滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-共育委員会-

立命館大学学内合同企業説明会で「社長が応える就活よろず相談会」を開催!

共育・求人委員会 その他活動

立命館大学キャリアセンター主催の学内合同企業説明会が2019年5月26日(日)13:30~16:30までびわこ・くさつキャンパスエポックホールデ行われ、滋賀県中小企業家同友会の共育求人委員会が取り組む共同求人活動として1ブース参加いたしました。

このブースでは、来春卒の学生さんへ滋賀と京都の共同求人活動参加企業を紹介すると共に、「社長が応える就活よろず相談会」と銘打って、学生の皆さんの悩みや疑問に答えました。
ガイダンス会場で学生さん向けに共同求人ブースの紹介をしたあと、個別の説明会をスタートしました。

「大企業の製品は目に見えて分かり易いが、中小企業は見えにくい」「中小企業では自分の将来像が描きにくい」と率直に質問する学生さんには「大企業は製品を構想し、組み立てるのが仕事。でもその製品の中身は殆ど中小企業が製造しています。コアな部分ではトップの技術や製品を持っている中小企業も少なくありません。地域に中小企業が存在しなければ、大企業も存在しません。一方、大企業がなくても中小企業は地域密着の商品や製品、サービスを提供して重要な役割を果たしています。日本経済を土台から支えているのが中小企業です。残念なことに、その重要な役割が充分に理解されていません」「中小企業は組織が小さいがゆえに、一人ひとり社員が存在する役割が大きい。その気になれば社長にだってなれる。自分の将来像を明確に持って、手応えのある人生を描けるのは、中小企業です」とアドバイス。


また、企業における採用決定のポイントや、中小企業が求めている人材像については「面接ノウハウ本に出てくるような決まった受け応えだけでなく、変化球に対しても一呼吸時間をおいて考えて、自分なりに応えられることが大切。オドオドしないで自分がどう考えているかを伝えれば良い」「個性は尊重するが、協調性に欠けると難しい。“やってみましょう”という精神を重視しています」とも。
企業訪問の際には「企業には社風があります。中小企業での社風とは経営者の考えを映し出す鏡です。先輩の仕事ぶりも見ながら、会社の雰囲気底をつかんでほしい」「どの様な会社にも良い点があれば未熟な部分もある。わが社では面接の際に、両方ともきちんとお話しています」など、社長だからこそ伝えることができる就活アドバイスを行いました。

滋賀県中小企業家同友会では、2015年9月に立命館大学と同校経済学部との協力協定を締結し、「地域社会における人材育成をはじめとする諸活動の分野において連携・交流を深め、地域経済を牽引する力であり社会の主役である中小企業の振興を通して地域経済の発展に資する」取り組みを進めていますが、学内合同企業説明会への参加はその一環として3年前からキャリアセンターとの間で行われています。


(M・H記)