北近江支部彦根ブロック10月例会を開催しました
「指針経営の実践8年の軌跡」~成果と課題そして未来へ~
10月24日(木)彦根市芹川町の太陽産業株式会社モノづくりラボdew spotにて、
ブロック10月例会が開催されました。18時開会、総勢23名の参加。ゲストは2名の参加。
討論テーマは「あなたは自社をどう変えたいですかそのために何が必要ですか」
報告者は、松尾バルブ工業(株)代表取締役社長の松尾直樹さん。
「指針経営の実践8年の軌跡」~組織改革と人間尊重経営~というテーマで50分間の
ご報告をいただきました。
松尾バルブ工業(株)は、1950年創業(創業75周年)の彦根地場産業の老舗バルブ会社です。
松尾社長が入社された頃、会社は15年連続の債務超過、4年連続の赤字垂れ流し会社でした。
そんな中、専務取締役になられた氏は、滋賀同友会に入会。同時に第38期経営指針を創る会を
受講・修了されます。しかし、思い通りにいかない日々が続きます。
また、クレームの隠蔽、検査不正も起こってきます。そして、氏は、覚悟を持った改革に乗り出
されます。まずは業績(利益)を上げるために、全売上の40%の不採算取引を見直し(削減)。
さらに、社内改革に乗り出されます。不採算取引の是正により新規受注が拡大でき、また社内でも、
若手社員の台頭が進みました。氏曰く「経営指針書の力は大きい。迷いがなくなる。後押ししてくれる。」
前期の売上が過去最高を記録された松尾バルブ工業(株)松尾社長のご報告でした。