2月9日にユニバーサル委員会委員長の田井勝実氏(滋賀ビジネスマシン株式会社 代表取締役社長)をご訪問させていただきました。
田井さんに「なぜ同友会運動を続けておられるのか」を聞いてみたところ、
「正直なところ、私にはまだ何を以て人間尊重経営、同友会運動になるのかが分かりません。ただ、自分の会社をもっと良くしていきたいとは思っています。同友会運動は、自社が抱える様々な課題の解決のきっかけや新たな発見と出会うことが出来ます。」とおっしゃいました。
また、人間尊重経営については「昔、会社の先輩に”経営とは最小の努力で最高の利益を挙げること”と言われました。そう考えてみると、実際に働いてくれるのは従業員なわけですから、従業員の働きやすい環境を整えることが、効率に繋がり、良い会社経営だということになります。特に私が大切にしているのが、他責で考えて自責で行動するということです。これは”あいつ何やってんねん!しっかりせえよ!”ではなく、”あいつ何やってんねん!じゃあどうしたら分かってくれるか一緒に考えてみよう”ということです。」とおっしゃいました。
田井さんのおっしゃる通り、人間尊重経営や同友会運動とは言葉で表現することが難しいかと存じます。答えを出すのが難しい問いに対して、常に考え続けることも大切なのかなと感じました。私も自分なりの「人間尊重経営とは」や「同友会運動とは」を考えていきます。
滋賀県中小企業家同友会事務局
岩下 育磨