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第46回中小企業問題全国研究集会IN香川に滋賀より13名が参加しました。

 第46回中小企業問題全国研究集会IN香川が2016年2月18日(木)13時~19日(金)12時まで「人を生かす経営の実践で、地域の明るい未来を創りだそう~21世紀型中小企業づくりで「すべての地域」に同友会理念を~」を集会テーマに掲げJRホテルクレメント高松をメイン会場に開催され、全国の同友会より1,300人が参加しました。

 滋賀県中小企業家同友会からは、以下の13名が参加しました。

1 坪田 明 大津発條(株) 代表取締役社長
2 坂田 徳一 (株)坂田工務店 代表取締役
3 北野 裕子 (株)エフアイ 代表取締役社長
4 小田柿喜暢 大洋産業(株) 代表取締役
5 大日陽一郎 山科精器(株) 専務取締役
6 青柳 孝幸 (株)PRO-SEED 代表取締役
7 中野 裕介 (株)ジョーニシ 社長室室長
8 立石 豊 (株)シンコーメタリコン 代表取締役
9 宮川 草平 宮川バネ工業(株) 代表取締役
10 永井 茂一 (株)ピアライフ 代表取締役
11 蔭山 孝夫 滋賀建機(株) 会長
12 西村 常博 (有)西常商店 取締役
13 廣瀬 元行 滋賀県中小企業家同友会 専務理事


 18日(金)はテーマ別の分科会よりスタートしました。参加者はそれぞれの分科会にて5時間にわたる密度の濃い学び合いに参加をしました。
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 私が参加したのは第2分科会で、テーマは「平和な社会でこそ中小企業は繁栄する」でした。湯本良一(株)湯建工務店社長(東京同友会相談役)と杉村征郎杉村精工(株)会長(静岡同友会相談役理事)より問題提起を受けて討論しました。

 湯本氏は、世界は第2次世界大戦の反省に他って民主主義のルールを枠組みとした国際関係を築いてきましたが、ロシアや中国の現在の動きは戦後秩序を無視しています。核兵器開発の技術的なハードルが下がり、抑止力による均衡が破れてきました。加えてISによるテロ、内戦による難民問題など、世界の状況は不安定化しています。ゆえに、自由・平等、主権在民、民主主義を大切にした新しい価値観と秩序の構築で平和を実現しないといけません。戦争の抑止力は健全な民意を形成することであり、雇用の70%を担う中小企業が利益を出して顧客と雇用を守ることが安定した社会づくりのベースとなります。そのために、同友会理念による良い企業づくりをめざす私たち同友会運動の役割は大きいという考えをを投げ掛けました。

 杉本氏は、過酷な戦争と言論抑制でモノを言えない時代、自由な経営を許されなかった戦時体制を経験した同友会運動の先人たちの反省と戦争を繰り返さない熱い思いが「自主・民主・連帯の精神」に結実したこと。同友会のめざす「人間が人間らしく豊かに生きられる社会」こそ同友会の希求する平和な社会の理想像であると強調。歴史に学び、事実を知り、自分の頭で考え、平和主義、立憲主義、民主主義、個人尊厳の政治を実現するために、平和の問題を同友会で大いに論じ合うことが大切だと強調しました。

 グループ討論では「平和について何を考えなければならないか」「自由と民主主義を守るために中小企業家は主体者として何ができるのか」を語り合いました。

 この中で、「平和の問題は政治課題ではなく、中小企業が時速可能な経営をする上での経営課題として位置付け、経営の指針に位置付ける必要がある」「憲法9条は世界に誇る日本ブランド。このブランドを真正面に掲げて、武力ではない独自の国際貢献を目指すべき」「国家間のパワーバランスによる平和の維持が崩れているからこそ、戦後70年間平和主義を貫いてきた日本のリーダーシップで戦争を絶対に起こさない新たな国際秩序構築に力尽くすべき」「中小企業が技術や本業を通じて世界の格差や貧困を無くすために、仕事づくりや民間交流に力を尽くすこと」「国会の安保法制にたいして、中同協として同友会理念による基本的な見解を是非とも示すべきだった」という意見が出されました。

 分科会座長の広浜中同協幹事長からは
1)「生きる、暮らしを守る、人間らしく生きる」を実現することが同友会の目指している平和な社会のありようであることを明確に持つ。そういう社会づくりを担う良い会社づくりを進めましょう。
2)同友会こそが健全な民意形成の先頭に立ちましょう。
3)事実をして自分の頭で考えましょう。
 とまとめられました。

