方針と総括2011

スローガン

「強靱な自社をつくり、地域社会に貢献しよう」

~全社一丸体制をめざし、大津市が良くなる活動し、組織をめざそう~

理念と方針・計画があって指針書となるように、大津支部でも『人間尊重経営・理念経営』等本質を学ぶ機会と同時に、時代や企業のニーズにあった『研究グループ会・勉強会・基礎講座』等を積極的に行いたいと考えます。

役員が支部を担うことはもちろん大切ですが、役員以外の会員さんが積極的に動けるような組織を作る勉強をすることが、自社経営にも役立つと考えます。どうしたら会員さんの意見を積極的に聞いていいけるかを一緒に学び、探っていきたいと思います。また、大津市の地域振興基本条例の設定に向けて、2-3年計画で行政に働きかける初年度とし、本年度は運営委員会で勉強会を開催し、積極的に行政に働きかけしていきます。

基本方針

1)例会の充実…公開例会・外部対象のビッグ例会など、年に2~3回は会員増強月間と併せて企画
原則・・・毎月第3木曜日に設定

2)会員の意志による研究グループ会活動の活発化と再編
3)経営基礎講座等ノウハウ論の展開と経営指針を創る会の入門・フォロー講座4)運営委員会の人数を増やし、多くの会員に参加を呼びかける組織づくり
5)新入会員にわかりやすい同友会と支部づくり
6)運営委員が同友会の理念をしっかり理解できる会づくりをする
7)大津市振興基本条例制定に向けての学習会を運営委員会で開催


目標

1)例会参加率25% 40社 ゲスト参加を含め50人例会の開催
2)研究グループ会の再編と年間活動計画予定の可視化をめざし、広報活動の充実
3)大津支部の士業が多い特性を活かし特徴ある勉強会を開催
4)例会や様々のイベント等を通じて、支部会員が50%が何らかの形で関わる会づくり
5)新入会員歓迎担当役員・運営委員の設置 2-3ヶ月に1回歓迎会を開催
6)運営委員会での定期的な勉強…同友会を学び、なぜ地域振興条例が必要か理解し共有する

具体的な活動案

【運営委員会】
多くの委員さんに運営委員になっていただき、多人数の方が参加していただくことを目標とする。
経営課題を話し合うとともに、テーマについて話し合いを持ち、特に『地域振興基本条例がなぜ必要か』は継続的に勉強していく。

【例会委員会】
例会委員長1名 例会委員数名から10名程度とし、企画を十分検討して2ヶ月前に企画完了し、早めの準備を行う。

【組織活性化委員会】
組織活性化委員長1名 組織活性化委員全員で、運営委員さんに年に2-3回(3ヶ月に1度程度)は増強月間を設けて、強(既存会員訪問)=増(新規会員候補訪問)が同じくらいのバランスで活動する。

【同友会「見える化」委員会(広報委員会)】
 毎月のニュースレターの発行他の活動を通じて、決定事項だけを伝えるのではなく、検討事項もできる限り多く伝えられるよう工夫し、大津支部の活動が広く会員さんに知ってもらえるようにしていく。

【職場体験関連】
 大津市からの依頼も安定的になり、大津市教育委員会の呼びかけに応じて活動する。

【各種事業】
・営業戦略策定セミナー:部長・課長級以上、経営者を想定した読書会、勉強会を開催し、同友会に関わる人数を増やすと共に、いろんな角度から勉強する。
・マナー・コミュニケーション講座:入社3年目までぐらいの社員を対象とし、半年間かけて、心理学的側面とマナーの具体的な内容の両方を学ぶ。
・初めて部下を持つ人のためのセミナー:係長級の社員が同友会に関わるきっかけ作り。部下の能力を引き出すコーチングなど人間尊重の会社作りに社員も参加してもらう。
・2011年度 経営基礎講座:昨年好評の講座を少し規模を小さくし、開催する。
・新入会員歓迎 担当役員が歓迎会を新入会員の都合に合わせて開催し、食事をしながら同友会の活動を体系的にお教えし、新入会員の経営課題を解決する同友会の活用方法をお教えする会とする。
入会からある期限までは運営委員が責任を持って例会等にお誘いする仕組みを作る。

