滋賀県中小企業家同友会

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会員訪問記 ㈱ジョーニシ 中野裕介さん ~創る会は自社を見直すよいキッカケ~

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【滋賀同友会 会員訪問記】訪問日2025.01.24

株式会社ジョーニシ 代表取締役社長 中野裕介さん  甲賀支部所属 共育求人委員長

事業内容: 農業用機械器具/ホームセンター向け什器の設計・製造・販売 ,

建設機械用製缶部品/機械式駐車場用部品の製造

従業員数: 74名(パート数名を含む)

創業: 1936年3月1日 (昭和10年) 創業者:上西三郎氏

設立:1950年2月13日 (昭和24年)

入会: 2012年8月(平成24年)

所在地: 甲賀市水口町本綾野4番1号

会社URL: jonishi.co.jp/company

 

経営理念

共存共栄

                     「従業員、得意先様、仕入先様等と共に生き末長く繁栄することが経営の原則である」

という創業者の教えを理念としています。

 

Qどのような会社ですか?【事業内容及び企業の沿革】

–農業用トラクターに取り付ける肥料散布機などのアタッチメント製造のほか、ホームセンターで商品が収納されているラックなどの什器、ショベルカーのバケットなどの缶品の溶接や機械加工の主に3つの事業を柱にしています。売上げ構成比率はそれぞれ1/3になるようにして、事業の多角化とリスク回避を行っています。農機具メーカーとしては珍しい形態です。また、㈱ジョーニシの社名は創業者の上西三郎氏からのもので、私(中野さん)からみて母方にあたります。

Q同友会入会キッカケは?

–他組織の勉強会に参加していたときに、㈱タオ創業者の井内さんに誘われました。会社を承継するので経営の勉強をしたいと言うと、経営指針を創る会の受講を勧められて同友会に入会しました。

Q創る会を受講した感想は?

–自社を見つめ直すことができる良いきっかけになりました。受講当初はどんな経営理念をつくろうかと考えていましたが、途中で方向転換して、新たにはつくらずに元々あった創業者の想いを基にした経営理念になりました。課題をこなすうちに自社の過去を振り返ることができ、先代の苦労を深く知ることになりました。お互いを参考にできる創る会では、同期にどんな経営者がいるかが重要です。

 

Q今後の展望について?
–わが社はメーカーですので、従業員には失敗しても次をチャレンジする姿勢であってほしいと思います。そして、従業員には日本の食料生産を担う一人であることを自覚して、プライドを持って業務にあたってほしいです。

(取材の感想)

今回の取材で、中野さんが「今後の会社の方向性」や「従業員への期待」をお話になる姿を見て、経営に対する本気の思いを感じました。もし私が就活生だったなら、このよう熱意を持って語る経営者を見て、間違いなく「もっとこの会社について知りたい!」と思うでしょう。経営者のこのような姿勢が、会社の魅力を若者に伝えるポイントなのだと感じました。

 

(記 事務局員 横江裕聖)