記事一覧

トップ > コラム > 大津支部 > 大津支部 会社・お店を元気にする5つのステップ最終講(第5講)が開催されました!!

大津支部 会社・お店を元気にする5つのステップ最終講(第5講)が開催されました!!

ファイル 867-1.jpgファイル 867-2.jpgファイル 867-3.jpg

大津支部主催の「会社・お店を元気にする5つのステップ(2011年度伸びる会社になるための経営基礎講座)」の最終講が瀬田商工会で行われ、会員・会員外を含む12名が参加しました。
 最終講となる今回は締めくくりとして、「あなたの会社が無くなったら、お客様は困りますか?~全社一丸となるための経営の指針書~」と題して、永井茂一氏((株)ピアライフ代表取締役:大津支部会員)から経営の実践報告から学びました。
 
 最初に、参加者のベクトルを合わせるために「経営理念」と「企業の役割とは何か」についての資料の読み合わせを行いました。
その中で「経営は戦略がなければやっていけない。理念がなければやる資格がない」「理念なき経済は犯罪であり、経済なき理念は寝言である」との言葉の意味を深めました。

●経営理念と業績は正比例する!!
経営理念が「ある会社」と「ない会社」では、およそ半分半分の割合でしたが、経営理念と業績の関係ではなんと、売上高と理念のある比率は正比例の関係にあり、また利益と理念の関係もほぼおなじような正比例の関係になることが示されていました。
 《会社の売上げ規模と理念の有無》
 0~2.5億円=理念がある47%
  ~ 10億円=理念がある57%
  ~ 30億円=理念がある70%
30億円~   =理念がある76%

●企業経営において理念がない=業績が低迷する!?
理念がないと、
 ・社員がなんのためにここで働いているのかがわからない(存在意義の喪失)
 ・この会社がどうなっていくのかがわからない(将来性、夢の喪失)
 ・何を判断の基準としていいのかがわからない(判断基準の喪失)
↓積み重なり
  社内でのベクトルがあわず、コミュニケーションが滞り、社内で不調和や不正がおき、それが顧客に伝わり、業績が低迷する。
 ●会社とは「かかわる人皆が「幸せ」になるところ」
  会社とは、 
・人間性の追求・・・仕事を通じて、働く一人一人が人間性を高める。働くことで幸せを感じる、この会社で働いていて良かったと思
える
 
 ・社会性の追求・・・仕事・会社を通じて社会の役に立つ。会社に関係するすべての人に、この会社があって良かったと喜ばれる

 ・経済性の追求・・・会社を存続させるために利益を出す。社員を守るために付加価値を作り利益を出す

  幸福を追求する手段として、たまたま会社という形態をとって活動をする。
 
 より高き知恵や工夫を通じて付加価値を生み、今まで世になかった商品・サービスを提供し人様に喜んで頂く
 その喜びが社員の喜びになり、かかわった人皆が幸せになるのが会社の本来の姿。人を幸せにしない会社は存在しない方がいいくらいです。
 
 ●経営理念とは「今、ここにあるもの」
  経営理念の意味とは、
・「価値観」を示すことです
    ・社員がどう考えたらいいのかを示すことです
    ・この会社をどうしてゆこうとするのか?を示すことです
    ・我々はなぜここで働いているのか?を示すことです
    ・金儲けのためだけで働いているのではないと示すことです
    ・経営者の価値観を示すことです
    ・我々はどこへ行こうとするのかを示すことです

  それによって、社員の心が一つになり会社がまとまるのです。その結果、会社の業績が良くなるのです。
 つまり、利益を上げるためだけに経営理念を作るのではないのです。経営理念を作って、会社をやると利益が上がるのです。
 
 ●「二人の石切職人」の寓話から学ぶべき事
  旅人がある町を通りかかりました。その町では、新しい教会が建設されているところであり、その建設現場では二人の石切職人が働いていました。旅人はその二人に「あなたは何をしているのですか?」と問いかけました。
  一人目:「この忌々しいイシを切るために悪戦苦闘しているのさ」
  二人目:「多くの人の心の安らぎの場となるすばらしい教会を造っているのです」
 皆さんの企業の社員は、どちらの石切職人でしょうか?

 読み合わせの後、永井氏の経営体験報告を行いました。
 「普通にやっていては大変な時代です。2011年度の全国企業倒産件数はなんと、年間1万3000社(1日35社)です」つまり中小企業の年間平均創業数は約17万社。年間の廃業数は約29万社に上り、年間12万社(年率約35)ずつ企業数は減少しています
 もし私たちの「会社」がなくなったら、「社員」も「取引先」も「顧客」も「地域」も困ります。無くなっても困らない「会社」であれば存在している“意義”や“価値”がありません。会社を“維持”し“発展”させることが経営者の仕事です。
 では、「成長」させるためには、形を変えなければなりません(ダーウィンの進化論)。「変わる」とは、今までの“考え方”“やり方”“価値観”を“変える”ことです。そして「変わる」ためには、“学ぶ”事が必要です」とまとめられました。

《参加者の声》
 ・普段から社員に対して「お客様に喜んで頂くことが我々の使命である」と行っていますが、社会貢献というものがもっと奥深いものだと感じました。顧客満足の先にあるものが社員満足であり、社会貢献につながるんだなと思いました。経営というものの根本的なものが少し見えた気がします。
・二人目の石切職人が自社からも生まれてくるよう、自分を磨いていこうと思います。

(記:同友会事務局 竹林竜一)