【研究グループ会】
できる限り、自発的に活動することを目的とし、現実的に動かないものを無理に作らない。逆に内部から作りたいという希望があればどんどんつくり、参加してもらえるようにする。
詳細の活動についての詳細は各研究グループの長が年間計画を作成する。
・異業種交流会
・経営指針 入門・フォローの会
・大津資源を学ぶ
・へそNIPPONプロジェクト
・森林づくりパートナー
・中小企業における海外進出のススメ
・若者の会
・ランゲージビレッジ研究会
・ネットビジネス研究会
・事業承継研究会
  (太字は本年新しくできるとよいと思われるものの一例)

会員増強目標(高島BLは含まず)

退会5% 新入会者14社 純増10社+ゲスト参加10社
期首会勢     退会者     入会者     純増     期末会勢
145名    7名(5%)  14名(10%) 7名(5%)   152名

高島ブロックの活動

スローガン
:私たちの一歩が地域を変える ~学び合い、実践し、繋がる仲間づくり~

大企業中心のグローバル・スタンダードが称賛されて久しい昨今、この世界規模の大きな経済の流れの中では一中小企業や小売店の力はあまりにも微力です。また全ての中小企業・小売店が世界に打って出ることはできません。私たちはなぜ同友会で学んでいるのか?なぜ同友会活動を通じて仲間を増やそうとしているのか?その本質の部分を理解しないまま、大企業に倣った自社の業績を上げるノウハウだけを得ようとしていた会員さんは去っているように思います。

自社だけがどれだけ業績を上げても、その地域が良くならない限り、地元に根ざした私たち中小企業・小売店は発展する事はない、そのことを自社の視点から見るだけでなく大きな視野で見つめ、行動できる経営者になるために、学び合い活動を進めます。本来、私たちはどうあるべきなのかを一緒になって考え、実践し、仲間と繋がり合ってこの地域に小さく光っている活力を一つに結集させ、大きな力が地域を襲ってきても動じない地域づくりに向けて進んでいきたいと思います。

1)学びあい活動の方針
①例会の開催(6・7・8・10・11・12・2・3月 計8回)
 共通テーマ:人を生かし、本業を強め、新たな仕事づくりを地域連携で
参加目標:会員数の60%(内、会員外経営者の参加10%を目指す)
自主運営強化:企画、準備、当日の運営(司会、記録、グループ長)を運営委員で役割分担

②研究グループ会の開催
会員の経営画題を抽出し、3~4つのグループ会を結成し、ブロック会員全員が自社の経営課題に応じたグループに登録することをめざします。
グループ会の正副担当者が、ブロック運営委員を兼務し、企画、会場確保、案内(e.doyu)、報告まで自主運営で取り組みます。

現在決まっている研究グループ会
・経営能力向上研究会(共育ちの経営実践を、DVDで学習しディスカッション)
・ものづくり研究会(地域資源を活用した地産地商・外商の活動、農商工連携の場)
・高島自由塾
・経営指針を創る会OB会(大津支部とのジョイント、卒業生の会)
③例会は定時に開催し、高島時差をなくします。(遅れてくることは美徳でも義理堅くもない)

2)元気な高島づくりに向けての連携
①高島市長との懇談会(6月、新役員で訪問)
②高島産業フェア&そばフェスタへの出展(ものづくり研究会)
③高島市商工会後援例会の開催(年2回)

3)組織建設の方針
①新会員さんには会員基礎講座(同友会理念、労使見解、社員共育)、高島自由塾で同友会の基礎や同友会が目指しているところを学んでもらう。(既存会員も参加)
②全会員がe.doyuで行事の参加表明を行ってもらうように、会員訪問して使い 方を教えます。
③新会員歓迎会の開催
 内容:同友会歴史と理念DVD鑑賞、新旧会員交流会
  開催月(予定) 9月・2月
④会員増強 目標:会勢45名
 例会・講座・研究会へのゲスト参加を通じて10名を純増します。
運営委員は入会候補を1名持ち、1年かけて仲間にお誘いします。
⑤運営委員会の活性化
 組織の発展に運営委員会の活性化は欠かせません。会場を委員の企業を訪 問して開催し、70%の参加率を目指します。毎回経営課題の報告とディスカッションをして、同友会と共に発展する企業づくりを目指します。

大津支部2010年度活動報告

「学びから、激動を乗り切り、成長、発展につなげよう」~同友会活動の原点にもどり、原理原則を学び、仲間つながりから成長発展を可能に!~のスローガンのもと、1年間活動したことを簡単に振り返ります。

