
10月19日(月)14:00~17:00まで大洋産業㈱(dew spot)にて女性部10月例会が開催されました。「自分に噓をつかない生き方~文化と美意識が育てる経営者の判断軸~」をテーマに㈱EGS代表取締役の松﨑悦子さんにご報告をいただき、37名が参加しました。

同社はイベント企画運営や映像制作を軸に、数万人規模の地域イベントを牽引。「仕事ありき」ではなく「アーティストありき」という徹底した現場主義で、地域に根づく文化を育ててこられました。

その信念の根底には過酷な半生がありました。中学生時に森永ヒ素ミルク中毒の認定患者と知らされ、深い孤独と葛藤を経験。プログラマーの挫折を経て開業した会員制バーも、30代後半の過労と病気により岐路に立ちました。その絶望の淵から救ってくれたのが生の音楽の力でした。

1995年にはお客さんからの紹介で同友会に入会。当時の代表理事からの「誰からも認められる存在になってしっかり稼ぎなさい」という叱咤激励を機に24年続けた飲食店を閉め、(有)EGSを創業。同友会会員の会社との合併や脱退を経て㈱EGSを設立されました。コロナ禍によるイベント全滅の逆境も乗り越え、現在は次世代のジャズ育成にも尽力されています。
幾多の試練を越えてきた松﨑さんが大切にされているのは「美意識」や「情緒」です。損得や多数決ではなく、自らが美しいと感じる感性を羅針盤に滋賀同友会女性部の創設にも尽力されました。70歳を過ぎてなお挑戦を続ける姿と「文化はすべての根幹にある」というメッセージは、参加した経営者に深い感動と勇気を与えました。
