滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-東近江支部-

東近江支部 10月例会開催しました

東近江支部 例会レポート

支部例会が、10月19日水曜日、午後6時30分よりホテルニューオウミにて開催しました。テーマは「エネルギーの自立は地域の自立~未来の課題解決は創電ではなく省エネと節電~をテーマに、未来バンク事業組合、理事長田中 優氏より報告をいただきました。
東近江支部会員、他支部から参加があり、総勢45名が学びました。
 脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる田中氏は、環境問題、地域の経済循環、暮らしの安定の観点から、エネルギーの地域内循環、自給率を高めていくことが、地域自立のポイントと説明されます。
従来日本のエネルギー政策では、原発をベースに化石燃料など、環境・安全性の面でコスト高、ロスの多い現状をデータをもとに説明されました。
 東日本大震災以降、節電が盛んに呼びかけられていますが家庭用電力の占める割合は、電力需要の1/4以下。節電は大切だが、エネルギー需給の解決には程遠く、また電力購入による地域のお金が中央及び海外に流出していることから、安定した経済循環にはならないと。

それでは、私たちは何を考え、行動すべきか。
 電力などエネルギーは、「上から下」でエネルギーとカネが交換される。しかし、今様々な技術が開発されており、家庭や行政、中小企業のエネルギ自給の道は開けてきています。
本当に原発は必要なのか?私たちや地域でできるエネルギーを賄う方法がないか、中小企業家が他者と連携する、また社員とエネルギー問題を話し合う。小さな流れが新しいエネルギー循環を創れるはずとまとめられました。