滋賀県中小企業家同友会

支部活動について-北近江支部-

地元金融機関が見る、よい会社・経営者とは~北近江支部12月例会~18時

北近江支部 例会レポート

滋賀県中小企業家同友会北近江支部12月例会は19日(木)18:30~21:00まで報告者に寺脇 裕幸 氏(長浜信用金庫 七条支店長)をお迎えし、「地元金融機関が見る“よい会社・よい経営者とは”」をテーマに北ビワコホテルグラツィエで開催され、29人が参加しました。


寺脇氏は1965年生まれの54歳、大学卒業後に縁あって長浜信用金庫に入庫。8店舗の勤務を経て現在七条支店長を務められています。
報告では、金融機関の企業財務分析について、下記のように説明されました。
決算書をスコアリングシステムで分析、その結果を定量評価。それ以外に定性評価で経営者の能力や該当企業の属する市場の将来性、成長性、技術力等を評価します。
後の質問で答えられたが、定量評価と定性評価の割合は7:3程度だそうです。
その他、土地や有価証券の含み損、経営者や関連会社の資産余力も見ているとのことでした。
財務分析におけるそのポイントとなる指標についても、流動比率・自己資本比率・ギアリング比率・売上高経常利益率・総資本経常利益率・経常利益増加率・売上高増加率・債務償還年数等、詳細な説明がありました。
また、銀行が融資を渋る会社の特徴については、あたりまえのことから社員の離職率等も注目しているとのことでした。

良い会社になる条件として、人を活かす経営やビジョンの有無・社会貢献についても触れられました。
経営者に求める資質として、将来ビジョン・判断力・誠実さ等の必要性についても説明がありました。
社員にやりがいを与え、地域であてにされる会社、社員満足度を高める努力等、同友会で普段学んでいることの普遍性と重要性を改めて確認できた報告となりました。
我々中小企業経営者にとっては押さえていなければならないポイントでありながら、普段なかなか把握していないのかもしれない点について改めて確認することができました。



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