滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

従業員の定着のために~北近江支部3月例会

北近江支部 例会レポート

滋賀県中小企業家同友会北近江支部3月例会

テーマ:従業員の定着のために~貴社の社員は会社から大切にされていると感じていますか~
報告者:玉置泰弘氏 社会保険労務士(タマキ社労士事務所)
と き:3月22日(水)18:30~21:00
ところ:ホテルサンルート彦根
参加者:26人

玉置氏が社会保険労務士として創業した当時は、法律に則った範囲で会社を守るために就業規則があると理解していました。
しかし、同友会へ入会し、経営指針を創る会への参加を通じて、労使の信頼関係が企業発展の原動力であり、就業規則とは社内のすべての人が安心に働くことを保障するためにあることに気づきます。
そこから、良い人間関係で助け合う組織づくりにするために、就業規則には前文を設け、経営者の会社に対する思いを書いてもらうことを勧め、服務規程も法律で決まっていることに加えて、経営理念と日々の行動の繋がりや理念による判断基準が理解できる内容にあらためるようにしてきました。

社内文書にも社員さんが会社から大切にされていると思うようなチョットしたメッセージが伝わるような工夫を凝らすことを勧めているそうです。
社員さんは病気や入院したとき、また出産したときなどは「どうなるんだろう」「子育てと仕事は両立できるだろうか」と不安になります。そういうときに会社としてきちんとした制度を作っておき、安心してもらうことが大事。また、社員さんの人生節目を意識して、誕生日に記念品を贈ったりする会社も増えているとか。
経営者が社員のことを大切に思っているならば、明日からすぐにでも取り組める、沢山のヒントをいただきました。