滋賀県中小企業家同友会

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【七黒支部長に聴く、人間尊重経営とは】

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 1月22日に高島ブロック支部長の七黒 幸太郎さん(株式会社七黒 代表取締役)をご訪問させていただきました。
会員様をご訪問させていただく目的は3つあります。
1つは経営者の人柄をつかむことです。
2つめは直にお会いして、「岩下」という人間を知ってもらうこと。
最後に、「なぜ同友会運動を続けておられるのか」をお教えいただくことです。同友会で長く学ばれている経営者の方との会話を通して、少しづつ「労使見解」や「人間尊重経営」について学びを深めていきたいと考えたためです。

 七黒さんに「なぜ同友会運動を続けておられるのか」の質問をぶつけてみました。すると、七黒さんはきっぱりと「自分に負荷をかけるためです」とお答えくださいました。
「経営者は社員の人生を背負っています。しかし、会社経営をしていると自分本位な経営に走ってしまいそうになるときがあるのです。そういったときに同友会運動をしていると、あらぬ方向に行きそうな自分を正すことができます。」と同友会運動についての思いを語ってくださいました。

私(岩下)が以前から抱いていた思い込み、「経営者はお金儲けのために会社経営をしているのでは?」の問いには、「もちろんそうです(笑)」とのお答えでした。
「しかし、お金儲けのためだけではダメなんです。もちろん欲というものは大事で、自分のやりたいことはやります。でも、自分のことの前にやらなくてはならないことをします。そのうちのひとつが人間尊重経営です。そして自分の会社の土台を整えて、地域に人を集めて一緒に盛り上げていくことができるんです。」とおっしゃり、人間尊重経営と地域振興の関係を教えてくださいました

わたくし岩下は「貴方はなぜ同友会運動を続けているのか?」と問われたときに、返す答えをまだ持てていません。『労使見解』などのテキストでの勉強や、会員のみなさんとの交流と「共に育つ」関係のなかで、自分の答えを出せるように、今後も精進を重ねていきます。

滋賀県中小企業家同友会事務局
岩下 育磨