後継者研修会を開催~後継者の覚悟と今すぐやるべきことを学び合う~

滋賀県中小企業家同友会共育・求人委員会が主催する後継者研修会が、2018年4月16日(月)10:00~16:50までKE草津ビル3階会議室で行われ、後継者4人を含む7人が参加しました。

講師はプレゼンスクリエイト代表で共育・求人委員の笠井智美さん。午前中から午後にかけて笠井さんより・事業承継の実態、事業承継に潜む罠・事業承継の本質とは?相続と事業承継の違い・後継者が事業承継に向けてやるべきこと・後継者と会社の成長回路とは、をテーマにした講義と演習が行われました。
午後からは、教育・求人委員の中野裕介さん((株)ジョーニシ 常務取締役)より、後継者としてのご自身の実践が報告されました。中野さんは、
もし、「明日から会社を任せる。」と言われたらどうしますか?
もし、「1週間後に現経営者が入院」したらどうしますか?
もし、「現経営者が交通事故で亡くなったら」どうしますか?
銀行の方とはなしができますか?
会社のお金の流れを説明できますか?
会社の未来(方針)を話せますか?
社員と会社の将来を決めていけますか?
社員を巻き込み会社を経営していけますか?
と参加した後継者に問いかけ、後継者としてこれから今から取組まないといけない課題を、以下のように提起しました。

1)採用活動をする。そこで、自分の会社を自分の言葉で伝える力が身につく。夢を共有し10年先の幹部人材を採用できる。
※滋賀県中小企業家同友会では、新卒採用に向けて共同求人活動に取組んでいます。
2)社員と良好な人間関係をつくり、社員を巻き込みながら組織づくりをはじめる。
※滋賀県中小企業家同友会では、社員を経営のパートナーとするために必要な様々な経験と学べるツールを蓄積しています。
3)社内のことがよく理解出来たら、外に出て仲間をつくる。
4)社長から「やってみる」と言われる後継者になる。結果を出して「まかせてよい」という安心感を。
5)何の為に会社を継ぐのか?どんな会社にしていきたいのか?理念を明確にする。
※中小企業家同友会はその絶好の場所。若手経営者・後継者が青年部活動で活発に理念と組織経営の実務を学んでいます。
ことだと報告。

このあと、4人の後継者を交えてグループ討論。個別の悩みや課題の解決めざして、じっくりと話し合いました。(M・H記)

更新日:2018.04.16

力を合わせて仕事を行うことの大切さを学ぶ~2018年度新入社員研修会を開催~

力を合わせて仕事を行うことの大切さを学ぶ~2018年度新入社員研修会を開催~

滋賀県中小企業家同友会の共育・求人委員会が主催する2018年度新入社員研修会が、4月3日(火)午前9時30分から午後4時30分までフェリエ南草津5階の草津市民交流センターで開催され、19社から32人の新入社員と、付添と委員会スタッフ13人の参加で行われました。

司会は共育委員の中野 裕介さん((株)ジョーニシ 常務取締役)が担当。共育(求人)委員長の小田柿喜暢さん(大洋産業(株) 代表取締役)の提案で、誕生日順に並び、右隣の人すべての名前を言ってから自己紹介をする、アイスブレイクを兼ねたユニークな開会セレモニーで研修をスタートしました。
午前の部では、㈱植松電機 代表取締役 植松 努さん(北海道中小企業家同友会同友会会員)の講演DVD鑑賞を行いました。

「夢を大切にすること」「これからの世の中は0から1を創り出せる人が必要」「努力をしないと無能になる」「どうせ無理ではなく、だったらこうしてみたら?と考える」など、植松さんの心に刺さるメッセージに、約2時間、誰一人眠ることなく、食い入るように画面を見つめていました。
受講生からは「失敗を恐れず、自分が興味を持ったことに対して、挑戦し続けることが大事だ」「今まではどうせ無理と思い、出来ない理由を探してきました。これからは、社会人として、やらない理由を探すのではなく、どうすれば出来るのか、これは成長するチャンスだ、と思うようにしたい」と感想が寄せられました。

