづらい時代となっている。多くの人がスマホと向き合っている時代なので、自分の方向性と同じタイプの人間からコミュニケーションを取る。
・感謝が伝わっているか、そうでないかは分からないので感謝し続けること。
・いつまでも落ち込まない。これ以上落ち込むことはない、落ち込んでも仕方がないとその日のうちに切り替えて翌日に持ち越さない。コミュニケーションを取ることで周りのSOSに気が付かないということが無いように。
・昔持っていた「周りを見返したい」という感情は、従業員さん、取引先さん、金融機関さんの優しい気持ちによって薄れてしまった。
・人が長く定着してくれるような心のメンテナンスを行っていく必要がある。
・睡眠時間は5~6時間あればOK。
・モチベーションは社員さんの熱い協力が原動力。

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【グループ討論】
討論テーマ
①『あなたは社員とどのような形で向き合っていますか』
②『よりよい関係性を築いていくために、今後は何が必要でしょうか?』
グループ3つの意見
・「従業員さんを大切にする」ことと「辞めないで欲しい」が似て非なるものということは理解しておく。
・自分の子どもが働くという想いを従業員さんにも当てはめられるのか。お給料や環境、将来性など。つまり自分の子どもをそこで働かせてあげたいか。自分の家族と従業員さんが同じ平等で同じ関係性として問題なければよいが、これが「NO」であればその部分を改善しなくてはいけない。
・仕事のやりがいは「役に立っているのか」「貢献できているのか」である。仮に待遇を上げるという判断だけでは一過性のものとなってしまい、いずれ慣れてしまう。やりがいは感謝でなければいけない。
・「社員を大切に思う気持ち」と「社員のため、厳しくしかる気持ち」も似て非なるものである。社員さんのためと思ってしかっても、受け手にとってはいろいろな受け止め方である。薬と同じで、全ての物事に対しての完璧な薬はない。主作用できちんと効果があっても、副作用も出てしまうこともあるが、主作用に効果があればとりあえずは良いと思う。完全ないい所取りは難しい。
・誕生日に花束を贈る。社員さんもお客さんとの飲みにケーションに同席。毎日おはようとあいさつ。
・コミュニケーションの取り方を学んでいかなくてはいけない。

【所感】
 西川さんのバイタリティの源が何なのか非常に興味がありましたが、今回の報告で理解できました。当初のモチベーションが「見返してやる」という部分から、「お互い様の精神」で社員さんを大切に思う気持ちが、社員さんのモチベーションを高めてみんなが幸せになっていくという良い循環に支えられているという点に大変感動しました。ありがとうございます。

人間尊重の社風で指針経営の実践を~北近江支部8月例会ご報告~

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部(支部長 青柳孝幸 (株)PRO-SEED社長)8月例会が21日(月)18:30~21:00まで北ビワコホテル・グラツィエにて開催され、32名が参加しました。
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 報告者の井内良三さん(株式会社 タオ 代表取締役 滋賀県中小企業家同友会副代表理事・組織活性化委員長)からは「株式会社タオの指針経営の実践~なぜ実践できないのか?どうすれば実践できるのか?~」をテーマに、経営体験報告を行っていただきました。

 徳島県ご出身の井内さんは33歳の時に奥様と共に滋賀県甲賀市で創業されました。「日本一実効ある学習システムを開発する」ことを目標にパソコンを使った学習システムの開発を手がけます。そして、マルチメディア学習システム「天神」を開発し世に広め、2013年にデジタル学習分野で最も権威のあるコンテスト「日本e-Learning大賞」を受賞。「滋賀でいちばん大切にしたい会社」にも認定されました。ミスター同友会ともいえる、井内さんの報告は常に進化し、伝えたいことが伝わる内容で毎回学ぶことが多い内容でした。
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 当時、好調な売り上げ推移も同業他社の台頭で、大幅に売り上げが落ちたこともあったそうですが、そういう時に暗くならずに「明るく! 朗らかに!」をモットーに会社を強くして行かれました。大事なことは自分の思いつくことを「すぐやる! 全部やる! とことんやる!」。この思考が幸せになる成功の鍵だとおっしゃっていました。当時の危機を売上げ増減の激しさからマッターホルンに例えて「マッターホルン経営」と自ら明るく会場を盛り上げていただきました。

 (株)タオという会社の名前の由来・意味は中国語の「道 Tao」からきています。孫子の教えに基づいた、全ての行動には意味があり、自身も宇宙の中の一部分という考え方をして、大きな局面で常に動かれているとのことでした。
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 井内さんは「人間の可能性は氷山の一角」だとおっしゃっていました。人の可能性は無限ではない、有限だがそれぞれに秘められたポテンシャルがあると。1人1人の可能性を広げる事も経営者としての責任だと教えていただきました。