1.例会
『会員相互の顔が見える、研究グループ会活動の活性化と例会の活性化と参加率アップ』をめざしました。春の支部総会では25年表彰をさせていただき、6月には代表理事の坂田氏と直前支部長永井氏の対談『同友会での学びについて』で好調な参加率のスタートをきりました。しかし、年間を通しての例会への参加率は18.5%と目標の30%には及びませんでした。

『ゲスト参加の敷居を低くし、同友会活動を広く知ってもらい、大津160名会勢を実現する』を達成できず、企画不足と反省しています。

北海道から代表理事の守さんをお迎えし、中小企業憲章と中小企業振興基本条例の学習会が開催でき、同友会の根底には『まず、自社を強くすること』という思いがある。自社が強くなるには地域が良くなり、各企業が中小企業の役割をはっきり認識し、担っていくことを改めて確認しました。12月の望年例会では比叡ゆば八木社長から『全国大会に参加し、自分を成長させてくれた同友会の存在が自社経営に大きく役に立った。同友会に入っているなら、全国大会に参加しないともったいない』とたいへん貴重なアドバイスをいただきました。 2月例会では滋賀県の経営指針を創る会の初期にお世話をいただいた奥長先生から『経済情勢の分析から中小企業だからできる全社一丸体制』の勉強をさせていただき、3月には副代表金森さんから『事業継承を考える』例会を開催しました。

2.研究グループ会
研究グループ会活動や学ぶ場を活性化させる活動については、『経営基礎講座』に定員25名を超える応募をいただき、大津支部の特徴である『士業の会員の多さ』を活かして、のべ100名以上の参加者で、活性化することができたと思います。しかし研究グループ会では活発な活動ができなかったグループもあり、再編を含め、次期計画でご説明します。その中で、『大津資源を学ぶ』研究グループ会(グループ長辻井さん)から、びわ湖汽船川戸常務、大津グリル豊田さん、ナノリンクス木田さんを中心とする遊休資産を活用する『ランゲージビレッジ構想』の第一歩を踏み出せ、会外から100名以上が参加するイベントになりました。乾さん吉田さんほかの『へそ日本』でも新しい商品企画が生まれつつあり、エンカレッジジャパン中尾さんを中心とする『経営技術を会員のプロに学ぶ』では様々な視点での勉強会が行われました。来年度への大きな飛躍を期待をしております。また、大津支部30周年記念事業の一環として、滋賀県で初めてとなる支援事業『同友比良の森』で、5年間森林組合と一緒に活動をする調印をし、活動・支援の輪が37社と当初目標を超える大きな広がりを見せました。

最後に運営委員の人数を減らし、参加率を上げるコンパクトな活動をめざしたあまり、例会委委員長西村氏、組織活性化委員長平野氏など個人に頼ることになったことを反省しています。

3.会員増強 会員増強デーなどがうまく機能せず、数字的には厳しい結果になりましたが、退会者を減らす等活動の成果は出たと思います。

《会勢の状況(高島BL含む)》
◆入会21.5人◆退会16人◆増減5.5人◆会勢183人(高島BL34人)(期首166人)

4.高島ブロック会の活動
今年度の高島ブロックは『50名の仲間をつくり、支部を目指す基礎を築く』を目標に活動を行いました。

その先駆けとして、6月には蔭山孝夫・坂田徳一両代表理事をはじめ7名で西川高島市長を訪問。

中小企業振興基本条例の制定を呼びかけ、意見交換しました。また市長より、高校新卒者の約70%が働く場を求めて市外に出てしまっている現状や、年間約460万人の観光客が訪れていることを伺い、中小企業・小売店の役割と責任、そして期待の大きさを実感しました。

例会は「地域力を活かし新しい仕事づくりと雇用創出」を年間テーマにして取り組みました。

6月に『琵琶湖を経営資源に、未来を担う人材育成~子供たちの笑顔が社員“共育”~』をテーマに、オーパル・オプテックス(株)の山脇秀錬氏より、自社の役割・目的について学びました。

7月には『地域で生み出す新しいビジネスモデル~地産地消の社会的事業が面白い~』というテーマで、(社団)滋賀県社会就労事業振興センター長の高橋信二氏より地域の課題は何なのか?わが社の事業+αで解決できることは何か?を深めました。

8月には地元、安曇川町泰山寺の150年の古民家を移築して造られた田舎暮らし体験施設「風結い(かざゆい)」にて(株)澤村の澤村幸一郎氏より『“風結い”から学んだ人が集う魅力ある地域づくり』というテーマから、自社を発展させていくために、地域の中で何をしているか?を討論し合いました。

