滋賀県中小企業家同友会 北近江支部2月例会 報告
滋賀県中小企業家同友会北近江支部では2017年2月20日(月)18:30~北ビワコホテル グラツィエにて、有限会社 長浜ユニフォーム 専務取締役 古田 守氏に『仕事の本質を知り 指名される会社を目指す』をテーマに報告していただき27人が参加しました。
古田氏は大学卒業後、着物屋に就職されました。入社当初は全く売上げを上げることが出来ず悩んでいると上司より着物を売る前に自分のファンを作りなさいと教えられたそうです。
その後、地道な努力と良いお客様との出会いにより、少しずつ売上げを伸ばすことが出来るようになったそうです。
日々の努力により、転職前には店次席の役職まで登りつめ、売上げTOP10になれたそうです。
着物屋こそが最強の接客、おもてなしの仕事だと学び地元に帰ることにしたそうです。
そして現在の仕事、長浜ユニフォームでは何を売っているのかを考えたところ、チームワークを売っているという事を気付かされたそうです。
その後、経営指針を創る会を受講し、自社は働く人達すべてがお客様だと認識し、経営理念を創られました。
しかしながら理念通りに経営は進まず、昨年大きなトラブルを発生させてしまい、改めて自社の強みや弱み固有のお役立ちは何なのか?を考え直すことになりました。
今回、北近江支部にて報告することになり、自社、自分を見つめ直す機会が出来き まだまだ自社固有のお役立ちは確立されていませんが、5年後10年後も生き残る為に、ユニフォームのプロ集団を目指すことにしたそうです。
ユニフォームのリサイクル、リメイク、リユース そしてレンタルサービス等 まだまだ自社には出来ること、可能性があると気付いたそうです。
これから先、自社固有のお役立ちは、無駄をなくし 今あるものの価値観を上げる事だと胸を張って言えるようになりたいとの事です。
『やったらやっただけ、手を抜いたら抜いただけの人生になる』
古田氏はこの言葉を胸に社業に邁進されるとの事でした。
自社の業況に合わせ、自社の固有のお役立ちは何なのか?必要に応じ考えなければならない。
同じく、経営理念も考え直すことが出来る。考え直さないといけない事を改めて感じられたすばらしい例会報告でした。
グループ討論は「あなたの会社の“固有のお役立ち”とは何ですか?」をテーマに行われました。
記録 福岡産業株式会社 中川 繁