 (株)タオさんでは経営指針書を毎年4月に発表されています。
①理念の成文化
②理念の発表
③部署連動 
④個人連動
 以上の4点の内容を実行していくことで、社員全員の理解が深まり、 会社の向かう方向を全員で共有し、共に育つ社風を大事にされています。特に③と④が一番難しいとのことでした。
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 当日のグループディスカッションいい社風とは?について各グループで熱く語り合いました。

 最後に同友会の人間観をお話になり、これからも人間尊重の経営を続けていこうと。どんな人に対しても教育、指導していくことが大切だと教えていただきました。
 そして「自主・民主・連帯」の精神を「自主=私が主役、民主=みんなが主役、連帯=手をつなぐ」であると解説され、同友会における基本精神を忠実に実行し、社会に貢献していく姿勢を学ばせて頂きました。(記 古田)

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 滋賀県中小企業家同友会北近江支部(エリア:長浜市・米原市・彦根市)では、良い会社・良い経営者・良い経営環境を目指して学び合い、経営者の生きる姿勢・経営姿勢の確立と、経営理念・ビジョン・方針・計画と言った経営指針による経営技術を実践的に学び合っています。
 共に学びありがとうございました。運営委員会仲間を募集しておりますので、ご関心をお持ちの中小企業経営者の皆さんは、支部役員、または同友会事務局までご一報お願いいたします。

同友会事務局 TEL077(561)5333
       FAX077(561)5334

◯2017年度 滋賀県中小企業家同友会北近江支部役員(順不同・敬称略)
支部長 青柳孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
副支部長・例会委員長 荒木 順平 (株)エース産業機器 代表取締役
副支部長・組織委員長 川邉 和明 (株)アド・プランニング 代表取締役
運営委員・副代表理事 水野透 (株)渡辺工業 代表取締役
運営委員 遠藤 健 (株)JIC 代表取締役
運営委員 川崎 睦 びわ製作所 代表者
運営委員 草川雄一 (有)草川製作所 取締役
運営委員 澤田友宏 (株)クローバー 代表取締役
運営委員 中川 繁 福岡産業(株) 取締役工場長
運営委員 中嶋玉樹 (有)まるさ 取締役
運営委員 古田 守 (有)長浜ユニフォーム 専務取締役
運営委員 前川真人 (株)前川新聞舗 代表取締役
運営委員 宮川博光 宮川鉄工所 代表者
運営委員 山岡 朗 (株)松屋 代表取締役
運営委員 山崎 識 ひばり観光バス(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 澤田和重 アケボノ特機(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック小田柿喜暢 大洋産業(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 西川 恵美 (株)ワークプラン 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 松尾 直樹 松尾バルブ工業(株) 専務取締役
会計監査 中川 輝 アーステック(株) 代表取締役

北近江支部7月例会~労使見解が要求する企業づくりは生きる姿勢の確立から~

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部7月例会は110日(月)18:30~21:00まで北ビワコホテルグラツィエで行われ、24人が参加しました。
 「失敗から気づく、わが社発展の法則~同友会での正しい学び方と実践の仕方とは~」をテーマに、廣瀬 元行 滋賀県中小企業家同友会 専務理事よ、労使見解が要求する4つの視点(経営姿勢の確立、経営指針の成文化、社員をパートナーと位置づけ共育ち、経営環境の改善)と、その推進エンジンとなる経営姿勢の確立について問題提起され、理想の企業、理想の経営者、理想の人間像についてディスカッションしました。

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北近江支部~2時間たっぷり経営課題のディスカッション例会を行いました!~

北近江支部 6月例会 報告

(記 株式会社アド・プランニング 代表取締役 川邉和明)

開催日時 2017年6月12日月曜日18時30分~21時
開催場所 彦根勤労福祉会館たちばな2階研修室
参加者 12名 (内ゲスト参加1名)
新会員さんのご参加 大近電工株式会社取締役社長 本圭輔(もとけいすけ)さん
例会テーマ「経営課題を徹底討論」※例会報告はなく2時間たっぷりグループ討論をしていただきました。

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 彦根開催ということもあってか、参加者が少なく12名となりました。
 例会テーマにともない、6つのグループ討論テーマを提案し、事前に参加者に第3希望までセレクトしていただきました。それを考慮し2グループに分け、それぞれでグループ討論いただきました。