お昼休憩を挟み、エフアイの新入社員さんからストレッチ指導を受けた後、午後の講義をスタート。

まずは「夢を実現するために必要なことは何か?」をテーマに、グループディスカッションを行い、各グループより討論内容を報告し合い、学んだ中身を確認し合いました。

最後のカリキュラムは、共育委員の笠井 智美さん(プレゼンスクリエイト 代表によるチームビルディング体感ワーク「ストロータワーづくり」。配布されたストローを使い、より高く、よりかっこいいストロータワーを作り上げるワークです。
限られた素材と時間で、より高く、かっこいいタワーを作るにはどういった工夫が必要か?また、性格も個性も違う人々と同じ目標に向かって協力し合い、望む結果を出すにはどうすれば良いかという、今後社会人として必要になる能力をこのワークで経験しました。

最後には、うまくいった部分、次回改善するポイントを各グループで話し合い、グループ発表。
事業の発展には欠かせない、PDCAサイクルの重要性も経験しました。
受講生らか「いろいろな業種の新入社員さんと話し合え、力を合わせて仕事を行うことの大切さを学びました。明日から自社の業務にいかせるよう、しっかりと持ち帰りたい」と心強い感想が寄せられました。


◯2018年新入社員研修 受講生参加企業(順不同)
(株)あぐり進学
(株)安土建築工房
一哲(同)
(株)エフアイ
湖北精工(株)
(株)サン機工
滋賀ビジネスマシン(株)
(特非)滋賀県社会就労事業振興センター
滋賀建機(株)
(株)ジョーニシ
大洋産業(株)
大安工業(株)
寺田商事(株)
ニューワンズ(株)
(株)ピアライフ
(株)ビイサイドプランニング
(株)HIROTA
宮川バネ工業(株)
(社福)わたむきの里福祉会

記:前川

更新日:2018.04.3

後継者研修のご案内

後継者研修~事業承継の本質を知れば、やるべきことが見えてくる~のご案内

後継者の人生×事業承継=自分と周りの幸せの連鎖→人を生かす経営
日々目の前のことに追われながらも、「いつか継ぐんだろうな」「ほんとに継いでいいのかな?」「経営の勉強ってどんなこと?」「具体的に何から手を付けたらいいの?」という不安はありませんか? 会社と共に成長する創業者と違い、いつ・何時、いきなり自分の身の丈に合わない会社を背負うことになるかもしれない存在が後継者です。しかも、自分がやりたい事業じゃなくても、全人生を懸けることになるのです。この研修では、後継者が事業承継の成功に向けて、どう考えて、何をすべきかをお伝えします。
明日からできる、本物の決意と覚悟に必要なことを知り、後継者としての経営力を成長させましょう!

■日 時:2018年4月16日(月)10:00~16:30(開場9:45~)

■会 場:KE草津ビル 会議室(滋賀同友会入居ビル)
草津市野路8丁目13-1 JR南草津駅より徒歩15分 駐車場あり

■参加対象:同友会会員及び会員企業の後継者

■参加費:お一人 12,000円
※資料、昼食代込。無料個別フォロー付き

■講 師:プレゼンスクリエイト 代表 笠井 智美氏
後継者の軍師認定コンサルタント1級
株式会社後継者の学校 パートナー
経営心理士・組織心理士・顧客心理士
経営コンサルタント、エグゼクティブコーチ

■申込締切:4月9日(金)
※締切日以降のキャンセルは参加費を全額ご負担頂きますのでご了承ください

■研修内容
・事業承継の実態、事業承継に潜む罠
・事業承継の本質とは?相続と事業承継の違い
・後継者が事業承継に向けてやるべきこと
・後継者と会社の成長回路とは
・後継者の報告
「株式会社ジョーニシ 常務取締役 中野 裕介氏」
・グループ討論

