滋賀県中小企業家同友会

会員が語る同友しが

株式会社 サン機工 田中 真 氏 (甲賀支部所属)

学ぶこと・実践し続けることを決意

私が経営指針を創る会に参加した時期は、創業者が亡くなって、なんとなく社内の求心力が落ちてきていると感じ始めたころでした。いろんな会社のホームページをみて、「耳触りのいい、かっこいい」理念ができたら、社員も喜んでくれるだろうなあと考えて参加しました。今から思うと大変甘い心構えでした。そのことはオリエンテーションを経ての合宿研修で思い知らされることになりました。「なぜ経営するのか」「経営者とは」「社員とは」等次々に飛んでくる質問に、普段突き詰めて考えていなかった私は、答えに窮しました。
もともと一般社員として入社し、勤続約13年で経営陣の一角に加わっていた私には、経営者としての自覚や覚悟が足りなかったのです。その後OB団の力添えもあり6講まで徐々に自覚が芽生えていきましたが、残念ながら最終講の模擬経営指針発表は惨憺たるもので、修正を加えて指針書づくりは継続中です。
卒業後は第39期のOB団に参加し、支部等の例会にも参加して学んでいます。究極は「社長」にならないと気付けないことが多いとは言われますが、その時のためにも学びを継続していく決意です。休日を返上してまで他人の会社のことに真剣に向き合う究極の「おせっかい集団」同友会には、学びの場がたくさんあります。