滋賀県中小企業家同友会

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北近江支部彦根ブロック8月例会を開催いたしました

北近江支部 例会レポート

北近江支部彦根ブロック8月例会を開催いたしました

 

2024年8月26日(月)18:00~20:30、プロシードアリーナHIKONE多目的会議室において、
北近江支部彦根ブロック8月例会を開催いたしました。27名の参加でした。

今回は東近江市の大安工業株式会社 代表取締役の安井栄作さん(東近江支部長)より事業承継をテーマにご報告いただきました。

大学卒業後、滋賀建機㈱で営業の修行しながら同友会の青年部に参加し、青年部幹事長も務めました。
会社に戻ってからはヒット商品の設置や改良の仕事があり売上はたっていましたが、開発費や人件費で利益が出ない状況に。
先代社長と喧嘩をするなかで社内の雰囲気が悪くなり、幹部社員も退社してしまいます。
そこで怖れながらも社員面談をしたところ社員からは前向きな声がたくさん出てきました。
社内体制の改革を進めながら経営指針書を発表、社長に就任しました。
まだ社長になってから5,6年ですが、同友会での学びをいかしながら、社員のちからが発揮できる
会社づくりを進めておられます。

グループ討論では、なぜ事業承継するのか、自社の存在意義をテーマに話し合いました。
おおよそ、会員は創業か承継かにわかれるのですが、創業された方はいつ誰にどう渡すのかが
課題であり、他方で承継された方は受け継いだときの事業規模を縮小させないよう努力している
という話がありました。承継された方から見れば、創業された方は自分の思い通りに経営できて
うらやましい、という声もありました。
いずれにせよ、自社の存在意義を明確にし、お客様や地域へのお役立ちを自覚したうえで、
この事業をなくしてはならない、という経営者の覚悟と経営に取り組む姿勢を正すことが
なければ、事業承継はおろか、存続も危ぶまれる時代です。
同友会で、地域の仲間と共に切磋琢磨しながら学び合い、よい会社・よい社会づくりに
取り組んでいきましょう。