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北近江支部9月例会「私を変えた経営理念」ご報告

滋賀県中小企業同友会 北近江支部 平成25年9月例会 報告書
日  時:9月26日(木)18:30~21:00
場  所:北ビワコホテル グラツィエ
参加者数:31名(会員参加14名、社員参加14名、ゲスト参加1名、報告者1名、事務局1名)

北近江支部9月例会では、株式会社あぐり進学 守山銀座校校舎長の田中樹里さんに「私を変えた経営理念」というテーマでご報告いただきました。

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報告は、まず田中さんの自己紹介から始まりました。
愛知県瀬戸市出身で、中学1年の時に両親が離婚。高校1年の時に別れた父親が自己破産し住んでいたマンションと車がなくなり引越。高校時代は、パーマ・ピアス・ルーズソックスの女子高生。そんな田中さんは、コンプレックスの塊で、人との関わりを避け学校の休憩時間は、ほとんど本を読んで過ごしていたそうです。将来、極力人と関わりたくないため、大好きな歴史の研究をしたい思いで、大学進学。その後、大学院進学を望むも不合格。
仕方なく働くことを決意し、㈱あぐり進学に就職します。
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働く気がゼロだった田中さんは、アルバイトの延長気分でいたため、様々な問題にぶつかり挫折します。生徒対応、保護者対応、クレーム対応、売上数字等々。そんな時、会社の経営指針書を社員全員で考え発表する機会がありました。今まで経営理念なんて深く考え、理解したこともなかった田中さんの考え方が変わります。経営理念ってすばらしい!!
「自ら考え、自ら学び、自ら行動できる自立した社会に貢献できる人財の育成」この経営理念の下、田中さんは組織づくりをします。社員はもちろんアルバイトにも担当を任せ、数字を意識し守山サミットと称して、今後のビジョンの説明や担任、担任助手に一人ずつ課題発表を義務付け全員のベクトルを合わせます。
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組織作りの中では、あくまでも指示にならないよう、自分で考えるきっかけを渡すようにし、リーダーとして、上から指示するのではなく、時には伴奏者として同じ目線でゴールを目指します。思ったことはどんどんチャレンジさせる環境を作り、やりがいを感じ、さらに仕事の可能性が広がります。

現在、田中さんは、あぐり進学に就職をして、「社会に貢献できる人財の育成」という経営理念を通じ、自ら学び、自ら考え、自ら行動できるように、自分が変わることができたと、代表の青木社長に感謝されています。

グループ討論では、「リーダーシップとは何か?」をテーマに活発な議論が交わされました。今回は報告者が、経営者ではなく幹部社員ということもあり、6社から14名の幹部社員も参加していましたので、同じ立場としてリーダーシップについて考える機会になったようです。
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田中さんは、思春期に家庭環境の中で形成されたコンプレックスや人と極力関わりたくないという固定観念を、青木社長と出会い、その青木社長の掲げる経営理念を咀嚼し、見事に変身されました。ここまで経営理念というのは、人を変えるものかと、「あっぱれ」の一言です。(クローバー 澤田友宏記)