北近江支部 長浜・米原ブロック10月例会を開催しました
日程 2024年10月23日(水)18:30~20:30
場所 北ビワコホテルグラツィエ
テーマ:指針経営が支えた事業承継
報告者:滋賀建機株式会社 代表取締役 蔭山大輔氏
滋賀県中小企業家同友会の副代表も務められる蔭山氏、今年9月に代表取締役社長に就任され、会社経営と
同友会活動に邁進されています。
はじめに社員さんがつくられた会社紹介動画(YouTubeチャンネル)で全ての事業内容をわかりやすく、
かっこよくご紹介いただき、先代社長から受け継いだ多角経営の本質と指針経営の大切さを語られました。
先代の時代から長く同友会活動を続けてこられ、同氏も2008年に同友会に入会され、20期の経営指針を
創る会を受講されました。指針経営を続けていく中で経営理念を社内に浸透させ、強い組織力で業績を拡大し
てこられました。そのなかでМ&Aや今まで外部にだしていた仕事を内製化し、独立採算制を導入して各部門
で数字に対する強い責任感をもってもらうことで共に育つ経営環境をつくられました。
多くの事業がある中で先代社長のロマン経営で新たな事業を立ち上げては失敗したことも度々あり、ロマンだけ
では結果はでず、関係性のない事業はうまくいかなかったそうです。実直に関連性のある事業に注力され、そろばん
(財務面)を強化し今に至ったとのことでした。
社員を大事にする取り組みが多く、社内野球部やレクリエーションを定期的におこない、健康経営優良法人にも
認定されています。毎年10月に東近江市で開催される建機祭りでは全社一丸となって取り組んでおられます。
ちいさなお子様からあらゆる世代の人達が楽しめるようになっており、地域に根差した滋賀建機さんにしかでき
ない固有のお役立ちをされています。
事業承継では先代の思いを受け継ぎ、蔭山氏のリーダーの元に同世代の4人の経営者同士が結束して、社員の
自主性を尊重し、売上100億 社員数300人の中堅企業を目指して今後も指針経営を続けていくと決意を
語られた報告でした。
グループ討論では「組織全体で共有すべき大切な価値とは?」でした。各テーブルで討論しあい、学びをさらに
深められました。後日ゲスト参加者の入会もあり同友会で学びあう仲間が増え、今後も北近江支部全体で盛り上が
っていくようなきっかけになった例会となりました。