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ジワリと・・・・・・・・・

3月末の金融円滑化法の終了を迎えて、危惧すべきことが起こって来ています。

滋賀県ではなく大阪のある金型メーカーなのですが、売上げの不振からここ2年ほど、設備購入代金などの借り入れ約700万円の返済猶予を受けていました。

それでも経費削減につとめ、月次は何とか赤字にせず、あらたな顧客を求めて、営業活動に努力しておられ、引き合いもじょじょに出てきている矢先でした。

2月に、突然金融機関(近畿大阪銀行)から信用保証協会へ代位弁済手続きが取られることになった旨の通知があったのです。同時に近畿大阪銀行の口座が”凍結”(入金はできますが、出金はできない)され、各種の支払いが出来なくなるという事態になってしまいました。

このような事態の知識が多くなかった同社の社長は、大あわてで売り先からの入金口座を別の金融機関に変えてもらうなどの手続きを取り、事業継続への決意を得意先にも説明しその対応に追われます。

今回のように金融機関の事務的一辺倒な処置が多発すれば、なんとか頑張って足元黒字で経営している、中小企業の生き残りに必死な姿勢に最後の引導を渡す結果になりかねません。

「期限到来後もなんら変わらない姿勢」は口先ではなく、実際の融資姿勢を持って示していただく事を、国にもすべての金融機関にも切に期待したいものです。

また、まもなくお手元に届く「同友しが3月号」は金融円滑化法終了特集です。是非お読み頂き、自社、取引先、社員全体の危機管理の参考にしていただきたいと思います。(M)