 第1グループ(グループ長:小田柿さん)は「受注は増えているものの・・・」(会社運営、資金繰り)をテーマに

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 第2グループ(グループ長:荒木さん)は「指針経営をはじめて、我が社はこんなに変わった」(経営理念、ビジョン、ミッション)をテーマに討論していただきました。

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 第1グループは、特にテーマにこだわらず、_メンバー各位の希望討論テーマを題材に出しながら、それぞれ抱えている課題について出し合っていただきながらの討論を展開されました。

 第2グループは、新メンバーの本さんや、現在創る会を受講中の松井(真ごころ)さんからの経営課題を引き出しつつ、他のメンバーからの成功体験、失敗体験を交えた討論となりました。

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 2時間の間に5分少々の休憩を挟んで進行いただきました。
 2時間の討論の後に各グループから討論結果の発表をしていただきましたが、討論時間も長かったこともあり、各発表も盛りだくさんでした。

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 討論終了後、連絡事項として、

 7月例会のご案内と、経営研究会「MG研修」のご案内を、荒木さんより、
 新入社員フォローアップ研修会のご案内を、小田柿さんより
 仲間づくりのお願いを、川邉より
 行いました。

 今回例会の会場は、ホテルとは違い公共の研修会場で、机が整然と並んでいましたので、会場の設営と現状復帰を参加者に手伝っていただきました。
 例会ご参加の皆さん、ありがとうございました。

 例会のあと参加者から「自分の抱えている経営課題に対して、ここまで本気で熱く討論してていただき、感動しました。経営者になりたての自分にとって、素晴らしい場でした。このような同友会に入会できて、本当に感謝しています」というコメントもいただきました。

 

北近江支部第14回定時総会・青柳支部長再任!蔭山代表より企業家精神を学ぶ!

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部田尾14回定時総会・記念例会が2017年5月11日(木)17時から20時30分まで北ビワコホテルグラツィエで行われ、42人が参加しました。

◯第1部:総会議事
 青柳さんは二期目の北近江支部長に選任されました。

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 総会で選ばれた2017年度役員の皆さん(順不同・敬称略)

支部長 青柳孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
副支部長・例会委員長 荒木 順平 (株)エース産業機器 代表取締役
副支部長・組織委員長 川邉 和明 (株)アド・プランニング 代表取締役
運営委員・副代表理事 水野透 (株)渡辺工業 代表取締役
運営委員 遠藤 健 (株)JIC 代表取締役
運営委員 川崎 睦 びわ製作所 代表者
運営委員 草川雄一 (有)草川製作所 後継者
運営委員 澤田友宏 (株)クローバー 代表取締役
運営委員 中川 繁 福岡産業(株) 取締役工場長
運営委員 中嶋玉樹 (有)まるさ 取締役
運営委員 古田 守 (有)長浜ユニフォーム 専務取締役
運営委員 前川真人 (株)前川新聞舗 代表取締役
運営委員 宮川博光 宮川鉄工所 代表者
運営委員 山岡 朗 (株)松屋 代表取締役
運営委員 山崎 識 ひばり観光バス(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 澤田和重 アケボノ特機(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック小田柿喜暢 大洋産業(株) 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 西川 恵美 (株)ワークプラン 代表取締役
運営委員・彦根ブロック 松尾 直樹 松尾バルブ工業(株) 専務取締役
会計監査 中川 輝 アーステック(株) 代表取締役

◯第2部:記念例会
報告者:蔭山孝夫様 滋賀県中小企業家同友会代表理事
          滋賀建機株式会社 会長
テーマ:「同友会で学んだ企業変革!~仕事づくり・人育て・地域貢献~」
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 蔭山氏は大学卒業後、大手企業への就職、不況を経験し、親の勧めもあり地元中小企業へカムバックされました。
 当時の中小企業は超ワンマン経営が当たり前の時代で、お金持ちの経営者に憧れて実弟と滋賀建機株式会社を設立されました。

 創業当時は『金無し、物無し、信用無し』で商売は困難を極めたそうです。
 しかし、資本が無くても営業力、人脈、信頼があれば利は創れるを教訓に、様々なアイデアで経営に邁進されたとのことです。

 その当時、社員に滋賀で一番の建機屋になると夢を語り続けていたそうです。経営者はどんなピンチがやって来ても、会社と社員の生活を守ること。常に夢と希望を社員の前で語ることが大切であるとのことでした。

 バブルがはじけた不況の中、中小企業家同友会と出会い、同友会理念に惚れて入会。すぐに一泊二日で経営指針成文化セミナーに参加して経営指針書を作成したそうですが、当初は経営者の自己満足の指針であり、机の奥にしまったままだったそうです。

