10月18日月曜日、18時00分より、会場(㈱サン機工)とオンライン(ZOOM)にて、滋賀県中小企業家同友会 甲賀支部10月例会が開催され、11名が参加しました。
報告者は㈱ジョーニシの代表取締役、中野裕介氏で、「会社成長のヒントは仲間の会社にある!!~同友会活動を通じて得た学びの実践~」というテーマで報告いただきました。
コロナ禍での厳しい状況においても人材育成を大切にされています。育成のために同友会での共育・求人委員会に所属し、大学生の新卒採用も取り組まれてきました。その甲斐もあり初めてでも新卒採用に成功されます。
また、コロナ禍に気づかれことは、経営者が社員へ現状の危機感と安心感を正確に伝えることの大切さです。どのような状況になれば、どういうことをしていくのか、本人に委ねる部分と会社としての決まりを示すことを明確にされます。そうすることで社員もすべきことが分かりやすくなり同じ方向を向いて行動できる体制になってきたと振り返ります。
そのような会社づくりで大切なことがエンゲージメントを高めることと言われます。社員のエンゲージメントを高めるために、経営の数値の公開や定期的な面談にも取り組まれます。一人でも多くの社員を巻き込んだ展開を目指されます。会社で一人ひとりが活躍できる環境づくり、そして風通しのいい組織づくりが大切と話されました。
同友会の共同求人活動で強靭な企業づくりを目指されますが、単なる補充採用が目的ではないと言われます。未来の会社像描くのか、定期的、継続的に採用することにより、普段から若者に来てもらえるような土台づくりをされます。そして社内の人材に目を向けて大切にされ、経営者の考えを社員と共有されます。
人材採用で会社と地域の未来づくりをされ、社員と一緒に成長されます。そのような共同求人活動は魅力ある企業への変革に必要なもの。地域に若者を残す活動。必要に応じて市への働きかけもされます。共同求人活動は、自社のみならず、地域の、将来の、若者の為の活動であること、またそれば会社づくりの本質であることに大きな気付きを得た例会となりました。