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下請加工業からメーカーへ~第2創業の経験・教訓に学ぶ 北近江支部9月例会~

同友会北近江支部 9月例会
日 時:9月25日(金)18:30~21:00
報告者:近江化成工業(株)代表取締役 小林 清 氏
テーマ「未来は自分たちでつくる!~町工場のチャレンジ「経営指針を創る会」のススメ~」
司会
参加者 35名

○青柳副支部長挨拶
 ラグビーが、監督が指示を出さず、選手が決めていく。逆転トライ。
 会社や組織も、社員の自主性を高めることが大事。
○新会員紹介
 有田之彦(ありた のぶひこ)氏 (有)中技術学 代表取締役
○例会ゲスト紹介
 荒木宏治氏 荒木電子工業(株)
 荒木孝志氏 荒木電子工業(株)
 磯嶋裕之氏 (株)ファイバー
 岩崎健次郎氏 ソニー生命保険株式会社
 中村弘一氏 合同会社トレスバイオ技研
 酒井有紀氏 合同会社トレスバイオ技研
 吉田道明氏 吉田農園
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○小林社長の話(概要と感想)
 「僕の前には、道がない。僕の後ろに道ができる」が信条。
 小林社長のコミカルかつテンポの良いご報告に皆、時を忘れ聴き惚れた。
 紆余曲折ありながらも、夢を実現していく行動力と計画力が特筆される。
 鉄ヲタ(時刻表が唯一の愛読書だった)の経験が海外への夢となり実際に海外勤務を実現された。業種や立場が変わっても「夢」は繋がりを持ち続け、必然と小林社長の前に現れる。そしてその可能性を得意のマーケティングで高めて行く。巡り来るチャンスを逃さず、表面だけでは見えない可能性をしっかりと見つけ出すための努力。こういう行動が本来すべき「経営者の努力」なのだろう。また、すべてに楽しみをしっかりと見つけていることが、維持する力となっていると感じた。
 様々な情報交換やメンターを持つことの大事さを聞く。
 本来であれば、恥ずかしく失敗談と語られるケースも有り得る「16歳の音楽配信事業」についても、遡り何が不足して、何が多すぎたのか?を分析。過去から学べること・・経験を活かすこと。当たり前のようだが、できていないことに気づきを得た。
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 第二創業期に取り組んでおいて本当によかった、3つのポイントは

1.会社資産の棚卸
2.助成金申請
3.経営指針を創る会
 このことを通じて自分たちの強みを未来形で考える。到達すべき一里塚(マイルストン)に、時間軸と具体的アクションプランを貼り付ける。投資は2年後にありたい姿をベースに行う。新規事業は、リーダーの率先垂範あるのみという教訓を確立する。
 事業継承では、数多の経営者が悩む「資産の引き継ぎ」も、「何を残して、何をやらないか?」を先代社長(父親)と向き合い、ごまかすこと無く直視して未来を考えて行かれた。
 助成金を獲得することで、冷静に自社の事業を見つめ、外部発信する方法を学び、計画を数字化出来た。
 経営指針を創る会では外資系企業での勤務で効率一辺倒に染まっていた心を、人間尊重経営へと価値観を大きく変えることが出来た。
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ネットビジネスでメーカーへ

中小企業にとって
1.薄利多売を止め、価値観の違うお客様を追ない。やらない事を決める!
2.チャンピオン商品を打ち出す(オンリーワンに特化。チャンピオン以外はおまけ)
3.メーカー、オリジナルに拘る(直接販売、ビジネスを自分の意志でコントロールする)
4.お困りごとに焦点をあてる(シニア犬向け商品の開発)

最後に、小林社長の真骨頂である「マーケティング理論」は垂涎。
 わかりやすく、翌日からすぐに行動に移せそうなケースをたくさん紹介してもらえた。3日週月の法則(お客様は購入した商品を⇒3日で冷める、3週間で当たり前、3ヶ月で買ったことすら忘れる)のごとく、この文章が学びと実践を継続するお役にたてば幸いである。
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○グループ討論
「あなたの会社の未来づくりは明確ですか?」
 小林社長のように3年後、5年後をしっかり語れる人が少ないように思う。ぼやけたビジョンや今の延長線上は語られるが「こうなるだろう」であった。「こうなりたい」と語る方は、経営指針を創る会卒業生に多く、創る会への参加と指針書の重要性を感じ取れるグループ討論になった。

○第26回滋賀県経営研究会の案内
 大津支部と高島ブロックの3名様から、ご案内がありました。人を生かす経営実践のお話が聞けるとのこと。多数参加をいたしましょう。
案内詳細⇒http://www.shiga.doyu.jp/cgi-bin/info_reikai/webdir/351.html
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○懇親会(然や)
 例会終了後、報告者を交えて懇親会を行い、とても盛り上がりました。
(山崎記)