滋賀県中小企業家同友会海外ビジネス研究会(代表 小林清 近江化成工業(株)社長)では、2012年9月16日(日)~22日(土)に中国の広東省東莞市と恵州市、ベトナムのハノイで経済視察研修会を行い10名が参加しました。
この研修会は、グローバル化が進む中で、アジアの市場・技術レベルを知りわが社の経営戦略に活かすことを目的に開催しました。
このような視察の多くは研修会社やエージェントの企画で行われますが、海外ビジネス研究会のメンバーである近江化成工業(株)の小林さん(中国担当)と大洋産業(株)の小田柿さん(ベトナム担当)の繋がりを活かし、飛行機の予約から視察先の依頼、宿泊先の手配、現地通貨への換金と支払まですべてを自前で行い、このことだけでも勉強になりました。
○視察スケジュール
9月16日(日)関空出発・香港経由で広東省東莞市へ移動・宿泊
9月17日(月)視察:東莞創進精機有限公司(日系)/東莞奥得時精密電子有限公司(日系):恵州市へ移動
9月18日(火)視察:TWD音響元件有限公司(日系)/香港へ移動
9月19日(水)香港から空路ハノイへ移動/JETRO訪問研修/視察:タカギベトナム
9月20日(木)訪問:ハノイ工業大学・人材養成派遣有限会社/視察:カナヤマベトナム(日系)/ノダベトナム(日系)
9月21日(金)ハノイ歴史文化探訪/ナイトマーケット見学
9月22日(土)ハノイから空路香港経由で関空へ
また、日中関係が尖閣諸島問題で不穏な状況であり、企画していた中国系企業の視察は行わず、直前に日系企業にお願いすることになりました。急なお願いにもかかわらず、快く視察を受け入れていただいた企業の皆様に感謝をいたします。
なお、中国での移動はホテルから視察先へチャーターバスを使い、集団で町中を歩くことや夜の自由行動も控えたことから、本当に視察研修に「集中」することが出来たかと思います。
中国では経済減速と言われていますが、香港から深圳市を経由し東莞市へ向かう高速道路には高級な新車がバンバン走っていて、車窓からは急ピッチで進められる高層マンションの建設が目に付きました。しかし、建設済みのマンションも空き部屋が多く、私見ですがバブル崩壊の前夜を思わせるような臭いがしました。
9月18日(日)の宿泊先は東莞市。車も人もお店もいっぱいで、ここだけを見れば中国はまだまだ経済発展中という感じです。
第1日目は翌日視察をお願いしている東莞創進精機有限公司の中瀬康次社長を囲み、宿泊先である銀城酒店のレストランで懇親会。自己紹介の後は青島ビールで乾杯。広東料理を味わいながらキツイ白酒(パイチュウ 52度)をグッと一気・・・旅の疲れをいやしました。よし、明日も朝から視察に臨むぞ~!
○視察団名簿(敬称略・順不同)
会社 役職 名前
1.(株)PRO-SEED 代表取締役 青栁孝幸
2.大洋産業(株) 代表取締役 小田柿喜暢
3.大洋産業(株) 部長 辻 康寛
4.大洋産業(株) 部長 谷口 洋
5.前出産業(株) 代表取締役 前出博幸
6.前出産業(株) 野洲事業部 木村昌倫
7.(株)シガMEC代表取締役 丸毛恵太
8.龍谷大学RECコーディネーター 筒井長徳
9.近江化成工業(株) 代表取締役 小林 清
10.滋賀県中小企業家同友会 専務理事 廣瀬元行