滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-甲賀支部-

甲賀支部12月BIG例会を開催しました

甲賀支部 例会レポート

12月11日に甲賀支部12月BIG例会を開催し、甲賀支部会員や県内会員27名が参加しました。今回は、JAこうか貴生川支所の会場と、ZOOMでのハイブリッド開催となりました。

今回は、岡山県中小企業家同友会の㈱賀陽技研 代表取締役 平松 稔氏に「コロナ禍においても労使見解に基づく事業継続計画(BCP)で永続発展!」をテーマにご報告頂きました。

平松さんは2012年に岡山県で弟さんと二人で㈱賀陽技研を設立されました。会社を始めて間もない頃は、取引先も少なく苦労されていましたが、BCPの存在を知り、BCPが労使見解にある「経営者の責任」と密接に結びつくものと考えた平松さんは、自社にBCPを積極的に取り入れていきます。

賀陽技研では「お互い様BC連携」を実施しました。
「お互い様BC連携」とは同業者と連携し、商品が作れない状況が発生した際に連携した先の工場を借りて商品を作り、納品を止めないようにお互いに助け合う関係を結ぶことです。賀陽技研は新潟の二社と提携を結び、緊急事態を想定したBCP演習を実践したとのことでした。

西日本豪雨災害で外注の取引先が止まってしまった場合でも、「BCPを作成し、学んでいたので、何をすればいいかの基本的なところに迷いがなかった」とBCPの有意義さを語られました。

平松さんが実践されたBCPは労使見解の「経営者である以上、いかに環境がきびしくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任がある」の部分にもつながり、労使見解の新しい展開の形だと感じます。