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○第4回アジア視察研修会レポート「モンゴル視察の意義と目的」

○第4回アジア視察研修会レポート~モンゴル視察の意義と目的~

 大洋産業(株)
 代表取締役 小田柿喜暢 (視察研修会企画委員)


 “モンゴル”と聞くと、草原の国、チンギス・ハン、相撲というイメージを抱く人がほとんどだと思います。モンゴルは、北朝鮮と関係が深く、かつ親日国のモンゴルはこれまでも拉致問題解決に向け、日朝協議の場を提供するなど日本政府に協力してきたことはあまり知られていない事実です。また、日本の伝統文化の相撲においては、朝青龍、白鵬、日馬富士、鶴竜の横綱を輩出しているにも関わらずモンゴルを深く知る人がいないのは不思議なことです。
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 今回、2013年の日本のODA供与相手国上位10か国に入るモンゴル(10位 165百万ドル)を実際に訪問し、企業、街、自然を見て感じることで、その国を知るきっかけやビジネスのヒントを得る良い機会になると思います。
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 <JETRO資料より引用>
〇一般概況
面積:156万6,600平方キロメートル(日本の約4倍)
人口:299万5,949人(2014年末、国家統計局(以下、NSO))
首都:ウランバートル(人口137万2,100人)(2013年、NSO)
民族:モンゴル人(全体の95%)およびカザフ人等
言語:モンゴル語(国家公用語)、カザフ語
宗教:チベット仏教等(1992年2月の新憲法は信教の自由を保障)

〇基礎的経済指標
主要産業:鉱業、牧畜業、流通業、軽工業
経済成長率:7.8%(2014年速報値、NSO)
インフレ率:11.0%(2014年平均、NSO)
失業率:7.7%(2014年末時点、NSO)

〇経済動向
1.民主化以降、日本を始めとする各国や国際機関の支援により市場経済化に向けた構造改革を推進し、1994年に初めてプラス成長に転じた。その後も順調に経済が発展してきたが、世界的な金融危機の影響を受け、2009年にはマイナス成長となった(-1.3%)。2010年に入り鉱物資源分野の順調な発展に加え、鉱物資源の国際相場の回復が内需の拡大を後押しした。これより、同年の経済成長率は6.4%、2011年は7.3%、2012年も12.3%と高い成長率を維持した。
しかし、2013年は11.6%、2014年は7.8%と鈍化した。
2.経済分野における諸問題として、(1)中・露両隣国に過度に依存した経済(モンゴルの輸出全体の9割は対中国。石油燃料のほぼ100%はロシアからの輸入に依存)、(2)インフレ率高騰の懸念、(3)格差の拡大などに対する懸念が挙げられる。特に、資源ナショナリズムの台頭及び外資規制の結果として、外国直接投資の大幅な減少や、資源価格の低迷等により、国際収支が悪化し、モンゴルの経済は厳しい局面を迎えている。
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