滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-新産業委員会-

第5回アジア視察研修会~インドを訪ねて⑪~

新産業委員会 その他活動

バラナシ探訪編
株式会社PRO-SEED
代表取締役 青栁孝幸

 

ガンジス川、聖地バラナシ。
「川に死体が流れている、、、」「その横で洗濯をしている、、、」
「泳いでいる、、、、、」
古くから、耳にしたガンジス川伝説は、本当なのか?
アグラから寝台電車に乗る事20時間(通常8時間)、、、、、、
日本なら暴動が起きそうなこの遅延。
ようやくたどり着いた、バラナシ。

 

すっかりインドに馴染んだメンバーの中に文句を言うものはいない(笑)
しかし、我々の目指すガンジス川まで、ここからがまた遠かった。
小型タクシーに乗る事1時間、突然降ろされる。
状況が良くわからない中、問い詰めると
「ここから先は、歩いて行け。車が入れない、、、、、、、、」
一同、唖然。。。。。。。。
人、一人しか歩けないような細い道、牛糞だらけの道、、、、、
(バックパッカースタイルで良かったと初めて感じた瞬間)
歩く事15分。ようやくたどり着いた、ガンジス川。
その広大な風景に、疲れも飛んだ。

 

 

当日夜、翌朝と周囲を探索。
そこには、想像以上の世界があった。
自らの死期を悟り、自らの死を待つ、待機部屋。
お祭りのような葬式。
そこら200m程離れた場所で行われる、キャンプファイヤーのような火葬。
火葬後の散骨。(親族がガンジス川へ)
焼け残りを食べる、犬、草を食べる牛。
沐浴をする人、歯を磨く人。。。。。。。。。。

 

全てが、視野に入る中で行われている。。。。。。。。。。。
学生時代からの長年の疑問が解消された瞬間であった。
この地を最後に、帰国する一行。
さらば、バラナシ、さらばガンジス。また来ます。
なぜか、また訪れたいと思う不思議な空間が、そこにはあった。