方針と総括2009

スローガン

「創ろう!新たな企業価値・担おう!幸せのみえる地域社会」

~創立30周年・学びあい活動の輪を広げ、企業の継続と発展を実現しよう~

意義

昨今、100年に一度と言われる経済や市場構造の変化により、大不況の〝嵐〟が吹き寄せています。そんな中でも、私たち中小企業家は、“地域の暮らしを守り”「幸せのみえる社会」を築いていく『主体者』であることは変わりありません。そのためにも、環境変化に対応した〝強靭な企業づくり〟をめざしていかなければなりません。

地域の多くの生活者の雇用を守り、私たちのくらしをより安定させていくためにも、「新たな価値創造企業」が今、社会から求められています。持続可能な経済発展のためには外需だけに依存しない『中小企業で持ちたる国へ』していく必要があります。

中小企業の振興に重点を置いた「EU小企業憲章」では、“中小企業は経済の背骨、雇用の主要な源泉、ビジネス・アイデアを産み育てる大地”と謳われています。その社会的使命を実現していくためにも、さらに、私たち中小企業経営を担っている経営者が一人ひとりの社員を巻き込み、企業の継続と発展を実現していくことが大切です。

私たちは、自社事業の商品やサービスを見直し、新たな価値を生み出し、そこに携わる人(仲間)と組織で、さらに地域や顧客の役に立っていかなければなりません。地域社会の安定と発展に寄与するためにも、新たな仕事をつくり出し、雇用を守り、人を育てていく責務があります。

本年度は、「大津支部創立30周年」を迎えるにあたり、新たな時代の幕開けにふさわしい〝同友会運動〟の再点検の節目として、経済の荒波を乗り越えることのできる「強靭な企業づくり」をさらに加速させ、様々な活動の中で取り組んでまいります。


重点課題

1)新たな価値を生み出す企業づくり

同友会は、異業種の経営者の集まりの場です。会員相互が共に交流し合うことで、〝明日の新たな価値を生み出すアイデア〟がそこから湧いてきます。各々の企業が強じんな経営体質をつくるためにも、ひろく会員の経験と知識を交流する学びあいの場をつくり出すことを運動の中心としています。

本年度の大津支部は、「新たな価値を生み出す企業づくり」のための活動を中心的に行っていきます。

支部例会では会員の経営体験報告を中心に行い、“時代の変化に対応できうる経営者”に今何が必要かを相互の学びあいの中で深めていきます。また、会員の交流をより深めるために『研究グループ会』をさらに進化させます。研究グループ会では、よりテーマを絞った勉強会はじめ、その後の交流においても、相互の学びあいの中から生まれた事業の交流の機会を増やします。また、様々な運営の中でも組織運営論議だけに終わらず、新たな価値を生み出す企業づくりのために参加会員の経営課題交流と学びの場の一端と位置づけます。

2)「幸せのみえる地域社会」づくりを担う人と組織をめざす 

地域経済が疲弊する中、私たちは、自社の経営を見直すことで経営の改善を図り、新たな仕事を創り出し、雇用を通じて、地域の生活の場を守ります。また、私たちがめざす「良い会社」とは、事業そのものの商品やサービスを通じて顧客に役に立つことは当然として、自らの社員教育と一体的に取り組む地域の将来を担う子供たちの教育支援(職場体験学習・キャリア教育)、障がい者や子育て中の人、高齢者の暮らしづくり、そのほかにも、私たちには、生活・教育・文化・環境・自治etc.などなど多くの部分で重要な役割を担う必要があります。「幸せのみえる地域社会」づくりのために、その期待に、高い次元で応えることのできうる人と組織をめざします。

運動計画

1)研究グループ会の発展による活発な会員交流で、支部組織の活性化をめざします

全員参加型の支部活動をめざし「例会を補充する身近な親睦交流の場」として、昨年度より取り組みを行った研究グループ会活動を、本年度はさらに前進させます。

 「会の参加率を高め、会を活性化する」目的で行う研究グループ会は、会員相互が互いに教師、生徒となり、経営の辞書の一頁という同友会の学び合いの精神に基づき、知り合い、学びあい、励まし合う輪を広げる場という位置づけと共に、“経営課題の解決の糸口”を各々が発見し、また、地域の経済交流のきっかけづくりの場とします。 (資料別紙参照)

