記事一覧

トップ > コラム > 新産業創造委員会 > 第6回海外ビジネス研究会が開催されました。

第6回海外ビジネス研究会が開催されました。

 第6回海外ビジネス研究会が2月21日(木)午後3時から5時まで前出産業(株)様の会議室にて開催され11人が参加しました。
 今回はメンバーの海外ビジネス実践報告会として、以下をテーマにお二人から報告していただきました。
1)「ベトナム水ビジネス最前線!~現地法人設立から何が見えてきたか~」報告:小田柿喜暢さん 大洋産業(株)代表取締役
2)「アジア市場に打って出る!~タイとシンガポールにパートナーを求めて~」報告:小林清さん 近江化成工業(株)代表取締役

 小田柿さんは創業30年周期でバルブの製造から産業用機械の設計・製造へと本業領域を転換させ、創業60年を迎えた今、既存の技術(水処理)を活かした新たな事業展開として、海外への進出を進めています。これは、既存事業が特定メーカーの下請け体質が強く、親会社の海外競争の関係で自社の事業が大きくぶれる状況から脱する為でもあります。
 具体的には2011年から中国の視察や展示会へ出展。そこからビジネスパートナーが生まれ、中国やベトナムでの浄水システムの製造を依頼され着手します。そして今年2月にベトナム(ハノイ)での現地法人を設立させました。僅か2年で個々まで取り組んできたのですが、今は現地法人の社内規則づくりや人材の育成策など大変な状態ですが、既に情報を聞きつけた日系企業から仕事の引き合いが来ているそうです。現地に工場は持たないファブレスメーカーとして、現地企業をパートナーにして取り組んでいく予定。こんごは、ホーチミンにも営業所を出し、インドネシアにも展開を考えておられます。
 常に経営理念に立ち返って、海外での事業戦略を検討していると強調されました。
ファイル 1099-1.jpg
 小林さんは東洋紡が開発したクッション素材「ブレスエアー」の海外展開を進めるビジネスプランを今年の3月まで取り組んでいます。タイ、マレーシア、シンガポールへの展開が目標で、得意の語学力と人脈を活かし、メイドインジャパンの強みでアポ取りから現地営業を進めています。素材だけで勝負するとウレタンとの価格競争になるため、商品を作り付加価値を付けた上で市場開拓をしてきたそうです。
 単なる素材加工ではなく、商品開発から加工、そして販売という川上から川下まですべてを担う企業をめざし、経営理念「健康で快適な生活環境作りのお手伝い」をもとに、人とワンチャン向けのマットに取り組んできました。
 そして、ネットを活用したビジネスに人も金も投入し、ノウハウを蓄積。今後は自社のパートナーやノウハウを持った仲間と共に、ネットショップを海外で立ち上げ、今年から来年にかけて香港と台湾へ打って出て、今年中に海外との関係で事業を始める計画です。
ファイル 1099-2.jpg
 このあと、質疑応答を行い、次年度の海外ビジネス研究会の活動計画を検討。
 メンバー企業の実践(成功も失敗も)から学ぶ場を年4回程度行うことや、昨年に引き続き、海外視察研修会を開催することを確認。視察先については次回以降の研究会で話し合うことになりましたが、ミャンマーという意見や、中東のドバイへ日本の高付加価値な商品の販路を求めてはなど、面白い意見も出されました。
ファイル 1099-3.jpg
 次回研究会は3月21日(木)午後3時から5時まで、前出産業様で行います。海外展開事例は、カントリー自動車の河村剛社長から、中古日本車の輸出入ビジネスについてご報告をいただきます。(M・H)