9月27日(火)に、サントピア水口 共同福祉施設にて、滋賀県中小企業同友会 甲賀支部9月例会が開催されました。
今回は、12社よりゲスト2名を含む14名が参加し、スケジュールとしては18:30の開会から21:00までの2時間半の例会でした。
内容は「マイナスからの出発!」~精度の高い事業戦略で社員と共に企業を再生~という報告テーマに沿って、丸栄製パン株式会社 代表取締役社長 辻井 孝裕氏に報告いただきました。
辻井氏はご自身の一部と言い切れるほどの大の野球好き。そんな野球部時代の経験をもとに、自社の現在の立ち位置を分析され、「自社にとってのお客様」を明確にされました。その後、自社にとってのお客様を求め、東京に飛び込みセールスへ。自慢の体力と度胸で見事「自社にとってのお客様」に巡り会われたとの事でした。
そんな辻井氏が考える一番の幸せは、「やりたいことができる人生」。しかし、人生において、やりたいことができる人はほんの一握り。その次は「人に頼られる人生」とおっしゃいました。この考え方も野球部時代の経験から来たものであり、ご自身のお仕事を続けていく上での原動力でもあるとおっしゃいました。
社員共育においても、野球部時代の経験を活かし、体で覚えるまで繰り返し伝える。目標を共有するとき、問題を共有する際は、必ず仕事を止め全員集合が基本とおっしゃいます。間違ったやり方、努力は間違った結果しか生まない。努力の方向性が大切との観点からです。
そんな辻井氏の考える社長の仕事は、良い結果を生むために現状(立ち位置)を把握し、希望(指針)を示すことと、社員が働きやすい、良い環境を整えること。まさに同友会の目指すところ、良い会社、良い経営環境、良い経営者に挑戦されているのだと感じるご報告でした。