

テーマ:「経営理念で、人が育つ経営の仕掛けと文化を創る」
日時:2月19日(木)18時30分~20時45分
会場:キラリエ草津
報告者:久保 華図八 氏 ㈲BAGZY創業者
参加者:55名
湖南支部2月BIG例会は、久保華図八氏((有)BAGZY創業者)を報告者に迎えて開催しました。
久保さんは、23歳の時にアメリカの美容業界で活躍する師と九州で出会った後に、彼に会いたい一心で地元に妻子を残して単身渡米。当時、最先端であったアメリカの美容技術を習得し、帰国後はその経験を基に美容室を経営され順調に業績を伸ばしていきます。

しかし、当時を振り返り「完全に調子に乗っていた」とお話くださいました。高級外車を乗り回して高級時計や服を身にまとい、売上は全て自分のものだと考えていたそうです。そんな久保さんに愛想が付き、スタッフ達が集団退職した挙句、彼らが近隣でライバル店を構えたことで売上はどんどん縮小していきます。
当時の経験を振り返りながら久保さんは、経営にとって最も大事になしければならないことは「人」であると話を切り出されました。それから、会社の経営で大事なことをランキング形式で3点お話になりました。第3位は“業績を上げる”ことです。業績を上げ安定した売上基盤を作り、会社と社員の安定的な未来をつくることが欠かせません。第2位は“人材育成”です。人を自前で育てないと、退職者が出た際に代えがきかなくなるとお話をされました。そして、第1位は“組織風土づくり”です。この話は農業を例えにお話されました。「良い野菜を作るに最も重要なことは、土づくりだ、とどの農家に聞いても答えます。人も同じく、社内の環境(土)が人(野菜)を育てる」そして、「会社の環境を作るのはコンサルタントではなく、社長自身の仕事である」ともお話いただきました。社員は自身の鏡、リーダーは背中で手本を見せるよう参加者に向けて激励を頂きました。

続いてお話は「CS(Customer Satisfaction、顧客満足)とES(Employee Satisfaction、従業員満足度)どちらを優先すべきか?」という内容に移りました。久保さん曰く、「ESを優先するべきですが、先ずはEH(Employee Happy)を優先するべきである」とのことです。そして、マザーテレサの言葉である、「人が幸せを感じる4つの瞬間」のお話に続きました。1つ目は人から愛されてると感じたとき、2つ目は人から褒められたとき、3つ目は人の役に立てたと感じることができたとき、4つ目は人から必要とされていると感じたとき。これらの話からリーダーに必要な要素は、どんな時にも社員に対して「ありがとう」を伝えていること、どんなに苦しい時も笑顔で社内の雰囲気をあげていることであるというお話を聞き、参加者の中には反省されているように見える方もおられました。
そして、最後に「情熱を持って仕事に取り組め」とメッセージを頂きました。「人は他人の情熱に感化されて行動をおこします。経営者は社員に熱を与えなくてはいけません」というお話を静岡の布団店と滋賀の桶製造会社の事例に交えて分かりやすくご説明頂きました。
人はついつい目の前にあるもの追いかけて忙しくしている間に重要なことを忘れてしまいがちです。だからこそ、常に原点を振り返り初心を忘れずに情熱を持って仕事に取り組もうという気持ちになりました。(記:山本 高之)