滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部12月例会「人間尊重の経営を考える」を開催しました

東近江支部 例会レポート

東近江支部12月(望年)例会が、12月19日木曜日、18時30分より、ホテルニューオウミにて開催され、57名が参加されました。
テーマは「あなたは自分の人生を掛けて社員を信頼していると言えるか?『人間尊重の経営を考える』をテーマに、大津支部会員の㈱EGS、代表取締役
松崎 悦子さんより報告いただきました。

松崎さんは、何故この仕事をされておられるか、自己紹介を交えながら話されました。中学生の頃に大病を患われ、学生時代、琵琶湖岸などで歌うことで気を
紛らわせ、歌う事で自身の気持ちを落ち着かせ、音楽が好きになるきっかけとなりました。金融

機関に就職後、システムエンジニアと、色々な仕事を経験され、
飲食店を起業。音楽の聴けるバーを手掛けられました。

この頃は、『経営をしている気持ちが無かった』とお話しされていました。素晴らしいアーティストを紹介したい、ミュージシャンをかっこ良く見せたいとの思いの中、
1999年、滋賀(地元)より発信する事をメインにEGSミュージックワークス設立、この頃より同友会に入会され、活発に活動されてこられました。当時の代表理事より
『ちゃんと稼いでから言いたい事を言え。貴方の話は正論だが、負け犬の遠吠えでしかない』といわれ、経営姿勢を考えられます。

スタッフと見る夢が違う、クリエイターの感覚が理解しづらい所が有りましたが、それぞれの才能を尊重し応援し続けてこられます。規則は出来ない人を縛るための手段。
「正直で素直にお互いが真摯に向き合えば、他に必要な物などない、仕事は喜びや誇りを与えてくれる」を心に据え、①管理しない管理②自分達が自ら考え行動する、
自主性の尊重③人間尊重の経営の経営スタイル、を実践されました。

夢を叶える為には、自分の価値観、美意識を信じ追及し続ける。自分がそう有りたい姿を求めると締められています。

松崎様本人の夢、『素晴らしいアーティストを紹介したい、ミュージシャンをかっこ良く見せたい』を追求し貫き、働き手にも正直に向き合い、自主性を尊重しながら
取り組んでこられた姿勢の中から、地域貢献、人間尊重を学べました。お話が盛り上がり、グループ討論の時間が短縮されましたが、夢を追求する姿、人(従業員、
協力業者)を信頼する姿勢の報告が時間を忘れさせてくれる、松崎様の人の良さが感じ取れる良き例会となりました