それらはすべて遠い国から来た人を歓迎しねぎらう気持ちが信仰により出てくるのだそう。
日本のお遍路さんで旅人をねぎらうことと似ているなと感じました。
シリアの低所得者は月額2万円程度。しかし住まいは3LDKの庭付きルーフバルコニー一戸建て。
大学まで教育は無料のため就学率は97%。医療も出産も無料。たくさんの農作物を国外に輸出もしていたそう。宗教も宗派も対立がなく対等に共存していた安心できる自治は日本治安の20倍と言われていた国。
その国が2011年から始まった紛争により、美しい町並みを壊し続け国民の半数以上が国内外へ避難している。家族もバラバラ。難民申請させられた国によって、その先の将来の安心が変わる。もう大好きだったシリアでは暮らせない
そして心穏やかだったシリア人の今を知りたくて、ヨルダン・トルコ・イラク方々に離れてしまった人たちを訪ねる旅を始めます。そこでの難民が置かれている現状を目の当たりにします。難民は仕事ができない国、認められても低賃金や働く場が限定されている。
そんな中であってもシリアの人たちは変わらずご飯をごちそうしてくれたり手厚くもてなしてくれた。誰のためのなんのための戦争かわからないまま、巻き込まれていくのは市民。自分にできることは?と考えます。ある一人の少女の夢を叶えたい。彼女は『シリアに誰もが夢が叶えるような学校をつくりたい』その彼女の夢を叶えることが夢になったとおっしゃいます。決して他人事の遠い国の話しじゃない。私たちは微力だが決して無力ではない。ひとかけらの力をひとつなぎに。
とお話を終えられました。青年部でも引く続きお話ししていただけるかもしれません。