滋賀県中小企業家同友会

委員会活動について-新産業委員会-

第4回新しい地図を描く研究会~わが社のブランディングを考える~

新産業委員会 委員会レポート

第4回新しい地図を描く研究会が7月20日(月)18:00-19:30までZoomにて開催され、7人が参加しました。
今回はIsonoRevitalizing Office 代表 で中小企業診断士の磯野研さんを問題提起者として、これまで学び合ってきた新しい仕事づくりの総まとめ編として開催されました。テーマは「他とは違う唯一無二の企業の作り方~伝統工芸のブランディングを例に考える~」。

ブランドの定義とは、お客様に認識された当社の価値で、企業イメージに近い。ブランディングの提議とは、イメージによる差別化を図る行為で、商品やサービス企業そのもののイメージに一定の方向性を作り出すことで、他社と差別化すること。マーケティングはブランディングに従う関係にあること、最も大切なのは経営理念であることなど、基本的な概念の解説からスタート。このあと、磯野さんご自身が取り組まれている彦根仏壇、近江上布、長浜の漆塗りを事例に出して、ターゲットを明確にした具体的な取り組み方、考え方をお話しいただきました。
磯野さんの問題提起のあと、「自社の顧客は誰か」をテーマにディスカッション。参加者一同、脳に汗をかいての自社の顧客を深掘りしたところで、ちょうどお時間となりました。
新しい地図を描く研究会は、コロナ禍で事業再構築をめざす会員さんの事業計画をブラッシュアップするためにスタートし、概ね目的が達成されたことから、この第4回を持って一旦休会することになりました。
坪田新産業創造委員長からは「会員さんの要望があれば、研究会を再開します。自社の事業再構築に仲間のアドバイスを求めたい方は、是非手を挙げて欲しい」とまとめられました。