 いま、ジャーナリズムの報道姿勢や18歳選挙権に伴う学校教育での政治的中立性について話題になることがあります。とりわけ政権与党の議員さんからは、偏向報道があれば電波を止めるという発言がなされたり、番組製作にあたって与党からいろいろと注文をつけるような文章が発せられているようです。

 私は現下の情勢で「政治的中立性」を云々することは、報道や教育の現場において、平和や原発、政治に関わる問題には蓋をしたり、避けたり、取り上げないようなことに繋がるのではないかと危惧しています。

 本当の意味での「政治的中立性」とは「私はこう考えます」と言うことを自由に発言する権利を保障し、国民の中でお互いの主張を自由に交わすことが出来る条件と環境をつくることだと考えます。

 私たち中小企業家同友会においても、その時々の重要な政治的課題に対して大いに意見を交わし合うことが大切でしょう。そういう議論を交わすきっかけとして、中同協の会長が同友会理念を経営にも自らの生き様にもいかす立場で談話を発することは、大切なことだと思います。

 また、経営の現場においても、経営者の考えだけを朝礼などで伝えるのではなく、社員に対しても人間尊重の精神ではどう考えるのがよいのかを問い掛け、また社員もどのような考えをもっているのか、いろいろな機会に、自由に話し合える風土をつくることが出来れば、投票率が5割もいかないような現状を変えていくことに繋がると思います。
 こういうことを進めるのが、政治的中立性を担保することだとと思いますし、人を生かす経営の実践ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

 さて、5時間に及ぶ分科会での学びの後は、1,300人が一堂に会した懇親会。会場埋め尽くす人人人で熱気に溢れました。
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 19日(金)は9時から全体会。
 基調講演は香川同友会会員、徳武産業(株)代表取締役会長の十河孝男氏より「足もとに笑顔を届ける会社~奇跡を起こしたピンクの靴~」をテーマに行われました。
 手袋の下請縫製業からOEMのシューズメーカーへ。工場の海外展開で仕事が無くなる危機から、介護シューズを手がけ、徹底して介護の現場の声を吸い上げ、靴業界の常識を覆す左右サイズや仕様の違う靴や、個別対応の靴を開発し市場を創造。その考えの根本は、人の役に立つことだと実感しました。そして、業績ではなく継続を重視する。損得よりも善悪で判断することなど、私たちの理念と戦略を見直す感動的なお話しをしていただきました。
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 香川同友会の皆さん、研究集会の準備運営、本当にありがとうございました。滋賀から参加の皆さん、学びを実践して、良い会社づくりを進めましょう(M・H記)
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高島ブロック・人材を確保できる会社を目指してディスカッションしました。

高島ブロック2月例会ご報告

と き:2月17日(水)18:30~21:00
テーマ:少子・高齢化のもとで、人材を確保・育成するには?!
   ~採用とと教育課題 討論例会~
報告者:伊藤 嘉明 氏
    有限会社伊藤嘉商店 代表取締役
    橋本 学夫 氏
    有限会社今津マツダ 代表取締役
    永井 茂一 氏
    株式会社ピアライフ 代表取締役    
ところ:安曇川公民館
参加者:11人

