滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-高島支部-

共育ちが主体者を育む~大津支部・高島支部10月合同例会~

高島支部 その他活動

共育ちが主体者を育む

10月30日(水)18:30~21:10までLa COSSO(ラコッソ)にて(一社)滋賀県中小企業家同友会大津支部・高島支部合同例会が開催され、55名が参加しました。
報告者はNPO法人TSC理事、高島支部長(報告時点)でもある北川渉さん。テーマは「教育」or「共育」!?サブテーマは「これからの時代に求められるキョウイクとは?」。
冒頭、石川朋之大津支部長より挨拶があり、通常の報告とは大きく異なることを強調されワクワク・ドキドキ感で北川さんの報告を聞くこととなりました。

北川さんはスポーツマネージメントを学び、スポーツクラブのロールモデルをつくろうと決意し、大学2回生のときに起業しました。スポーツで飯が食えるのか?!に挑戦し、高島市で400名を超える民間スクールへと成長させました。

教育について、前提条件(出発点)として、人が人を教育することに限界があること。ゴールはめちゃめちゃ当たり前のことの大切さに改めて気づくという本質のこと。これから参加者は北川さんの視座の高さを知ることとなり、徐々にその魅力に引き込まれていきました。

学校教育についての目的は2つ、主体性と当事者意識を育むこと。そして足りないものが哲学的思考とリベアルアーツ。分かりやすく説明すれば、答えのないものを自由に表現できる教養で、自分で深めてアウトプットするということ。これこそが社員教育に欠かせないもの。教育とは世界を変えるために使うことができる最強の武器である。(ネルソンマンデラ名言)
そして初めての試みであるアクティブラーニング形式の2時間を北川さんに一任。
思考と対話によって深めてみる最初のお題は①成長するには?子供が成長する理由?大人が成長しない理由?内観1分、アウトプット15分。各グループの長がファシリテーターの役割となりつつアウトプットは大丈夫かなと心配していましたが、同友会の方たちはアウトプット慣れされているのか自由な意見がいっぱい出ていました。

また各テーブル発表も主体的に手があがり時間の経過とともに参加者が積極的になっていると感じられました。
前半の問いは②自社に遊びを取り入れるには?仕事で遊ぶには?遊んでいるように働くとは?③遊ぶ心を持った具体的な経営判断とは?方針・人事・予算、具体的な施策。後半は八識の学びがあり、問いは④そもそも自分だとどうだろうか?どんな組織、チームだと帰属意識(当事者意識)が高まるのか?⑤帰属意識(当事者意識)が高まるには?家族の絆が強い理由?部活で涙が出る理由?⑥特に目的無しに、やってみたいこと。時間が足りないと感じられる熱気あふれる例会となり、まさにリバラルアーツ!参加者一人ひとりが経営に役立つヒントを学んではないでしょうか。

アクティブラーニングを通して同友会の共育を体験。明日死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい(ガンジー名言)。
その後の懇親会では美味しいお料理をいただきながら経営談義で盛り上がりました。(記 川原林弘康)