滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

長浜・米原ブロック8月例会~経営者は永遠ではないが会社は永遠継続したい!~

北近江支部 例会レポート

滋賀県中小企業家同友会北近江支部彦根・米原ブロック例会が2023年8月25日(木)18:30〜20:30まで長浜商工会議所第2,3会議室で行われ、25人が参加しました。
報告者は大洋産業株式会社 代表取締役社長 小田柿 喜暢さん(滋賀県中小企業家同友会北近江支部長)で、「共に学び、共に育つ組織づくり~社員一人ひとりが考え行動できる会社~」をテーマにご報告をいただきました。

小田柿さんは学卒後に大手電機メーカーに就職。24時間働けますかというという時代に反発して、中堅医療機器メーカーへ転職しました。そこでも家に帰らず会議室で寝泊まりするような仕事を経験。2000年に地元へ帰ることになり、ハローワークを通じて大洋産業へ転職しました。
経営を全く知らない若かりし頃でしたが、波乱万丈な性格であるが故にオーナー経営者から請われた際に、「命さえあったら何とかなる」と2008年5月に社長になりました。リーマンショックの最中でした。そこから小田柿社長の経営という大きな挑戦が始まりました。
会社経営のイロハもわからない中、好きな言葉である隗より始めよを実践。経営という大きな舵取りをするため、色々なことに取り組んでいきます。


しかし、遅々として会社が良い方向へ進まない状況でした。
そんな折、出会ったのが滋賀県中小企業家同友会。
2009年から滋賀県中小企業家同友会へ参加し、たくさんの出会い、学び、情報を吸収していきます。社員満足度アンケートの実施、全社総会での勉強会とグループ討論、大学生のインターンシップ5日間受け入れによる社員共育等々、それらを活かし会社は日々進化するようになりました。
現在も新たなことに挑戦しておられます。
それは、新事業であるインキュベーションオフィスです。
滋賀県にはまだ存在しない状況で、全国的にも珍しい取り組みになり、会社のオフィス、設備、ノウハウをスタートアップ企業へ提供することで、自社とスタートアップ企業とのつながりに留まらず、スタートアップ企業同士もつなげる。それぞれがWINWINの関係になることを考えておられます。


今後については、従業員+地域(社会貢献)を考えた経営に取り組んでいきたいとのこと。

報告最後の言葉に、
経営者は永遠ではないが会社は永遠継続したい!
その為には社員の力が不可欠!自らも挑戦し続ける!

小田柿さんのように何事にも挑戦し続けること、
挑戦するには社員の力が必要であり、共に成長し続けることが大切であることを勉強させて頂きました。