2)「人を生かす経営」をめざした企業づくりで、地域経済の安定と発展を担います 

経営環境が悪化し、企業の存続すら危ぶまれる昨今、私たちは、“経営者と社員の共育ち”を図り、中小企業の社会的存在意義を高め社会的使命感に燃えて事業活動を行なう“人と組織”づくりをめざします。そのためにも、まず、経営者自らが「経営姿勢」を確立し、自社の〝経営理念〟や〝ビジョン〟を社員に熱く語りかけることのできうる“経営者”となるために、「経営指針の成文化」をおこない「社員共育」に邁進し、〝同友会運動と自社経営を一体〟で行う会員企業を増やします。

中小企業としての〝社会的責任〟に目覚め、“経営体質の改善”をめざしていくためにも、まずは、中小企業の経営基盤の〝源泉〟となる『労使見解(中小企業における労使関係の見解)』を、「学びあう会員」を増やします。

3)地域からの期待に応える、同友会運動の主体者づくり

支部活動は、毎月の〝例会〟の中で、会員相互の“経営体験報告”を通じ、各々の経営能力の向上をめざすことを基本とします。その後のグループ討論で、更に学びを深め、その課題を自社に持ち帰り、実践して検証することを繰り返す中で〝顧客や地域からあてにされる企業〟をめざしていくことを運動の中心として活動します。会員相互が様々な運動に主体的に取り組むことで“自社の経営の方向性やあるべき姿”が見え、自らの「経営姿勢」が問いただされ、「経営者の責任」について理解を深め、“学び”がさらに加速され、「良い経営者」が社員と共に育ち、「良い会社」となり、やがては、力を合わせて「良い経営(社会)環境」が確立されるような、気づきと実践の場づくりを支部活動の基本とします。「国民や地域とともに歩む中小企業」が多く生まれ、地域における「圧倒的多数者の幸せ」を実現するために、“まちづくり”や“くらしづくり”から“地域産業施策への提言”や“地球環境保全”に至る活動まで、誰もの「幸せのみえる社会」の実現のためのさまざまな活動に取り組むためにも、将来の「中小企業憲章」実現に向けた“中小企業振興基本条例”制定のための運動を進めます。

活動目標

<研究グループ会>

昨年度から開催された「研究グループ会」を組織的に発展させます。本年度<第1グループ「経営技術」/労務・税務・法律、営業(マーケティング)・販促、人材育成などの経営技術学ぶ。第2グループ「異業種交流」/各業界業種のプロである仲間(会員)の交流を深め、雑学・経営情報から自社PRによる各々の仕事へのつながりを増やす。第3グループ「The・後継者」/事業継承や真の経営者になるための考え方や技術を先輩と共に本音で語り合うことで学ぶ。第4グループ「福祉ネットワーク」/福祉に係る事業や雇用の取り組みについて交流し、これからの“地域の福祉と事業”について探求する。第5グループ「共に育つ」/共育力のある“活力ある企業づくり”をめざす。>は、大津支部の会員が、それぞれの課題を元に、「研究グループ会」を作り、二ヶ月に1回程度、自主的な運営で会を開催して、年間を通じて共に学びあいます。

また、次年度の支部総会で、各研究グループの年間の研究結果とその成果を報告いたします。

<高島ブロック会>

高島ブロック会では、支部発足のために、今年度「高島ブロック会員数50人超」をめざします。そのために毎月“高島ブロック例会の開催”を通じて、地域企業の経営者や経営幹部のゲストをお誘いし、あらたな仲間づくりを積極的に行います。また、高島地域の会員の交流を深め、更なる同友会運動推進のために、高島地域で定期的に「会員基礎講座」を行います。組織づくりを強化するために、理事会や専門委員会への参加、「経営指針」や「共育」などの活動に、多くの高島会員が参加していただけるように働きかけます。

