9月18日水曜日、午後6時よりホテルニューオウミにて、東近江支部BIG例会を開催しました。
本年度は、東近江支部会員の株式会社日吉 代表取締役社長 村田 弘司氏より、
「変わる世の中に変わらぬ精神で挑み
続ける!~近江八幡から世界の環境保全(SDGs)を目指す中小企業の取組~」をテーマに80分問題提起をいただき、その後グループ討論が行われました。(以下講演内容)
公衆衛生の時代に会社が始まったが、創業以来「世の中の課題問題を解決し、社会のお役に立とう」という理念を大切にやってきました。また、地味かもしれないが真面目にコツコツとやってきた過去があり、エビデンスを丁寧に説明していけばわかってもらえると考えており、事の詳細はお話出来ませんが近年の豊洲市場移転問題の時にも役に立ちました。
また、エビデンスを丁寧に説明する事は社内でも同じであり、例えば月次決算については昔から全社員に公表しています。環境事業は、「三方良し」にプラス「次世代良し」を加えて「四方良し」でなければならないと考えます。
何事にもチャレンジし、お客様の要望に自社で答えを見つけて行く。その繰り返しでありますが、環境は日々刻々と変化しているため、変化そのものはチャンスであり、環境事業はこれからも右肩上がりの業界だとも言えます。法律が出来ると新しい市場が出来、それが成長の元になると考えます。
人材育成にも力を入れており、国際研修を行なっています。インドに子会社がありますが、日本人スタッフは居ません。現地から来た研修生がインドに日吉の様な会社が無いと言う事なので彼らの力と熱意とで設立しました。
現在では琵琶湖モデルといわれる産官学民の4社で行う環境保全活動があり、経済成長しながら琵琶湖保全に役立ててきました。
サービス業でやって来ましたが、それがボランティアとなってしまってはダメです。他社と区別してもらうためには知財を利用する事も大切です。所有している知財をISO化・国際標準化し、これからも環境技術で社会を支えて行きたいと考えています。