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湖南支部甲賀B例会開催しまました

2月21日(木)18時30分よりサントピア水口にて三重大学人文学部法律経済学科准教授の青木雅生氏に「世界の経済情勢と地域企業の生き方」をテーマに報告いただき19名が参加しました。
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現在の日本は、国の経済成長と会社の成長と家庭が豊かになることが連動していません。これから社会に出ようとしている若者は日本のバブル経済はもちろん「景気がよい」というも経験はありません。そのような中、若者も含め社員さんがどこに「働きがい」を感じ、これからの地域社会を守っていくのか?というお話がありました。
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バブル経済崩壊を境に日本の経済や産業あるいは企業は大きく変わってきている。グローバル化がさらに進展し、メイド・イン・ジャパン(日本で作ったもの)からメイド・バイ・ジャパン(日本出身の企業が作ったもの)への変化。つまり、日本国内で製造し輸出するモデルはすでに衰退しています。
コストダウンや効率化が進む中で大企業を含む企業経営で、果たして価値創造はできているのか?地域経済に必要なものを考え経営をしているのか?と問題提起がありました。
自民党政権に変わりアベノミクス効果による円安・株高という一時的な流れになってはいるが、これでよくなるのか?という問いには「ならない」ときっぱり!
大切なことは企業が社会的責任(CSR)を果たしていくことはもちろん企業だけではなくあらゆる組織が社会的責任(SR)を果たすべきであると。
一方でCSRはコストであり、利益が多く出ている企業だけが取り組むもので、経営にゆとりが無い中小企業には無縁のものであるという認識も少なくない現状であり、なかなか進展していないという。
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しかし、中小企業にとって地域経済の衰退は会社そのものの存続にマイナスとなる。地域への貢献は、直接的にすぐに企業の利益につながるものとは言い難いのは事実であるが、地域の活性化に向けて自社だけでなく、NPOなどの専門的経験豊かな組織とも連携をしながら身の丈に合った小さな取り組みを始める必要性を三重県で行われている事例を交えながらお話しいただきました。
そして、最後に「経営理念が本物でなければよい経戦略にならない・・・よい経戦略でなければ経営理念も本物にならない」と理念経営の大切さを改めて伝えていただきました。
私たち中小企業の経営者として改めて『社会的責任とは何か』を考えさせられる中身の濃い例会となりました。