滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

共同求人・共育・経営指針を三位一体で実践を~北近江支部12月例会~

北近江支部 例会レポート

滋賀県中小企業家同友会 北近江支部12月例会

とき:2018年12月19日(水)18:30~21:00
ことろ:北ビワコホテル グラツィエ

テーマ:経営指針・共育・採用で会社は生まれ変わる!
~これからの会社経営に必要不可欠なこと~

報告者:宮川バネ工業株式会社 代表取締役 宮川草平さん
大洋産業株式会社   代表取締役 小田柿喜暢さん

参加者:24人

開会(18:30~) 司会:家倉さん 記録:松尾直樹
開会挨拶:荒木北近江副支部長
新会員・ゲスト参加者のご紹介


【宮川草平さん報告概要】
・宮川バネ工業の会社紹介
・添付資料として「従業員年齢構成表」を使用し、5年先、10年先を見える化することで将来のイメージを持つ。つまり、若手を採用していかないとつぶれてしまう時代となった。
・顧客が求めるものは、QCD(品質・コスト・納期)のみならず安定した会社(後継者はいるのか、若手スタッフがいるのか)という部分変化している。
・顧客から選んでもらう時代ではなく、従業員から選んでもらう時代へ。
・中小企業の有効求人倍率は10倍


★共同求人活動は中小企業の採用の王道★=自社の採用力を磨く。選んでもらうような企業へ。そのためには「人間尊重の経営」が必要となる。
・大手と採用活動で勝負するには、経営者(後継者)が採用の現場へ。
・中小企業へのイメージとして、
(学生)中小企業は眼中にない。情報が少なすぎる。
(親) 自分の子は安定した大企業に行かしたい。
・中小企業がアピールしていくポイント
地域に魅力ある中小企業がたくさんある。
地域の発展は中小企業が担っている
大企業と比べ全く引けを取らず充実した人生に成りえる
★滋賀の共同求人活動は、良質な雇用の場を仲間でつくり共に活動することで、会社のブランド価値が高まり勝手に学生が集まる。但し、共同求人活動はあくまでも採用が目的ではなく、採用力を磨く活動なので常にやり続ける。(合同企業説明会、合同会社説明会&見学会、大学との連携(OBとから続く)
★定着という部分にも力を入れる
辞める理由をつぶす(環境を整える)
辞めない理由をつくる(やりがい、一緒に働きたい)
すぐ辞める人を採用しない(足りなくなったら補うはNG)
・経営者は夢を語る。従業員の声に耳を傾ける。学生の目線に合わせるのではなく、どういう学生が欲しいのか。自社が欲しい子はどういう人間か。
【小田柿喜暢さん報告概要】
・大洋産業株式会社の会社紹介
・持続可能な企業と地域のために~共同求人・社員教育活動のすすめ~
・中小企業の経営者は自ら進んで勉強する必要がある。
・教育の原点は「まともな人間」を育てるところ。
・社員教育の方法は、継続、経営理念と生きがいを結合、人格の完成を目指す。自主的な学習意欲を引き
出す。経営者自身も常に学ぶ(但し、同業はNG。キズの舐めあいにならないよう)
・自主的に学ぶ社風をつくる。


★教育力のある企業が残る。
・企業の内外に「共に育ちあう土壌をつくる」
・経営者と従業員が共に学び合いながら高次元の労使関係を築く
・中小企業は頼れる学校(その誇りと自覚を持って社会的責任を果たす)
・アンケートで自社の状況、従業員さんの声と向き合う。

★究極の社員共育は、会社で鍛え抜かれた社員がきちっとした形で社会に出ていくこと。
・自社で3年から5年修行すれば、いろんな会社から声がかかる人材。そんな人を育てる覚悟で社員共育に取り組んでいます。自社内だけで活躍できる人材を育てることが社員共育ではないといくことです。(株式会社九州永田 熊本県)