参加の可否は、申込書をダウンロードしていただき、申込書にご記入の上同友会事務局までFAXしていただくか、以下のアドレスより「会員以外の方で参加登録する」のフォームよりご登録をお願いいたします。

⇒https://shiga.e-doyu.jp/s.event/

○お問い合わせは滋賀同友会事務局(担当:廣瀬)までお願いいたします。
電 話 077(561)5333 FAX 077(561)5334
メール jimu@shiga.doyu.jp

2018後継者研修チラシ

更新日:2018.04.1

自主的に考え行動し、部下と共に育つ中堅社員へ!~2017年度中堅社員研修会で学び合う~

滋賀県中小企業家同友会共育・求人委員会は、2018年3月23日(金)9:30-16:30 草津まちづくりセンターにて中堅社員研修会を行いました。
参加者は、17社より26名で、25歳から57歳までの幅広い年齢層での研修となりました。
研修会のテーマは「未来を切り拓く」リーダーとしての基本姿勢を学ぶです。
5~6人のグループ分けで5班編成にて研修会を進めました。

最初に、アイスブレークとして、“グループワーク「ウインドウズ」”を行いました。
「ウインドウズ」とは、まずA3用紙に縦横の線を二本ずつ引いて9分割します。真ん中のマスには、その用紙に書き込むワードの主題を書き、残りの8マスに主題のことについてのワードを記入していきます。そして、書き込んだ用紙を皆で見せ合いながら、ワードについて説明したり質問したりするというワークです。今回、一回目の主題は“自分(自分の名前)”、2回目は“好き(言葉、人など)”で、それぞれのグループでワイワイと話が出来て緊張が解けたようでした。
その後、以下のようなプログラムで研修会を進めました。

第1講:中堅社員からの問題提起:金山 克穂さん オーパル オプテックス(株)
グループ討議:テーマ「中堅社員としての会社での役割はどんなことでしょうか?あなたの会社での役割において、どのような考えでどのように自主性を持って進めていますか?」

第2講:月刊・共育ち「聞き上手は仕事上手」研修
グループ討議

第3講:経営者からの問題提起:濱本 博樹 さん (有)浜本新聞舗 代表取締役
グループ討議:テーマ「経営理念・経営方針をどのように自分の仕事にいかしていますか?その考えや進め方を上司・同僚・部下と共有化できていますか?」
以上の内容を行うことで、中堅社員の立場や役割、今後の方向性の学びが出来たと思います。
共育委員会では、今後もこのような幅広い年齢層での研修や新人社員研修、幹部研修、経営者研修などを企画開催していきたいと考えています。

(記録:小田柿喜暢)

◯参加者の声
「中堅社員は自分で判断し決断して実行できる素晴らしいポジションだと気ずききました。そのためには、経営理念をよく理解し、部下に自分の言葉や行動など日常の業務で伝えられることが大切だと学びました」「他業種の方と知り合える貴重な時間でした。自分の仕事について整理が出来て、活力がわいてきました」
「経営理念は社長が考え社長の思いが詰まったものと知り、今まではきれい事だとだと思ってきましたが、会社のためにも自分のためにも、理念を振り返り業務にいかすことが大切だと感じました」
「①体験から学ぶ、②お互いから学ぶ、③楽しく学ぶ ことが出来ました!」
「中堅社員の役割・組織を変化、深化させることだと気が付きました。それを我が社で自分がと陸もことを、ディスカッションを通じて確認できました。社内で部下と共に育つ良いコミュニケーションを取るための基本姿勢を学びました。他社と社員さんとのディスカッションで、自分の役割と課題が明確になりました」

