滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-新産業委員会-

第7回アジア視察研修会ご報告①

新産業委員会 その他活動



はじめに〜第7 回アジア視察研修会報告書の作成にあたって〜
2019 年12 ⽉5 ⽇
滋賀県中⼩企業家同友会 専務理事 廣瀬元⾏
海外ビジネス研究会を⽴ち上げ、アジア視察研修会を始めてから早いもので第7回⽬を終えることと
なりました。
当初は変貌する中国の代表とも⾔える「深セン市」の視察を試みましたが、現地の事情にて頓挫し2018
年度は開催を⾒送ることとなりました。
2019 年度に仕切り直した際に「ネパール」というかけ声があり、第7 回⽬の視察先をネパールにフォ
ーカスして準備を進めました。
20 代〜30 代の若者の多くが海外で就労(出稼ぎ)し、⽇本にも5 万⼈が在留するネパール。忍耐強
く温厚でまじめな性格の⼭岳⺠族であり、今後私たち中⼩企業への実習⽣や特定技能労働者として期待
できる⼈材が多い国です。
しかしながら、私たちはネパールのことをあまりにも知りませんでした。
そこで、現地の産業や暮らし、⼈材育成の現状や課題を実際に観て、感じて学び、⾃社の⼈材戦略に
役⽴てることにしました。
ネパール視察にあたり、思わぬ副産物がありました。それは、中国の成都を経由してカトマンズに赴
くコースを取ったことです。そのために、成都で⼀⽇を過ごすことになりました。
成都市は中国南⻄部にある四川省の省都。⼈⼝は1700 万⼈で、中国では⼈⼝3~4 位を競う⼤都市で
すが、おそらく今回カトマンズに⾏くことがなければわざわざ訪れることのない都市だったと思います。
また、移動のための宿泊なので、空港にできるだけ近く、安く、便利な宿を取らなければ体験できな
い珍騒動(本編ご参考)や、中国のキャッシュレス化の光と影を経験することができました。
今回の視察も、研究会メンバーで海外経験豊富な猛者、河村さんに⼤変お世話になりました。
また、残念ながらご参加いただけませんでしたが、クローバーの澤⽥さんの⼈脈や⿓⾕⼤学REC 滋
賀の筒井さんのお⼒で、実りある視察研修を⾏うことができました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
今回の学びと経験を⽣かしながら、中⼩企業経営者としての海外対応⼒をさらに強化して⾏きたいと
考えます。

滋賀県中小企業家同友会 第7回アジア視察研修会参加者名簿 (順不同・敬称略)
1 (株)ローカライズ 代表取締役 河村 剛
2 (株)PRO-SEED 代表取締役 青柳 孝幸
3 大洋産業(株) 取締役 谷口 洋
4  前出産業(株) 代表取締役 前出博幸
5  (株)松本電機製作所 代表取締役 松本 和幸
6  (株)EGS 代表取締役 松崎悦子
7  滋賀県中小企業家同友会 専務理事 廣瀬 元行