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東近江支部 2月例会:企業風土づくりにひつようなもの

2月17日水曜日、午後6時30分より支部例会を開催しまし。

 今回は外部から「ちょっとアホ理論」の著者である㈱ヒューマンフォーラム 代表取締役会長 出路 雅明氏をお呼びし会員外も含め総勢44名の参加となりました。テーマは「会社は素晴らしき仲間の集い~元気に明るくちょっとアホ素晴らしき仲間は“ええ一人一人のええ仕事から”~」
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 たった2坪の古着屋から社員数700人を超える企業になったお話しや、超V字回復をした成功例についてお聴きできるかと思っていたら
会社の文化をいかに作るかというお話に終始しました。社員のカテゴリーを“ビクビク ネバネバ型”“カンカン バラバラ型”“スネスネ チューチュー型” “オドオド キョロキョロ型”の4つに分けて行動や思考でタイプ別にし、そのタイプの良しあしではなく、それぞれのタイプの傾向があることを自他共に認めあい、不足分を別のタイプの人が補いあうことが大切なこと。
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また今まではビクビクネバネバ型やカンカンバラバラ型に多い男性思考な人がリーダーとなり組織づくりを進めていきましたが、これからの時代はリーダーを立てないこと、また女性的思考の人や、ニッチな部分にこだわりのあるような方が増えていくことで組織が成長していくというお話しでした。
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一人が全体のために、全体はたったひとりのために今やるべき仕事をええ仕事にしていくことを意識し行動することの大切さをお聴きしました。
最後にアフガニスタンの紛争地域へ復興支援に行かれてる医師の中村哲さんのDVDを拝見しました。
医師である中村さんの支援は紛争地域の医療ですが、ケガや病気の人を治していても対処療法であり、もっと根本治療をしなければならないと考え
それが農地を再生することだと気づかれます。そして農地を再生するために石組みで25.5kmの水路を市民の手でつくります。それは修繕が必要になったら外部から呼んで直してもらうのではなく自らの手で修理できるよう作り方をいちから伝えていくという作業でした。
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医師である中村さんと地元住人が7年かけた水路づくりの映像を見て、できあがった水路から農地へじわじわと水が滲みわたる様をみていく中で会社の社風や文化作りも、このようにじわじわと滲みわたっていくことで初めて根付くのだと感じましたし そのためにも目先の課題ではなく遠い未来を目指し実践していくこと。そして自ら考え自ら動くことでしか将来のビジョンが現実と結びついていかないことを学びました。
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経営指針を創る会第5講が開催されました

2月13日(土)同友会事務局にてインフルエンザが猛威を振るう中、第37期経営指針を創る会第5講を開催致しました。第5講は、一通りの経営指針書の完成形を発表するのが中心ですが、テーマ勉強会からのスタートです。
テーマ勉強会は『労使見解の言う人間尊重経営とは』と題して、宮川バネ工業株式会社 代表取締役会長 宮川卓也氏からの講義です。
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最初に【理念の恐ろしい話】と題してワタミグループのスローガンやミッションを読み取り、何故ワタミグループがブラック化したのかを考察しました。
次に『人を生かす経営』から『個人を生かす経営』へと題し、《生かす》の意味から教えて頂きました。常用漢字には『活かす』という表記はないそうです。経営指針の成文化に当たっては、言葉や文字 ひとつ一つに大きな意味があり、大切にしなければなりません。
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この上で『生かす』いうことは、どうゆう事かを、受講生・OB団を巻き込みながら講義が進められました。
 次に『社員は大切なパートナー』の意味について分かり易く説明頂きました。社員は経営者をパートナーにしたいと考えているのでしょうか?人間尊重経営とは、『社員がパートナーとしたいと思える自分を経営者が目指すこと』つまり、自分を大切にすることであると講義を締められました。
 分科会は、3名・2名の2班に分かれて開かれました。
前回のプレゼンテーションで、第5講の重要ポイントにしていた『経営指針作成に当たって』が未記入の方があったり、思いが伝わない体裁の良い文章でまとめられていたり、OB団からは、これまでの分科会で話された各位の熱い思いをもっと、もっと書き出して頂くようアドバイスをさせて頂きました。
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 次回はいよいよ第6講 最終講です。受講生の皆さん!最後まで頑張って下さい!
指針経営のスタートラインが見えてきました!
最近創る会にご無沙汰なOB団の皆さま、3月5日(土)ラフォーレでの開催です。
是非ご参加下さい。


K.T

2015年度 支援の軸を定める連続研修会の最終講が行われました。

最終講報告書

2月12日(金)13:00~17:00、コミュニティセンター野洲にて、滋賀県中小企業家同友会ユニバーサル委員会、ならびに滋賀県社会就労事業振興センター共催 2015年度 支援の軸を定める連続研修会の最終講が開催され、8名が参加しました。
これまでの講義の集大成として、受講生3名から各々の「私の指針書」の発表が行われました。
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指針書は、
1.指針書の作成にあたって
2.私の指針
3.事業(所)の指針
4.私の計画
の4つから構成されています。
1については、これまでの3講の中で検討してきた自らの「支援の軸」への思いを言葉にしていただいています。2では、受講生自身の働く目的を明確にしたうえで、その目的達成のために組織で果たす役割の明示です。3では、自らが働く事業所の目的を整理します。4では、前項の事業所の目的と自らの働く目的を整理し、実行計画として記載します。
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それぞれの受講生がこれまでの講義の内容を何度も見直し、自らが携わる仕事とは何か、支援とは何かを悩み、自らの「支援の軸」について考え抜いた結果としての指針書が提出されました。
講師陣も受講生が作成した指針書について、中身の確認を行うとともにそれぞれが今後の「支援の軸」となり、働く目的を見失わないようにアドバイスを行いました。
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 昨年10月から開始された、本研修も今回をもって終了となりました。今回で4年目に入り、これまでの連続研修会から変更して実施した点もいくつかありました。次年度以降の開催に向けて、本研修がより一層よいものになるよう、受講生からの意見も踏まえて次年度以降も開催していきたいと思います。
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文責:朽木

