滋賀県中小企業家同友会

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今こそ女性部 しなやかに始動!!

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滋賀県中小企業家同友会女性部設立総会

今こそ女性部 しなやかに始動!!

滋賀同友会女性部設立総会が6月19日(日)14時から16時30分まで草津市立市民交流プラザで開催されました。総会には会員とご来賓、さらに各地同友会より応援でお越しをいただいた女性部の皆さんを含めて71名が現地参加。オンラインでも12人が参加して、女性部活動への期待に溢れる総会になりました。


開会にあたり滋賀同友会を代表して水野透代表理事((株)渡辺工業代表取締役会長)は「女性部の設立は滋賀同友会の悲願。今日を機会に多くの女性経営者や起業家にも学び合いの輪をひろめ、人が輝く地域づくりを進めて参りましょう」と挨拶。松﨑悦子女性部設立準備委員会代表((株)EG代表取締役)は「女性活躍が進まないことに慣れたり被害者意識を持つだけでは、何も生まれません。人を生かす経営に男女の区別はありません。同友会理念という共通の言語を持つ私たちから意識を改革し、強くしなやかに変化を創ってゆきたい」と決意を込めて挨拶されました。




ご来賓の滋賀県商工観光労働部長 浅見裕見子様は「多様な人材が活躍できる礎を目指して女性部を設立され、“たんぽぽ”のように明るくしなやかに、そして力強く発展されますことを心から期待いたします」。大津市政策調整部 人権・男女共同参画課長 柴田知孝様からは「女性の活躍と産業振興、さらにまちの活性化のために、引き続きお力添えをお願いします」と期待を込めたご挨拶をいただきました。


島根での女性経営者全国交流会から駆けつけられた久賀きよ江中同協女性部連絡会代表は、経営者であるとともに家庭や地域を担う生活者としての役割を果たしている者として、多様な働き方のモデルケースとなることを強調。鈴木千鶴京都同友会女性部会長は、多様な立場にある人たちのリーダーとして、ウェルビーイングな社会を築きましょうと熱く呼びかけられました

総会議事では松崎代表より「いまさら女性部?」から議論を始め、近畿圏の女性部合同例会を通じて「今こそ女性部」へと意識を変え行動するに至った経過報告と、“今こそ女性部 しなやかに始動!”をスローガンにした活動方針と設立趣意書等が提案され承認。16人の運営委員を選出し、松﨑悦子さんが部長に就任しました。

基調講演は大阪同友会女性部副部長で日本精機(株)代表取締役の高橋祐子さんより「女性の視点でブランド戦略 世界の市場で唯一無二の存在に~幅広い多様性で良き未来をつくるために 今何が必要なのか〜」をテーマにご報告をいただきました。

高橋さんは父が経営する日本精機(株)の営業部長として入社。「女性がビジネスに加わるなら男性のルールに従え」という業界の考え方を受けいれ20年間社長を務めます。そんな高橋さんは、女性ビジネスを応援する国際NGOの「女性活躍というのは社会の中で権利の50%近くのシェアを保持できるまでを目指すもの」という主張を知り衝撃を受けました。自分は男性社会に同化することを頑張ってきたのではないかと自問自答することに。そして、グローバル化の中で多様性への対応が遅れている日本を世界から尊重される国へと再構築するには、女性経営者が活躍しなければならないし、その課題のけん引役として女性部の役割は大きいと強調。「女性部を通じて、この大きな課題に挑戦する醍醐味を味わいましょう」と呼びかける高橋さんへ、参加者より共感の拍手がおくられ、設立総会に相応しく学びと想いの共有ができました。(M・H記)