東近江支部3月例会を3月23日㈭18時半より、八日市ロイヤルホテルにて開催しました。「同友会で学びを得て~指針経営に挑む~」をテーマに太田 宗男氏(㈱プライウッド・オウミ 代表取締役 東近江支部支部長)よりご報告頂きました。
太田氏は先代から会社を継いだ当初は、今とは全く違う考え方で経営をしていたと振り返りました。
「今だけ、金だけ、自分だけ」で、従業員にも会社にも興味を持たないまま漠然と仕事をこなす日々でした。
そんな日々を10年ほど続けたとき、「このままでいいのか?」の思いが胸をよぎり、例会に参加するようになりました。
最初は意味は分からなかった先輩会員の話も、少しづつ実感を持って「経営者としてやるべきことがある」と理解できるようになりました。会社を変える大きな転機となったのは経営指針を創る会の受講でした。
太田氏が創る会で学んだことは大きく3つあり、
①経営者の責任
②会社の組織化
③人を生かす経営の実践
これらを経営指針に盛り込んだうえで、自社での取り組みを実施していきました。
「従業員と向き合うこと、危機に備えることが経営者の責任だ」とし、社員面談を実施し、毎月の同友会の例会で自社のことを真剣に考える時間を確保しました。トップダウン組織からの脱却を目指し、社内に委員会を設けて社内課題の解決を社員自ら取り組める仕組みづくりも行いました。
太田氏が指針経営を実践して第7期目になりました。
太田氏は指針経営を始めてからこれまでを「失敗も多かったが、継続することで少しずつ実を結んだ」と振り返り、
「何よりもまず経営者が変わることが企業変革のスタートです。」と報告をまとめました。
文責:事務局 岩下