大津支部2月西地区例会 「子ども達の応援団になろう!!~児童養護施設の実情と課題 中小企業の役割~」

大津支部2月西地区例会が2月6日土曜日の13時30分から小鳩乳児院で17名の参加者の中行われました。

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小鳩乳児院へ訪れ、現状を知り。中小企業の役割、中小企業経営者として何をすべきかなのか?何ができるのか?そのことを改めて問い直し、学ぶ地区会ではなかったのではないでしょうか?

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実際に訪れなければ分からないことはあります。
貴重な経験をできた地区会でもありました。

記 M:R

びわ湖かがやきカンパニーvol.56 株式会社 金壽堂

びわ湖かがやきカンパニーvol.56 2016年2月号

びわ湖のほとりで「キラ」っと輝く滋賀県中小企業家同友会メンバーの事業所、商品、サービスをご紹介します。
< インタビュアー>
取材まとめ:八木真紀(有限会社ウエスト)
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株式会社 金壽堂

古くから「鋳物のまち」として知られた東近江市長町。高度経済成長に伴い鋳物師が減少、現在でも寺院の梵鐘を鋳造するのは全国的でも数軒となり、県内では株式会社金壽堂のみ。代表取締役の黄地 浩さんを訪ねました。(取材/12月11日)

「鋳物」の歴史深い長町にて梵鐘づくりを続ける金壽堂

 歴史を物語る立派な工場や建物ですね。会社のこれまでの歩みとは。

黄地 愛荘町東漸寺に、約700年前に長町でつくられた梵鐘が残っています。古くから鋳物業で栄えたこの長町で、先々代が昭和24年に鋳物製造を事業化し、会社組織を設立、本社工場を創業しました。鍋や釜などの鋳物製品のほか、地域の伝統技術を受け継いだ梵鐘(釣鐘)づくりを手がけてまいりました。第二次世界大戦中、あらゆる金属が供出対象となり、江戸期以降に鋳造された多くの梵鐘が失われました。創業時の昭和22〜23年頃は、これらを復活させようとする特需で梵鐘鋳造が最高潮となり、工場は活気にあふれていました。しかしその後は鉄製品や梵
鐘の需要減少に伴い、苦しい経営状況に陥っていきます。
 先代が病に倒れたのは3年前の1月。東日本大震災で被災した寺院に納める梵鐘の鋳造式を控えていたときでした。もともと私は仏像を制作する仏師でしたが、伯父である先代に頼まれてその2年ほど前から工場で梵鐘づくりに携わっていました。思わぬ形で金壽堂の指揮をとる立場となり、事業を続けるか否かの選択を迫られました。厳しい経営状況、膨大な維持費がかかる工場や設備、周囲は当然のように反対しました。ですが、これまで先代たちが積み上げてきた鋳物師としての歴史、工場で働く従業員たち、地域有数の旧家として受け継がれてきた土地、家屋、財産などがすべて途絶えることを思うと、とても終わらせることは
できませんでした。
 職人たちと力を合わせ、被災地へ送る梵鐘の鋳造をやり遂げると、家業の承継を決意し、経営の立て直しを図るべく奔走しました。

「古いものを直す」鋳物師だからこそできること
これからの事業へ

 社長が会社を継がれてから取り組まれた具体的な取り組みとは。

黄地 過去に梵鐘を納品した寺院の古い撞木(釣鐘を突く棒)の交換に行くと、梵鐘や銅像のメンテナンスの相談を受けることがあります。
 また、檀家の減少、住職継承者の断絶などにより、梵鐘や寺院の備品を何とかしたいという相談を受けたことも。そのときは、梵鐘は溶かして再利用の道へ、仏様に関係する寺院の設備や備品は販売ルートを持つ知り合いに託し、少しでも有益な処分の仕方をご提案することができ、大変喜んでいただくことができました。
 今、全国の寺院には経年劣化した古い設備がたくさんあり、さまざまな理由で担い手を失う廃寺が増えています。相談相手もいないまま放置され、崩落の危険にさらされている寺院もあります。
 これまで力を入れてこなかったホームページを手直しし、きちんと機能を持たせたことで、古くなった梵鐘や銅像の修理の問い合わせが、国内はもちろん海外からも入るようになりました。小さな修理依頼を請け負うことで、再び新たな受注につながってきているのです。このような特殊なものの修理やリサイクルは、市場も小さいですが、競合もほとんどいないということです。ここに新たな事業の道筋があるのではないかと実感しています。

