滋賀県中小企業家同友会北近江支部では10月11日(火)の18:15~20:30まで長浜市の臨湖で新会員オリエンテーションを開催し12人が参加しました。
青柳北近江支部長から「同友会へのご入会、ありがとうございます。。同友会は“何のために経営をするのか”という経営者の姿勢を、経営全般を学ぶ中で確立していくために学び合っています。異業種の交流やテクニックを学ぶための会ではありません。今日は歴史と理念を掴んで帰っていただきたい」と歓迎の挨拶。
参加者全員自己紹介のあと、「同友会運動の発展のために」を読み合わせました。
同友会の理念は敗戦後、廃墟と化した地域経済を再建するために立ち上がった中小企業家の運動の中で誕生してきたこと。労使の信頼関係こそ中小企業が困難な時代を切り拓いてきたエネルギーの源泉であったこと。今日では、政府も中小企業憲章を閣議決定し、全国的に中小企業振興基本条例の制定が広がり、中小企業が地域経済の担い手としての役割を担う条件と環境が広がっていることなど、参加したメンバーにとっては初めて目にしたり聞いたりする文言も多い中で、時々は詰まり、汗をかきながらもガッツリと音読しました。
このあとグループ討論。
参加した支部運営委員と新会員さんで二つのグループを作り「わが社の経営課題は何か」を討論しました。
あれこれの経営課題はあるものの、突き詰めて話す中で共通したのは、やっぱり「人」について。経営者の思いをいかにして社員に伝えていくのか。そのために経営者がしなければならないこと。してはいけないこと。社員の中にある自発性を引く出すための社風や学びの場をどう作り出すのかなど、限られた時間の中で「もっと話ししたい」という思いが一杯の討論になりました。
最後に、青柳支部長より「このような学び合いをしている経営者の会は、同友会以外にはありません。皆さんのお知り合いに学びの輪を広げていただきたい」と仲間づくりが呼びかけられ終了しました。
(M・H)