滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-新産業委員会-

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて⑦~

新産業委員会 その他活動

インド視察 コインバトル商工会議所訪問

日 時:2017年1月31日 11:00~12:00
記 (株)松本電機製作所 松本 一志

同友会挨拶: 滋賀県メンバーは600 社 google のインド出身社長もインド人でありIT 技術等どのような形式で仕事をしているか勉強するため訪問しました。

 

以下 会議内容

コインバトル市は200 万人都市 企業数5 万 大きい会社は5 万人規模を誇る。
訪問したアパレル工場の社長も商工会議所の副会長を兼務されており大阪の商工会議所にも4 年滞在した経験を持つ。
コインバトルはインド南方の町で大学と工場 ワーカーも多いためインフラとして良い。
1000 年の歴史があり寺院も多い 工場は100 年前からある。
土壌は黒土で農業からスタート、コットンの産地。その後コットンシティとして服飾工場が多くなった。(南インドのマンチェスター)
また黒土のため鋳物産業が栄える。
ポンプとモーターの会社が多くインド国内の50%を生産鋳物の品質も比較的良いので自動車部品工場も多い5 万人は金を使う産業(金細工、ネックレス等) 金は輸入に頼る、油の次に多く輸入日系企業関連としては 森精機とA&W のコラボ、マキノのサービスセンター、がある。
日本企業は20-25 社、三菱、オークマ、マキノ、DENSO、AMADA等
日本製機械、NC が人気。小さい会社でもNC を導入している。
輸出も見据えて品質向上が重要、そのために良い機械を購入スズキ自動車のスピードメータ、鋳物も作っている。
大学は32 校、専門学校もあり。エンジニアも豊富、ターミナル州からも勉強に来る。
安くて評判の良い病院も多い。

 

大学卒業後 留学先 アメリカ、イギリス、オーストラリアの順に多い。
医大、エンジニア専門学校も多い。
成りたい職業は 自分で起業40%、 留学20% 残り40%は普通に就職コインバトル市は工場誘致もしている天候は良い。気温25-38 度。 過ごしやすい。 WOOTY というリゾート地も人気ゴルフ場も建築中以下 質疑応答
日本人のイメージ: 品質良い物を作る、綺麗好き、話しやすい、シンプル、マナー良い、省エネや環境対策等 国のために仕事をする。
インドでは省水、エネルギー問題あるため ソーラー発電増加中、 風力もインドで2番目に多い地域訪問した工場が綺麗なので教育されているのか? 大会社では5S など研修あり。
エネルギーは6 ヶ月は風が強く 風力発電効果あり。 原子力発電は必要と感じるコインバトルのイメージは想像したより綺麗、ゴミの分別もされている。親の教育良い。家族と神様が大事という考え。
500 エーカーから借地、進出したい日本の会社を紹介してほしい。
小さな部品、精密加工、家電、LED ランプ工場 等。
日本の商品は少々高くても壊れないから好き。

 

所感

ガイドブックにも載っていない南インドの地域ではあるが ニューデリー他 大都会よりも仕事、教育面で優れた環境の都市だと感じた。日本にはもっとPR すべき。