人々が「手を合わせる空間」を
作るという奥深い仕事

 仕事を通じて何か感じておられることはありますか。

黄地 仏様にまつわるものを取り扱っているからか、仕事でおうかがいする寺院では、いつも温かく迎えていただきます。ときには心を打たれる言葉をかけていただくことも。金壽堂が30年前に納入した梵鐘の撞木の交換へ行ったときのこと。新しい撞木で鐘をついたとき、近所のおばあさんが「長いこと聞いていなかったけど、久しぶりにいい音を聞かせてもらった」と話してくださいました。そして、お寺に〝お蔭さまで生かしてもらっています〞という気持ちを表して通りすぎて行かれました。また、梵鐘を納入したお寺にて、住職に「あなたの持ってきた梵鐘は、人々が心のより所とするもの。形は釣鐘であっても、これは仏像と同じです」と言っていただきました。
 かつて仏師だったころ、高僧や師匠に教えられた「人が手を合わせるものをつくるということは、技術だけを追い求めるのではない」という話を思い出しました。単なるモノづくりだけではなく、人々が感謝の気持ちで拝まれるような「ありがたい空間づくり」をお手伝いしているという、大変奥深い仕事をさせていただいているのだと感じています。

株式会社 金壽堂
東近江市長町273番地
TEL:0749-45-0003
http://www.kinjudo.jp/

北近江支部彦根ブロック合同新年会えお開催しました。

滋賀県中小企業家同友会北近江支部は1月21日(木)本会新春例会の後、18時から彦根駅東口前の喜多屋(きたや)で彦根ブロックと合同で新年会を開催しました。今年も仲間意識を大切に、学んで良い会社づくりを目指すぞ~!

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2016年新春例会開催される~中小企業が担う持続可能な地域経済~

2016年新春例会開催される!

 滋賀県中小企業家同友会2016年新春例会が1月21日(木)午後1時半から4時45分までホテルニューオウミで行われ、会員とご来賓の皆様あわせて99名が参加しました。
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○ご来賓の皆様(敬称略 順不同)
山中 仁敏 滋賀県工業技術総合センター 参事
西堀 達也 東近江市 産業振興部 商工労政課主査
上村 幸輝 草津市 商工観光労政課 主事
矢野美穂子 草津市 商工観光労政課 専門員
鍋山 明嗣 日本政策金融公庫大津支店 中小企業事業統轄
植西 正寿 滋賀銀行 地域振興室長
木村  茂 滋賀中央信用金庫 本店営業部長
坪内 茂樹 滋賀職業能力開発短期大学校 校長
山田 好洋 滋賀職業能力開発短期大学校 能力開発部長
野間 圭介 龍谷大学エクステンションセンター センター長
松山 幸司 龍谷大学エクステンションセンター 課長
筒井 長徳 龍谷大学エクステンションセンター REC産学連携コーディネータ
城  智哉 龍谷大学エクステンションセンター 課員
木沢 成人 滋賀県議会 良知会 代表
藤井三恵子 日本共産党 県議団 県議会議員

 記念講演は、立命館大学経済学部長 教授 松本 朗氏より「アベノミクス下の地域経済から中小企業を考える」をテーマに政府の経済政策が向かっている方向と地域経済再生の課題、さらに私たち中小企業経営者による地域振興の必要性についてご講演をしていただきました。

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 記念講演は、立命館大学経済学部長 教授 松本 朗氏より「アベノミクス下の地域経済から中小企業を考える」をテーマに、政府の経済政策が向かっている方向と地域経済再生の課題、さらに私たち中小企業経営者による地域振興の必要性についてご講演をしていただきました。

