今年の滋賀県中小企業家同友会第41回定時総会で、18期務めた代表理事を勇退された最高顧問 蔭山孝夫様感謝の集いが、7月26日(金)17時から20時までホテルニューオウミで行われ、35人が参加しました。
まず、水野透代表理事((株)渡辺工業 代表取締役)より「18期の長きに亘り滋賀同友会を牽引してこられた蔭山さんの後を引き継ぎ代表理事を担うことは、大きなプレッシャーです。永井代表理事と共に会勢を維持発展させられるように努力いたしますので、皆さんのご協力をお願いします。蔭山さんも最高顧問として引き続きバップアップをお願いします」と開会挨拶が行われました。
このあと、水野代表理事と永井茂一代表理事より蔭山最高顧問へ感謝状が贈呈され、「同友会で学び実践した私の経営」をテーマにして、概要以下の通り報告されました。
20年前に入会しました。バブルが崩壊し、このまま会社を継続する稼働するかという話も出るほど、建設業には厳しい時代、社員数も50人の頃でした。いろんなコンサルタントの勉強会にも参加していましたが、同友会のように皆で学び合う会ではありませんでした。経営研究集会にゲストで参加して、グループ討論で悩みをぶつけ、こういう会なら役に立つと思いすぐに入会しました。一月ほど後に、中同協の赤石義博さん(元会長・故人)の合宿セミナーに参加しましたが、人間尊重の経営とか言われても、哲学的でなかなか理解できませんでした。入会して2年立って、代表理事に就きました。当時は金融アセスメント法の制定を目指して、滋賀県の全市町村で推進決議をあげる運動に取り組みました。同友会の代表理事が赤字経営とか倒産とかは絶対にしてはいけないというプレッシャーがあり、社員数は200名弱にまで発展しました。経営指針書も入会してすぐに成文化セミナーへ参加して作成。企業の方向性をハッキリさせました。経営指針経営は社員が少ない内から取り組む方が効果的です。20年間指針経営に取り組んで、今やっと事業部毎にPDCAできるようになりました。同友会へ入会し代表理事を引き受けたからこそ企業を成長させることができたし、行政にも私の名前が知られ、信用度が高まりました。同友会運動と企業経営は、車の両輪不離一体です。
蔭山最高顧問からの報告の後、永井代表理事のかけ声で乾杯。
参加者より順次思い出がスピーチされ、蔭山さんとの掛け合いも面白く、笑いあり拍手ありで大変に盛り上がりました。