 その後、同業の異業種多角化事業へと展開、多くの成功を収められたそうです。
 そして経営指針の見直しと継承、同友会理念の長男と次男への継承、事業承継を進められたそうです。
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 同友会に入会して良かったことは
 どこの会でも教えてくれない理念が徹底したこと。
 同友会の会員、特に謙虚に学ぶ経営者と心を同じにして話すことができた事。
 役員、特に代表理事になったことで会社運営にもプレッシャーがあり(自社が会員のお手本にならないといけない)結果会社が成長できた事。
 多くの経営者から報告が聞けて会社経営に大いに参考になったこと。
 全国の経営者との出会いがあり人脈が広がったこと。
 全国各地へ行けた(報告者として招かれることも)こと。
 滋賀県の政財会で会社の名前が知れたこと。
 それがプレッシャーになり、会社は社会貢献に尽くせた事。
 だと強調されました。
 
 引退後は事業に口を出さず寂しい思いを乗り越えるために、できるだけ公の仕事をすることにより社会貢献に尽くしてきたそうです。引き受けた以上は責任を持ち最後まで成し遂げる。
 創業経営者はいくつになっても滋賀建機という看板を背負っている。社会貢献をすることから廻りめぐって、自分の会社の役に立つ。
 これからの中小企業経営は同友会理念を徹底的に実践することが大事。
 自社も「滋賀でいちばん大切にしたい会社」をめざして、社員さんの満足度85%以上を目標にしたい。

 40代50代は全力で経営しろ!70になって後悔しないように。そして多くの経営者と出会い、多く学び、会社を経営すること。

 今回、改めて日々の行動、生活、そして経営を考え直すことができた素晴らしいご報告でした。
(記録 福岡産業株式会社 中川 繁)

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◯第3部:懇親会

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従業員の定着のために~北近江支部3月例会

滋賀県中小企業家同友会北近江支部3月例会

テーマ:従業員の定着のために~貴社の社員は会社から大切にされていると感じていますか~
報告者:玉置泰弘氏 社会保険労務士(タマキ社労士事務所)
と き:3月22日(水)18:30~21:00
ところ:ホテルサンルート彦根
参加者:26人

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 玉置氏が社会保険労務士として創業した当時は、法律に則った範囲で会社を守るために就業規則があると理解していました。
 しかし、同友会へ入会し、経営指針を創る会への参加を通じて、労使の信頼関係が企業発展の原動力であり、就業規則とは社内のすべての人が安心に働くことを保障するためにあることに気づきます。
 そこから、良い人間関係で助け合う組織づくりにするために、就業規則には前文を設け、経営者の会社に対する思いを書いてもらうことを勧め、服務規程も法律で決まっていることに加えて、経営理念と日々の行動の繋がりや理念による判断基準が理解できる内容にあらためるようにしてきました。
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 社内文書にも社員さんが会社から大切にされていると思うようなチョットしたメッセージが伝わるような工夫を凝らすことを勧めているそうです。
 社員さんは病気や入院したとき、また出産したときなどは「どうなるんだろう」「子育てと仕事は両立できるだろうか」と不安になります。そういうときに会社としてきちんとした制度を作っておき、安心してもらうことが大事。また、社員さんの人生節目を意識して、誕生日に記念品を贈ったりする会社も増えているとか。
 経営者が社員のことを大切に思っているならば、明日からすぐにでも取り組める、沢山のヒントをいただきました。
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 この後、「社員さんのために取組まれていることや、心がけられていることは何ですか」をテーマに、グループディスカッションし、参加者同士で経験を交流しました。

北近江支部2月例会ご報告~自社の固有のお役立ちを深める~

滋賀県中小企業家同友会 北近江支部2月例会 報告

 滋賀県中小企業家同友会北近江支部では2017年2月20日(月)18:30~北ビワコホテル グラツィエにて、有限会社 長浜ユニフォーム 専務取締役 古田 守氏に『仕事の本質を知り 指名される会社を目指す』をテーマに報告していただき27人が参加しました。

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 古田氏は大学卒業後、着物屋に就職されました。入社当初は全く売上げを上げることが出来ず悩んでいると上司より着物を売る前に自分のファンを作りなさいと教えられたそうです。

 その後、地道な努力と良いお客様との出会いにより、少しずつ売上げを伸ばすことが出来るようになったそうです。

 日々の努力により、転職前には店次席の役職まで登りつめ、売上げTOP10になれたそうです。

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 着物屋こそが最強の接客、おもてなしの仕事だと学び地元に帰ることにしたそうです。