 まず松本氏は、アベノミクスの三本の矢である「異次元の金融緩和、機動的な財政出動、成長戦略」の内容を解説。その矢の効果で「円安・株高・輸出企業の企業業績の改善」が挙げられるものの、政府の狙った物価の上昇と景気の回復には結びついていないと指摘。そのわけを、為替相場差益による輸出産業を中心とした企業業績と株価が回復する一方で、肝心の輸出数量は減少傾向という矛盾が生じており、国内消費が回復せず、景気回復が実感されていないこと。結果として、内需型依存型の企業業績の悪化が起こり、中小企業の業績の悪化を招いていると強調されました。
 また、輸出型企業の為替相場差益による利潤はどこから生まれたのかについて、興味深い指摘がありました。その利潤は、円安による輸入物価の上昇と小売価格の上昇と裏返しの関係にあり、結果として円安による国民の家計所得と内需依存型企業の利潤から移転されたものだと言うものです。
 さらに、「異次元の量的緩和政策」下での株高は、外国人投資家による日本株買いが背景にあり、本来ならば外国人投資家が円を買って株を買うという構造は円高要因なのに、円安になっている矛盾を指摘。これは、外国人投資家が日本株を売却することによって得たキャピタルゲインをドルへと交換しアメリカに送金しているからであり、本来国内で循環されるべき利益がアメリカへ流れることによって、国内経済が停滞する要因となり、一方でアメリカの景気回復を支えたと言う指摘も興味深いものでした。
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 松本氏は、この様に「三本の矢」は経済政策としても矛盾を抱えており、現実的に景気回復の実感がないから、「新三本の矢」が発表されたものの、「新三本の矢」も具体性に欠け、また2020年までにGDP600兆円=年間実質成長率3%というのも、かなり大変な目標であるとおっしゃいました。

このような経済状況下で、地域経済から中小企業を考えた時に、行政に頼るのではなく、地域全体が自ら動いていかなくてはならないと投げかけられ、その取り組み事例として愛媛県明浜の「無茶々園」http://www.muchachaen.jp/
を紹介。有機農法を軸に、その地区全体のサスティナビリティを考える規模にまで成長した事業創造のあり方を学び、滋賀県の地域特性をいかして中小企業が中心となり取り組んでいって欲しいと呼びかけられました。
その様な取り組みを法的に支える「中小企業振興条例」の意義について、1 地方自治体自身が中小企業を復興するという立場を地方自治体の議員、行政職員に対して明確にする。2自治体と中小企業者が協力して中小企業・地域経済復興に取り組んでいく条件となる3 行政の姿勢の連続性の保障という3つの意義を述べられました。
 最後に、大学と地域企業でどのような連帯が組めるかについて、景況調査、人材育成や企業家育成の連携講座などを述べられ、大学と地域企業の連携の大切さを強調。今年秋から滋賀県中小企業家同友会と草津市と大津市との連携で取り組まれる立命館大経済学部の講義科目の一つである「キャリアデザイン」もその具体化であるとして期待を込めて紹介していただきました。

 自立的な景気回復が見られない一方で、どのように経営環境が変化しても、われわれ中小企業家は強靭な経営体質を作り、地域社会に根を張り、産学との共育的な連携にもとり組、社会貢献できる企業を作っていかなければならないと、あらためて問い直すことができたご講演の内容でした。
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 第二部の賀詞交換会では、野間圭介氏(龍谷大学エクステンションセンター センター長)より乾杯のご発声を頂戴し、明るく・楽しく・和やかに会員交流を行うことができました。(R・M記)
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37期創る会 第4講「SWOT分析から、中期経営方針(戦略)を立案する」

第37期経営指針を創る会 第4講

2016年1月18日(土)午前10時より同友会事務局及び京都エレベータ滋賀営業所会議室にて開催され、24名が参加しました。

第4講創る会はテーマ勉強会からスタートです。タマキ社労士事務所の玉置泰弘氏から
「労使見解に基づく労務管理」についてご講演いただきました。第三講まで、自分と向き合う、自社を見つめ直す時間が多かった創る会ですが、第4講では、従業員さんと自分、従業員さんと会社の関わりについて講演いただき、理念に基づく労務管理の重要性、従業員さんの幸せについて考えるきっかけをいただける時間でした。
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班に分かれての分科会では、受講生のみなさんに今回の課題「3カ年経営方針検討シート・財務分析、3カ年利益計画表」を発表していただいた後、OB団の質問に答えていただきました。
 過去3年の財務分析、そしてこれから3年後の事業目標に向けた利益計画を含め現実味のある計画書作成段階に入ってきました。
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第4講の最後には、㈲ワークロードの川崎博治氏より、次回課題「経営指針書作成にあたって・単年度経営計画」の解説をご講演いただきました。いよいよ経営指針書の書式に書き込む段階を迎えました。従業員さんの前で発表する事をふまえて、ありのままに自分の言葉で書くことなど、㈲ワークロードの指針書を見本にしながらアドバイスをいただきました。

次回第5講は、指針書最終段段階に入ります。

受講生のみなさん。
「がんばって!」
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記 川崎 睦