滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

指針経営で会社は変わる!~長浜・米原ブロック12月例会ご報告~

北近江支部 例会レポート

北近江支部長浜・米原ブロック12月例会は、21日(木)18:30-20:30まで長浜商工会議所で行われ20人が参加しました。
報告者には加賀山望さん(安心アシスト(株)代表取締役、滋賀県中小企業家同友会経営労働委員長)お迎えし、「指針経営を10年間続けると、経営者や会社はどう変わるのか?」をテーマにご報告いただきました。

安心をみえるかたちにを理念にし業績拡大ともに一緒に働きたいと思われる会社に成長し、10年間で社員は倍になり、15期連続の増収を続けています。
加賀山さんは大手住宅機器メーカーの営業を経て、2009年にお父様が始めた保険代理店に入社しました。2代目としてのプレッシャーを感じながらも結果を出してこられました。

その中で4人の小さな職場で未来が見えるのか?経営の勉強をしようと同友会へ入会しました。
その後、経営指針を創る会へ参加し後継者としても人間としても未熟な自分に気づき衝撃を受けました。
創る会同期の会員と比較してさらにショックし、全面的に自己開示をすることによって劣等感というメッキをはがされて経営者としてのやるべきことをみつけられました。

禅問答の半年間を経て経営理念を成文化。「創造」と「成長」という自身の価値観を掘り起こすことが出来、根拠のない不安は無くなり、自己肯定感が高まり、仕事が楽しくてたまらなくなりました。加賀山さん曰く「生きかえりました」と。
社員の採用には常に経営指針書を見せて理念を語り、理念の共有をされています。
経営理念をベースにしたチーム作りで組織の一体感が生まれました。一方で、理念を共有できなかった社員が去っていくこともあったそうです。
経営者は常に変わることを迫られます。社員は環境が変わらなければ居場所を変えます。経営理念をもとにした共育ちの関係を創ることの難しさを感じます。

でも、トラブルが発生することで、組織はより良い形へと改められるとも感じました。
最後に「同友会は経営者を生きかえらせる会」だと強調し、第2創業についても触れ、経営者として変化し成長する決意をもって締め括られました。(記録 古田)