 そして現在の仕事、長浜ユニフォームでは何を売っているのかを考えたところ、チームワークを売っているという事を気付かされたそうです。

 その後、経営指針を創る会を受講し、自社は働く人達すべてがお客様だと認識し、経営理念を創られました。

 しかしながら理念通りに経営は進まず、昨年大きなトラブルを発生させてしまい、改めて自社の強みや弱み固有のお役立ちは何なのか?を考え直すことになりました。

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 今回、北近江支部にて報告することになり、自社、自分を見つめ直す機会が出来き まだまだ自社固有のお役立ちは確立されていませんが、5年後10年後も生き残る為に、ユニフォームのプロ集団を目指すことにしたそうです。

 ユニフォームのリサイクル、リメイク、リユース そしてレンタルサービス等 まだまだ自社には出来ること、可能性があると気付いたそうです。

 これから先、自社固有のお役立ちは、無駄をなくし 今あるものの価値観を上げる事だと胸を張って言えるようになりたいとの事です。

 『やったらやっただけ、手を抜いたら抜いただけの人生になる』
 古田氏はこの言葉を胸に社業に邁進されるとの事でした。

 自社の業況に合わせ、自社の固有のお役立ちは何なのか?必要に応じ考えなければならない。

 同じく、経営理念も考え直すことが出来る。考え直さないといけない事を改めて感じられたすばらしい例会報告でした。
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 グループ討論は「あなたの会社の“固有のお役立ち”とは何ですか?」をテーマに行われました。

記録 福岡産業株式会社 中川 繁

北近江支部12月例会~人を大切にし、大切にされる会社づくりに学ぶ~

 2017年12月19日(月)午後6時30分~9時まで、北ビワコホテルグラツィエにて滋賀県中小企業家同友会北近江支部12月例会が開催され、㈱シンコーメタリコン 代表取締役 立石豊社長より「人を大切にし、大切にされる会社づくり~社員が120パーセント力を発揮する最強の経営~」をテーマに実践をご報告いただきました。

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 立石社長は1961年に湖南市でお生まれになられ、1994年に2代目である父親より世代交代され3代目として社長就任し、現在では76名の社員さんを抱えておられます。

 2014年には滋賀同友会の「滋賀でいちばん大切にしたい会社」に選ばれました。シンコーメタリコンさんの社員満足度は、なんと驚異の86%!何故そこまで社員に必要とされる会社になったのか?その具体的な中身を中心に、社風と理念をお話しいただきました。 
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 脅威の社員満足度、その1番の要因は、立石社長の社員に対する執拗なまでの「おせっかい」だそうです。具体的には社員の誕生日にその御家族へ手紙を送付、結婚記念日には相手方に手紙とホテルのお食事券をプレゼント、育児休暇中の子育て面談、成人式に着物に似合う花束をプレゼント、社内結婚(これまで独身女子の50パーセントが社内結婚されるそうです)の際には社長自らが神父役を行い盛大なウエディングパーティー、サッカーや野球などの部活動、盛大な送別会、年に1度のOB会などを開催されています。その中でも1番の大イベントが年に1度の社員旅行だそうです。毎年海外旅行に行かれ、その費用やお小遣いはすべて会社持ちで、社員1人当たりの費用は約40万円だそうです。しかも社員旅行に参加しなかった社員は「クビ」だそうです(今まで一人もクビはないそうですが)。
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 社員に対する各種手当も他にはないようなユニークで、充実した支給制度を実施されています。その内容は、身だしなみは重要ということで5万円のスーツ手当、10万円の誕生日手当、10万円の資格手当、そして会社の利益は山分けという事で黒字部分を社員に分配する決算賞与など。なんとその支給方法はすべて現金払いだそうです。そして、休暇面でも年に1回ドリーム7という名の7日間の連続休暇を支給されています。
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 シンコーメタリコンさんが営まれている溶射という業種は多品種小ロットであり、そのほとんどが手作業の研磨であり、職人の技が必要とされます。今現在でも業績は右肩上がりだそうです。それを支えているのはもちろん社員さんの力でしょうが、その力を引き出しているのも立石社長の「社員は家族だ。」という熱い思いと行動があってこそなんだなと実感しました。
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 そしてシンコーメタリコンさんが次に目指すものは「日本でいちばん大切にしたい会社」だそうです。

 立石社長の究極の「おっせかい」があれば、それは不可能なことではないだろうなと感じさせるご報告でした。

(金山記)

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