更新日:2018.03.23

2017年度新入若手社員研修会~仕事を「ハイ」と引受けることが成長の第一歩~

滋賀県中小企業家同友会2017年度第2回新入・若手社員研修会が12月6日(水)09:30~16:30に草津市民交流センター5階大会議室で行われ、9社から24名が受講し、共育委員と先輩社員9人と共に学び合いました。
今回の研修目標を
①仕事への不安や不満、悩みを共有し、受講生どうしの討論で気づきや刺激を受け合い、自分の中にある「問題」を「課題化」し解決する糸口をつかむ機会にします。
②「働くことの意義」を改めて問い返し、中小企業で働く意味や価値を様々な角度から考え語り合い、仕事を通じてお客様や社会に役立つこと、周囲とより良い関係性を築く機会とします。
③自分たちに期待されていることを理解し、明日からの業務にいかす気持ちを高めます。
の3つに定め、共育求人委員会で内容を練って取組みました。

開会式では小田柿喜暢共育求人委員長(大洋産業(株)代表取締役)から「仕事を与えられる環境から、自分で考え創り出す姿勢に変わることで、社会人として成長し、個人としての幸福も得ることが出来ます。目の前の仕事や課題解決から学ぶことへ、自分の人生のスタイルを重ね合わせて考える機会にしていただきたい」と挨拶を兼ねて問題提起されました。

つづいて、参加者のコミュニケーションをスムーズに進めるために、宮川草平さん(共育求人委員・宮川バネ工業(株)代表取締役)からグループワーク「ウィンドウズ」の手解きが行われました。自分の好きな言葉やはまっていることをキーワードとして、質問を投げかけ合うことで、緊張気味だった参加者は一気に打ち解けることが出来ました。

午後からは、(株)タオ MS事業部CR課の増田大輝さん(入社5年)より先輩社員の実践報告が行われました。
増田さんは自分が取組んできた「一秒のハイ」と「周りの声をきく」ことについて、「若手社員への頼み事は、その人が出来る範囲のことしかやって来ません。素直にハイと引受けることで、自分が本来持っている能力の中で、すぐに出来ることの割合を少しずつ増やすことが出来ました」「周りの声をきくことは、受け身ではなく自分から動いて成長していくことに繋がります。周りの声を聞き逃さない、交わされている言葉にアンテナを立てておくことで、自分の殻を破り成長する機会を作れます」と経験を発表。「働く中で自分の成長を実感することが、生きる喜びになります」と強調しました。
実践報告のあと「自分から進んでしていることは何か。意識をして行っていることは何か」をテーマにグループ討論を行いました。

経営者からの問題提起では「皆さんに期待されていること」をテーマに、田中 真さん(経営労働委員・(株)サン機工代表取締役)が報告。田中さんは「意識して生きている時間の中の、約半分は働いています。ストレスを発散する方法、上昇志向を持つ、自己肯定感を持つことで、仕事とプライベートを共に充実させることが出来ます。大切なことは、会社の理念や方針を良く理解した上で、自分の意思判断を持って仕事が出来るようになること。良い組織とは、構成員の存在をあるがままに受入れ、認めることで、その人が本来持っている力をフルに発揮させる条件と環境を整えています。これから先輩社員となる皆さんに、そういう環境づくりについても目を向けていって欲しい」と投げかけました。

グループ討論では、「3年後の自分はどうなっていますか?」をテーマに話し合いが行われました。

参加者からは「今日学んだことを一つでも実践して、会社に良い影響を与える人間になりたい」「お客様や社員の仲間に認められたいという気持ちが私を支え働く原動力になっています。1年後には、自分の能力を最大限にいかせるように仕事をしたい。そのために日々出来ることを積み上げます」「同じ年代の他社で働いている方と話ができて、狭くなった視野が広がりました。グループ討論では、話し合いをまとめる力が付いていて、新入社員の頃よりも成長している自分に気がつきました。普段の仕事では、足りない自分ばかりが気になっていましたので、とても楽しかったです」「私自身が経験した失敗や成功を、これからはどにように後輩を指導し成長してもらうのかを考えるようにしたい」など、報告と共にディスカッションを通じての学びや気づきがとても多かったという声が寄せられました。(M・H記)

更新日:2017.12.6