12月2日に湖南支部長の赤井健史さん(株式会社湖南オートセンター 代表取締役)と最高顧問の蔭山孝夫さん(滋賀建機株式会社 取締役会長)をご訪問させていただきました。
私は同友会事務局に入局して同友会運動の理念を学んでいくうち、「なぜ経営者の皆さんは、同友会運動に参加されているのだろう」という素朴な疑問が強くなっていきました。
それは同友会理念が経営者にとって厳しいことばかり書かれているような印象を受けたからです。
失礼ながらも赤井健史さんに質問してみたところ「同友会理念は経営者にとって苦しいものではないよ。私は社員に自分の会社をよい会社だと思ってもらいたいのです。また、私の会社の属する自動車業界を周囲と協力して盛り上げていきたいのです。そういったときに同友会理念は必要だし、苦しいと感じるものでもありません。私が同友会運動を続けるのはそういった理由です。」とお答えくださいました。
私とは全く異なる理念の捉え方で、目から鱗が落ちる思いでした。
次にお伺いした蔭山孝夫さんには、「私は社員を大切にしたいと思い、実践を重ねてきました。それら試行錯誤の結果、同友会理念に基づいた人間尊重経営に行きついたのです。今もよい会社を目指す途中です。」とお答えいただきました。蔭山さんも私とは同友会理念に対する前提が全く異なっており、同友会理念は経営者にとって決して苦しいものではないというお考えでした。
お二人ともよい会社を目指し、結果として同友会理念の人間尊重経営に行きついたとのことのことでした。私はまだまだ同友会理念を自分のなかに落とし込めていないことを再認識しました。今後とも勉強に励み、同友会運動への理解を深めていきたいです。