東近江支部第22回定時総会・記念例会を、5月23日㈫にホテルニューオウミにて開催致しました。
Ⅰ部の総会議事では、議長に野田智彦さん(㈲野田新聞舗 代表取締役社長)が選出され、第1号議案から5号議案まですべてが採択されました。運営委員24名が選出され、支部長には安井栄作さん(大安工業㈱ 代表取締役社長)が選出されました。
Ⅱ部の記念例会では、東近江支部新支部長にご就任されました、大安工業株式会社 代表取締役社長 安井栄作さんより、「自己の成長なくして、会社の成長はない!~10年握りしめていた経営指針~」をテーマにご報告いただきました。
大学卒業後、滋賀建機株式会社にご就職、滋賀中小企業家同友会青年部にご入会され、2006年に大安工業株式会社にご就職されます。直後に経営指針を創る会をご受講されますが、苦労して経営指針書を創られたものの、創業者で職人気質なお父様とは度々衝突されてこられ、経営指針の発表を見送られ続けて来られました。
過去未来年表を基に大安工業の歴史をお父様との衝突を踏まえながらご説明頂きました。
当時の職場環境を振り返られますと、当時はパチンコブームで吸い殻回収機が大ヒット。
しかし、売上は増えるが多忙で禁煙ブームの到来により、徐々に売上も減少していきます。
追い打ちをかけるようにリーマンショックが起こり、雇用調整をかけなければいけない状況に陥られます。
お父様も脳梗塞で倒れられ、系列会社の主力取引先も倒産等、数々のアクシデントを乗り越えられながら、ようやく安定のきざしが見え始めて来られた代表取締役就任前に経営指針発表されます。
経営指針を発表後、皆が一緒の方向を向いてくれている、目標を達成しようと頑張れるようになった、やめようと思っていた社員さんが居心地良い会社になったと言ってくれた等、社内では良い変化が起こっておられるようです。
安井さんは最終目標として、社員さんが大安工業で働けて良かったと思ってもらえる会社にする。今後も指針書を基に実践していく事を大切にしていくとおっしゃておられました。
東近江支部新支部長にご就任され、ますますのご活躍が期待できる記念報告となりました。
文責:東近江支部 例会委員会 梅村