9月例会(後援・高島市商工会)では『念ずれば、夢かなう!!~ゆば八の三方よし経営~』をテーマに(株)比叡ゆば本舗ゆば八の八木幸子氏より報告を頂き、どんな思いで経営をしているのか?を議論。ゲスト参加を含め、30人を超える例会に会場の熱気も最高潮でした。

10月例会(後援・高島市商工会)には地元マキノ町で手作りスモーク工房 杣人~somabito~を経営する平田正紀様をお招きして『高年収を捨て、独立の道へ!!活力ある経営(生き方)~あなたの本気度は?%~』をテーマにご報告を頂きました。会員外の方ではありましたが、かなり刺激的な内容に普段の例会とは一味違った緊張感がありました。

そして12月には経営基礎講座特別編として、前高島ブロック長の上田誠氏((株)植杢の専務取締役)より『悪戦苦闘の日々~同友会の仲間に励まされる毎日~』をテーマに報告を頂いた後、明日の経営を語り合う望年会で会員同士の繋がりを更に深めました。

新年を迎えた2月例会では近江化成工業(株)専務取締役の小林清氏をお迎えし、『未来は自分たちでつくる ~繋がりと学びの中で進化した経営戦略~』と題して報告を頂き、スペンサー・ジョンソン著の『チーズはどこへ消えた?』に出てくるねずみと小人の話を例えに、自社にとっての心のチーズ(未来づくり)について意見を交わしました。

3月(後援・高島市商工会)には福井同友会会員の小川明彦氏(株)大津屋代表取締役社長をお迎えし、「地域と企業に人財を残す=経営は終わりのない駅伝競走、タスキを確実につなぐ人財育成こそ要だ=」をテーマに事業が継続して発展するためには教育哲学が必要であり、中小企業の社会的な役割は、地域に自立的な人を残すこと、人材を育成する教育哲学を継承することだと学びました。

また、2010度より毎月の会員基礎講座を偶数月に開催する『経営基礎講座』と、奇数月に開催する『経営能力向上研究会』に分けて開催しました。経営能力向上研究会では前大津支部長の(株)ピアライフ永井茂一氏を講師に迎え、財務・労務・戦略の壺と題して実務的なお話を頂きました。自社を例に出しての具体的なお話は大変興味深く、参加した会員一同が熱心に耳を傾け、自社の経営に繋げるべく学び合いました。

10月には地元の資源を活用した商品を開発し、新たな仕事の創造を目指す『ものづくり研究会』を発足。11月には、地元高島市で開催される『そばフェスタ』の模擬店に参加し、高木農園が安曇川の伏流水で栽培した小松菜を使った温かい小松菜スープを出品。試作も十分にできない状態での出店でしたが、用意した100枚のアンケートをお昼を待たずして全て回収。モニターで協力して頂いた方からはおいしいと嬉しい声を多く頂きました。小松菜を使った藤戸工務店の『みどりの大判焼き』と、ドリーム・あんですの『小松菜パン』は数量限定ながら即完売という好評ぶりで、そのお店の良さを知るリピーターの存在の大きさを実感、今後の商品開発に向けて大変参考になる経験をしました。

12月には赤石中同協相談役の書籍を読み深め、同友会理念や同友会の3つの目的の理解を深めると共に、自社が地域に対してどのように携わっていく必要があるのかを討論を交わしながら学んでいく高島自由塾を開催。参加者からは同友会の目指すところがかなり身近に感じられたと好評を得ています。

会員増強においても悩みを持った二代目経営者の方の話を聞き、例会などのゲストとして何度も参加してもらいながら同友会を紹介し、現在では過去最大の34名になり、例会、講座、研究会なども今まで以上に活気が出てきました。

しかし、その一方ではリーマンショック以降も厳しい経営状態が続く会員企業も多く、経営者自身が会社から離れる事ができず同友会活動から遠ざかってしまうケースや、同友会での学びから得るものが感じられずに行事にも参加されないケースが出ています。

これは同友会活動を企画・運営する運営委員会にもその影響は出ており、毎月の運営委員会の参加者は少数で、例会の打ち合わせや会員増強においても一部の運営委員と事務局任せとなり負担が偏ってきています。

そんな中、毎月の運営委員会の会場を各運営委員の会社を借りて開催。場所を提供してくれた運営委員さんからは現状の自社の悩みや課題などがかなりリアルに聞ける貴重な場になりました。

※各例会の詳細および報告・講演の記録はこちらでどうぞ

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