<大津支部設立30周年記念事業実行委員会>

大津支部は、本年度、支部設立30周年を迎えます。そこで、「大津支部設立30周年記念事業」を開催いたします。「支部設立30周年記念事業」では、地域の“経済”と“くらし”を担う中小企業家の「歩みと展望」を先輩経営者らの体験談を交え、これからの“同友会運動”と“中小企業”のあり方を“記念事業”として形にします。また、永年にわたり地域経済の繁栄と同友会運動に邁進して来られた先輩経営者をお迎えし、次世代を担う後継者や若き経営者に“自らの経営体験”を通しての「経営観」や「使命感」などを熱くお話し頂き、敬意を払うと共に、“同友会運動の語り部”として更にご活躍頂く場をつくります。

<例会委員会>

本年度の例会委員会は、“新たな価値創造”ができる企業づくりのために、①労使見解の精神に学び②経営指針を成文化し③社員“共育”を実践し④幸せの見える社会(地域)づくりの実践から学び合う、魅力ある例会づくりに努めます。そして、同友会の学び合いと実践のサイクル「①同友会で深く学ぶ(感動)→② 学んだことを自社内で実践する(創意工夫)→③成果をあげる→④その教訓を同友会活動へ還元する」を定着させます。魅力ある例会づくりと同時進行で、例会への参加率を“会員の30%以上”とするために、毎月一回の“会員訪問DAY”を開催し、積極的に例会へのお誘いを行うとともに、組織活性化委員会と連携し、新たな会員候補のお誘いの場として各運営委員よりご紹介された入会候補のリストに基づき、例会ゲスト参加の推進を図ります。

また、例会の参加確認は、e.doyuの活用で、支部会員の例会出欠状況を確認し、担当委員による会員への参加呼びかけを丁寧に行い、〝活力ある例会づくり〟をめざします。

<組織活性化委員会>

組織活性化委員会は、新たな会員候補づくりのために、運営委員のみならず多くの会員に紹介を促し、“候補のリスト化”をおこない、定期的なご入会のおすすめのために“仲間づくりDAY”を毎月一回開催し、早期に『200人会勢』の実現を行うとともに、『大津支部240人』の“仲間づくり”をめざします。そのためにも、運営委員全員が個別の目標と対象者を明確化し、毎月の運営委員会で遂行状況を把握し、入会のお誘い漏れを防ぎます。また、新たな会員に早期に同友会理念の浸透を図り、同友会になじんでいただくためにも、“毎月2回の会員基礎講座を開催”し、会員基礎講座への参加は、担当役員が新会員を入会2ヶ月以内にお誘いし同席参加することにより、新会員との交流を深めていきます。年2回の経営指針を創る会へ計画的に会員参加(受講生3~6人、講師団10人以上)をすすめ、同友会理念の体現者・運動の主体者づくりに取り組みます。

<運営委員会>

運営委員会は〝同友会理念の体現者〟づくりをめざします。運営委員一人ひとりが支部活動に積極的に参加し、「常に学び続ける活力のある経営者」と成長していく中で〝理念経営〟の実践を図り、〝魅力ある人と企業〟となるために主体的に〝学び・実践する〟経営者の集まりの場とします。

そのためにも、“常に学ぶ運営委員会”を心がけ、例会の企画や組織運営のみならず、自らの経営能力の向上と企業の成長も同時に図り、多くの場での自らの“経営体験報告”を行い、仲間づくりと学びあいを積極的に致します。また、運営委員は、“運営委員会出席率を70%以上”とし、自らの参加確認は、必ずe.doyuの活用で行います。「行動デー」の参加や他の支部会員への働きかけなど「新たな会員候補への呼びかけ」も積極的に行ないます。

<その他事業>

「地域づくり」の担い手として取り組んできた、地元中学校の“職場体験学習”への協力や“障がい者の自立支援”・“障がい者雇用”に向けた様々な活動などにも積極的に取り組むと共に、“地域産業振興”など、行政や教育機関、金融機関その他、他の経済団体とも連携を図る中で、私たち中小企業家が果たすべき役割へ主体的にかかわり、中小企業振興基本条例制定への合意と運動の輪を広げて参ります。

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