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第26回中同協役員研修会 開催されました

 9月17日13時30分~18日12時、メルパルク京都にて、第26回中同協役員研修会が開催され、滋賀同友会より11名、全国より総勢120名が参加しました。
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 中同協の役員研修会は、各都道府県の理事及び支部長や支部役員が参加の対象となり、年2回各地で開催されています。

 第1講では、中同協広浜幹事長(㈱ヒロハマ会長)より、「友会運動の発展のために、同友会の歴史と理念に基づく企業づくり―学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして」をテーマに講義がありました。
 広浜氏は、同友会の例会DMを社員が見つけ、広浜氏の課題解決にと例会に参加。経営の課題を解決できそうだと入会を決意し、経営労働委員に登録。その中で、労使関係に悩まれていた広浜氏は「労使見解」に出合い、その実践に努めます。
 見解発表までの歴史的経過や例会や全国大会で報告される各企業の事例を学ぶ中で、もっと早くに出合っていたら、現在はもっと良い会社になっていたと回顧されています。
 同友会で学ぶということは、耳障りの良いフレーズや仕組みを学ぶのではなく、経営者とわが社に合った形(理念に沿って)で取り込み、PDCAのサイクルまで形にすること。労使見解にある、今できること、これから取り組むこと、を選別して全社で取り組むことが大切と話されました。
 また、同友会では組織のリーダーとして取り組んでいるのか?リーダーの条件や地域組織の指標などについて学びました。

 第2講は、「同友会理念に基づく全員参加型経営」をテーマに中同協副会長田中真吾氏(日本ジャバラ工業㈱)より講義がありました。

 田中氏は、1981年に同友会に入会され、経営指針の成文化に取り組まれます。89年に経営指針書を発表し、以後飾り物でない、「経営指針書」の実践に取り組まれます。しかし、バブル崩壊や阪神淡路大震災など大きな経営環境の変化の中で、倒れていく経営者や仲間を見ていく中で、自社経営と同友会活動に対する危機感を強めます。
 本当に必要な学びは何か?
 田中氏は、同友会で経営指針を作成し実践するにあたり、理念の器と会社の器にどれだけのギャップがあるのかを経営者が知り、優先順位を見極めて計画、実践する事が必要と話されます。
 同友会で学んだ事を実践すれば会社が良くなるはある意味幻想であり、間違った戦略と実践をしていないかを経営者は自らチェックする必要があります。経営指針書を社員が実践して、結果が出ないのは、指針書を作成した経営者の責任と。
 社員に対しても言うべきことを言い、社員の自主性、実践を担保する財政、教育体制、そして経営者の“愛情”がなければ全員参加型の経営にはならないと話されました。
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 2日目の第3講では、「地区・支部役員の役割は何か―同友会で何を学び、どう実践するのか、~同友会のリーダーの使命~」をテーマに中同協会長(㈱エステム会長)鋤柄修氏より講義がありました。

 鋤柄氏先ず、鋤柄氏の同友会活動と自社経営を時系列にまとめた「不離一体シート」の説明があり、自社の歴史と、同友会入会以降の経営の成果がどうなっているか振り返ってくださいと問題提起。
 鋤柄氏は、例会や委員会に参加し、全国大会にも積極的に参加。その中で、目標とする先輩や経営を見つけ出し、企業と愛知同友会の戦略を立ててきたと振り返ります。
 企業においては、経営を維持発展させること、労使見解に記載されている内容を学び中がら自社でどうするか、幹部や社員とともに考え、雇用を増やすこと、これが発展の結果と原動力であると位置づけ、いち早く実践。指針、求人、共育を三位一体で取り組み、現在では、会長職となり、後継者が次の後継者を育て、会社はさらに発展しています。
 鋤柄氏は、同友会で役員を引き受け、その中で自分がどう成長するかを課題に取り組まれました。役員の仕事はいろいろありますが、自社では経験できない地道な役割や何百人という組織を引っ張る役割があり、学ぶ姿勢さえあれば、多くのことを学べます。一番は、自社の経営をどうしたいかという課題さえあれば、同友会で学び続けて会社を発展させるヒントは転がっていますと。
 社長や支部長、代表理事はリーダーです。結果責任を負うため、理念や方針を考え、伝達することが仕事です。会社でも支部でも、社員や支部会員、支部役員の声を聴きながら大胆に活動してほしいと語られまし。

 一泊二日の長い時間でしたが、90分の報告と120分のディスカッションとじっくりと聞き、各地同友会の役員と自社と各地同友会の経験を学ぶことができました。

 もちろん、それを活かすのはこれからです。今すぐ取り組むこと、時間をかけて取り組むことなど課題を整理し、これからの活動と運動を考えていきたいと思います